2018年
  • 年間第13主日
7月1日(日曜日)

第一朗読

知恵1・13-15、2・23-24

悪魔のねたみによって死がこの世に入った。

知恵の書

1・13神が死を造られたわけではなく、
命あるものの滅びを喜ばれるわけでもない。
14生かすためにこそ神は万物をお造りになった。
世にある造られた物は価値がある。
滅びをもたらす毒はその中になく、
陰府がこの世を支配することもない。
15義は不滅である。
2・23神は人間を不滅な者として創造し、
御自分の本性の似姿として造られた。
24悪魔のねたみによって死がこの世に入り、
悪魔の仲間に属する者が死を味わうのである。

答唱詩編

詩編30・2b+4、6、11+12

神はわたしを救われる。そのいつくしみをたたえよう。

詩編30

30・2b神よ、あなたはわたしを救い、
死の力が勝ち誇るのを許されない。
4神よ、あなたは死の国からわたしを引きあげ、
危ういいのちを助けてくださった。

6滅びは神の怒りのうちに、
いのちは恵みのうちにある。
夜が嘆きに包まれても、
朝は喜びに明けそめる。

11神よ、いつくしみ深くわたしを顧み、
わたしの助けとなってください。
12あなたは嘆きを喜びに変え、
あら布を晴れ着に替えてくださった。

第二朗読

㋥コリント8・7、9、13-15

あなたがたのゆとりが他の人々の欠乏を補う。

使徒パウロのコリントの教会への手紙

皆さん、8・7あなたがたは信仰、言葉、知識、あらゆる熱心、わたしたちから受ける愛など、すべての点で豊かなのですから、この慈善の業においても豊かな者となりなさい。

9あなたがたは、わたしたちの主イエス・キリストの恵みを知っています。すなわち、主は豊かであったのに、あなたがたのために貧しくなられた。それは、主の貧しさによって、あなたがたが豊かになるためだったのです。13他の人々には楽をさせて、あなたがたに苦労をかけるということではなく、釣り合いがとれるようにするわけです。14あなたがたの現在のゆとりが彼らの欠乏を補えば、いつか彼らのゆとりもあなたがたの欠乏を補うことになり、こうして釣り合いがとれるのです。15「多く集めた者も、余ることはなく、わずかしか集めなかった者も、不足することはなかった」と書いてあるとおりです。

福音朗読

マルコ5・21-43

少女よ、わたしはあなたに言う。起きなさい。

マルコによる福音

そのとき、5・21イエスが舟に乗って再び向こう岸に渡られると、大勢の群衆がそばに集まって来た。イエスは湖のほとりにおられた。22会堂長の一人でヤイロという名の人が来て、イエスを見ると足もとにひれ伏して、23しきりに願った。「わたしの幼い娘が死にそうです。どうか、おいでになって手を置いてやってください。そうすれば、娘は助かり、生きるでしょう。」24そこで、イエスはヤイロと一緒に出かけて行かれた。大勢の群衆も、イエスに従い、押し迫って来た。

25さて、ここに十二年間も出血の止まらない女がいた。26多くの医者にかかって、ひどく苦しめられ、全財産を使い果たしても何の役にも立たず、ますます悪くなるだけであった。27イエスのことを聞いて、群衆の中に紛れ込み、後ろからイエスの服に触れた。28「この方の服にでも触れればいやしていただける」と思ったからである。29すると、すぐ出血が全く止まって病気がいやされたことを体に感じた。30イエスは、自分の内から力が出て行ったことに気づいて、群衆の中で振り返り、「わたしの服に触れたのはだれか」と言われた。31そこで、弟子たちは言った。「群衆があなたに押し迫っているのがお分かりでしょう。それなのに、『だれがわたしに触れたのか』とおっしゃるのですか。」32しかし、イエスは、触れた者を見つけようと、辺りを見回しておられた。33女は自分の身に起こったことを知って恐ろしくなり、震えながら進み出てひれ伏し、すべてをありのまま話した。34イエスは言われた。「娘よ、あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい。もうその病気にかからず、元気に暮らしなさい。」

35イエスがまだ話しておられるときに、会堂長の家から人々が来て言った。「お嬢さんは亡くなりました。もう、先生を煩わすには及ばないでしょう。」36イエスはその話をそばで聞いて、「恐れることはない。ただ信じなさい」と会堂長に言われた。37そして、ペトロ、ヤコブ、またヤコブの兄弟ヨハネのほかは、だれもついて来ることをお許しにならなかった。38一行は会堂長の家に着いた。イエスは人々が大声で泣きわめいて騒いでいるのを見て、39家の中に入り、人々に言われた。「なぜ、泣き騒ぐのか。子供は死んだのではない。眠っているのだ。」40人々はイエスをあざ笑った。しかし、イエスは皆を外に出し、子供の両親と三人の弟子だけを連れて、子供のいる所へ入って行かれた。41そして、子供の手を取って、「タリタ、クム」と言われた。これは、42「少女よ、わたしはあなたに言う。起きなさい」という意味である。少女はすぐに起き上がって、歩きだした。もう十二歳になっていたからである。それを見るや、人々は驚きのあまり我を忘れた。43イエスはこのことをだれにも知らせないようにと厳しく命じ、また、食べ物を少女に与えるようにと言われた。

  • 年間第13月曜日
7月2日(月曜日)

第一朗読

アモス2・6-10、13-16

主はこう言われる。イスラエルの三つの罪、四つの罪のゆえにわたしは決して赦さない。

アモスの預言

2・6主はこう言われる。
イスラエルの三つの罪、四つの罪のゆえに
わたしは決して赦さない。
彼らが正しい者を金で
貧しい者を靴一足の値で売ったからだ。
7彼らは弱い者の頭を地の塵に踏みつけ
悩む者の道を曲げている。
父も子も同じ女のもとに通い
わたしの聖なる名を汚している。
8祭壇のあるところではどこでも
その傍らに質にとった衣を広げ
科料として取り立てたぶどう酒を
神殿の中で飲んでいる。
9その行く手から
アモリ人を滅ぼしたのはわたしだ。
彼らはレバノン杉の木のように高く
樫の木のように強かったが
わたしは、上は梢の実から
下はその根に至るまで滅ぼした。
10お前たちをエジプトの地から上らせ
四十年の間、導いて荒れ野を行かせ
アモリ人の地を得させたのはわたしだ。
13見よ、わたしは麦束を満載した車が
わだちで地を裂くように
お前たちの足もとの地を裂く。
14そのときは、素早い者も逃げ遅れ
強い者もその力を振るいえず
勇者も自分を救いえない。
15弓を引く者も立っていられず
足の速い者も逃げおおせず
馬に乗る者も自分を救いえない。
16勇者の中の雄々しい者も
その日には裸で逃げる、と主は言われる。

答唱詩編

詩編50・5+6、15+23

わたしたちは神の民、そのまきばの群れ。

詩編50

50・5「わたしの民を集めよ、
いけにえをささげて契約を結ぶ民を。」
6天は神の正義を告げる。
神はすべてをさばかれる。

15苦悩の日にわたしを呼び求めよ。
わたしはおまえを救い、おまえはわたしをたたえる。
23感謝をささげる人は神をあがめる。
正しい道を歩む人を、神は確かに救われる。

福音朗読

マタイ8・18-22

わたしに従いなさい。死んでいる者たちに、自分たちの死者を葬らせなさい。

マタイによる福音

そのとき、8・18イエスは、自分を取り囲んでいる群衆を見て、弟子たちに向こう岸に行くように命じられた。19そのとき、ある律法学者が近づいて、「先生、あなたがおいでになる所なら、どこへでも従って参ります」と言った。20イエスは言われた。「狐には穴があり、空の鳥には巣がある。だが、人の子には枕する所もない。」21ほかに、弟子の一人がイエスに、「主よ、まず、父を葬りに行かせてください」と言った。22イエスは言われた。「わたしに従いなさい。死んでいる者たちに、自分たちの死者を葬らせなさい。」

  • 聖トマ使徒
7月3日(火曜日) 祝日

第一朗読

エフェソ2・19-22

あなたがたはもはや、外国人でも寄留者でもなく、聖なる民に属する者

使徒バウロのエフェソの教会への手紙

皆さん、2・19あなたがたはもはや、外国人でも寄留者でもなく、聖なる民に属する者、神の家族であり、20使徒や預言者という土台の上に建てられています。そのかなめ石はキリスト・イエス御自身であり、21キリストにおいて、この建物全体は組み合わされて成長し、主における聖なる神殿となります。22キリストにおいて、あなたがたも共に建てられ、霊の働きによって神の住まいとなるのです。

答唱詩編

詩編117・1+2、栄唱

主をたたえよう。主はいつくしみ深く、そのあわれみは永遠。

詩編117

117・1すべての国よ、神をたたえ、すべての民よ、神をほめよ。
2神の愛はちから強く、そのまことは世々に及ぶ。

栄唱栄光は父と子と聖霊に。
初めのように今もいつも世々に。アーメン。

福音朗読

ヨハネ20・24-29

信じない者ではなく、信じる者になりなさい。

ヨハネによる福音

20・24十二人の一人でディディモと呼ばれるトマスは、イエスが来られたとき、彼らと一緒にいなかった。25そこで、ほかの弟子たちが、「わたしたちは主を見た」と言うと、トマスは言った。「あの方の手に釘の跡を見、この指を釘跡に入れてみなければ、また、この手をそのわき腹に入れてみなければ、わたしは決して信じない。」26さて八日の後、弟子たちはまた家の中におり、トマスも一緒にいた。戸にはみな鍵がかけてあったのに、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。27それから、トマスに言われた。「あなたの指をここに当てて、わたしの手を見なさい。また、あなたの手を伸ばし、わたしのわき腹に入れなさい。信じない者ではなく、信じる者になりなさい。」28トマスは答えて、「わたしの主、わたしの神よ」と言った。29イエスはトマスに言われた。「わたしを見たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである。」

  • 年間第13水曜日
7月4日(水曜日)

第一朗読

アモス5・14-15、21-24

善を求めよ、悪を求めるな

アモスの預言

5・14善を求めよ、悪を求めるな
お前たちが生きることができるために。
そうすれば、お前たちが言うように
万軍の神なる主は
お前たちと共にいてくださるだろう。
15悪を憎み、善を愛せよ
また、町の門で正義を貫け。
あるいは、万軍の神なる主が
ヨセフの残りの者を憐れんでくださることもあろう。

主は言われる。
21わたしはお前たちの祭りを憎み、退ける。
祭りの献げ物の香りも喜ばない。
22たとえ、焼き尽くす献げ物をわたしにささげても
穀物の献げ物をささげても
わたしは受け入れず
肥えた動物の献げ物も顧みない。
23お前たちの騒がしい歌をわたしから遠ざけよ。
竪琴の音もわたしは聞かない。
24正義を洪水のように
恵みの業を大河のように
尽きることなく流れさせよ。

答唱詩編

詩編50・5+6、7

わたしたちは神の民、そのまきばの群れ。

詩編50

50・5「わたしの民を集めよ、
いけにえをささげて契約を結ぶ民を。」
6天は神の正義を告げる。
神はすべてをさばかれる。

7「わたしの民よ、聞け。
わたしはおまえに語る。
イスラエルよ、おまえを戒めよう。
わたしは神、おまえの神。」

福音朗読

マタイ8・28-34

悪霊に取りつかれた者が二人、墓場から出てイエスのところにやって来た。

マタイによる福音

そのとき、8・28イエスが向こう岸のガダラ人の地方に着かれると、悪霊に取りつかれた者が二人、墓場から出てイエスのところにやって来た。二人は非常に狂暴で、だれもその辺りの道を通れないほどであった。29突然、彼らは叫んだ。「神の子、かまわないでくれ。まだ、その時ではないのにここに来て、我々を苦しめるのか。」30はるかかなたで多くの豚の群れがえさをあさっていた。31そこで、悪霊どもはイエスに、「我々を追い出すのなら、あの豚の中にやってくれ」と願った。32イエスが、「行け」と言われると、悪霊どもは二人から出て、豚の中に入った。すると、豚の群れはみな崖を下って湖になだれ込み、水の中で死んだ。33豚飼いたちは逃げ出し、町に行って、悪霊に取りつかれた者のことなど一切を知らせた。34すると、町中の者がイエスに会おうとしてやって来た。そして、イエスを見ると、その地方から出て行ってもらいたいと言った。

  • 年間第13木曜日
7月5日(木曜日)

第一朗読

アモス7・10-17

ヤロブアムは剣で殺される。イスラエルは、必ず捕らえられてその土地から連れ去られる。

アモスの預言

その日、7・10ベテルの祭司アマツヤは、イスラエルの王ヤロブアムに人を遣わして言った。「イスラエルの家の真ん中で、アモスがあなたに背きました。この国は彼のすべての言葉に耐えられません。

11アモスはこう言っています。
『ヤロブアムは剣で殺される。
イスラエルは、必ず捕らえられて
その土地から連れ去られる。』」

12アマツヤはアモスに言った。
「先見者よ、行け。ユダの国へ逃れ、そこで糧を得よ。そこで預言するがよい。13だが、ベテルでは二度と預言するな。ここは王の聖所、王国の神殿だから。」14アモスは答えてアマツヤに言った。「わたしは預言者ではない。預言者の弟子でもない。わたしは家畜を飼い、いちじく桑を栽培する者だ。

15主は家畜の群れを追っているところから、わたしを取り、『行って、わが民イスラエルに預言せよ』と言われた。16今、主の言葉を聞け。あなたは、『イスラエルに向かって預言するな、イサクの家に向かってたわごとを言うな』と言う。

17それゆえ、主はこう言われる。
お前の妻は町の中で遊女となり
息子、娘らは剣に倒れ
土地は測り縄で分けられ
お前は汚れた土地で死ぬ。
イスラエルは、必ず捕らえられて
その土地から連れ去られる。」

答唱詩編

詩編19・8、9

主よ、あなたは永遠のいのちのことば。

詩編19

19・8神の教えは完全で、魂を生き返らせ、
そのさとしは変わらず、心に知恵をもたらす。

9神の定めは正しく、心の喜びであり、
そのみ旨は清く、目を開く。

福音朗読

マタイ9・1-8

子よ、元気を出しなさい。あなたの罪は赦される

マタイによる福音

そのとき、9・1イエスは舟に乗って湖を渡り、自分の町に帰って来られた。2すると、人々が中風の人を床に寝かせたまま、イエスのところへ連れて来た。イエスはその人たちの信仰を見て、中風の人に、「子よ、元気を出しなさい。あなたの罪は赦される」と言われた。3ところが、律法学者の中に、「この男は神を冒涜している」と思う者がいた。4イエスは、彼らの考えを見抜いて言われた。「なぜ、心の中で悪いことを考えているのか。5『あなたの罪は赦される』と言うのと、『起きて歩け』と言うのと、どちらが易しいか。6人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを知らせよう。」そして、中風の人に、「起き上がって床を担ぎ、家に帰りなさい」と言われた。7その人は起き上がり、家に帰って行った。8群衆はこれを見て恐ろしくなり、人間にこれほどの権威をゆだねられた神を賛美した。

  • 年間第13金曜日
7月6日(金曜日)

第一朗読

アモス8・4-6、9-12

このことを聞け。

アモスの預言

8・4このことを聞け。
貧しい者を踏みつけ
苦しむ農民を押さえつける者たちよ。

5お前たちは言う。「新月祭はいつ終わるのか、穀物を売りたいものだ。安息日はいつ終わるのか、麦を売り尽くしたいものだ。エファ升は小さくし、分銅は重くし、偽りの天秤を使ってごまかそう。6弱い者を金で、貧しい者を靴一足の値で買い取ろう。また、くず麦を売ろう。」

9その日が来ると、と主なる神は言われる。
わたしは真昼に太陽を沈ませ
白昼に大地を闇とする。
10わたしはお前たちの祭りを悲しみに
喜びの歌をことごとく嘆きの歌に変え
どの腰にも粗布をまとわせ
どの頭の髪の毛もそり落とさせ
独り子を亡くしたような悲しみを与え
その最期を苦悩に満ちた日とする。

11見よ、その日が来ればと
主なる神は言われる。
わたしは大地に飢えを送る。
それはパンに飢えることでもなく
水に渇くことでもなく
主の言葉を聞くことのできぬ飢えと渇きだ。
12人々は海から海へと巡り
北から東へとよろめき歩いて
主の言葉を探し求めるが
見いだすことはできない。

答唱詩編

詩編119・1+2a+3b、10+11b+108b

神よ、あなたのことばはわたしの足のともしび、わたしの道の光。

詩編119

119・1しあわせな人、道からそれず、
2a神の教えに従って歩む人。
3bそのさとしをとがなく守り、
神の道を歩む人。

10あなたのすすめからそれないように、
11b心を尽くしてあなたを求める。
108bわたしは仰せを心にいだく、
あなたのさばきを示してください。

福音朗読

マタイ9・9-13

医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。

マタイによる福音

そのとき、イエスは9・9通りがかりに、マタイという人が収税所に座っているのを見かけて、「わたしに従いなさい」と言われた。彼は立ち上がってイエスに従った。10イエスがその家で食事をしておられたときのことである。徴税人や罪人も大勢やって来て、イエスや弟子たちと同席していた。11ファリサイ派の人々はこれを見て、弟子たちに、「なぜ、あなたたちの先生は徴税人や罪人と一緒に食事をするのか」と言った。12イエスはこれを聞いて言われた。「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。13『わたしが求めるのは憐れみであって、いけにえではない』とはどういう意味か、行って学びなさい。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」

  • 年間第13土曜日
7月7日(土曜日)

第一朗読

アモス9・11-15

わたしが与えた地から再び彼らが引き抜かれることは決してないとあなたの神なる主は言われる。

アモスの預言

主は言われる。
9・11その日には
わたしはダビデの倒れた仮庵を復興し
その破れを修復し、廃虚を復興して
昔の日のように建て直す。
12こうして、エドムの生き残りの者と
わが名をもって呼ばれるすべての国を
彼らに所有させよう、と主は言われる。
主はこのことを行われる。

13見よ、その日が来れば、と主は言われる。
耕す者は、刈り入れる者に続き
ぶどうを踏む者は、種蒔く者に続く。
山々はぶどうの汁を滴らせ
すべての丘は溶けて流れる。
14わたしは、わが民イスラエルの繁栄を回復する。
彼らは荒された町を建て直して住み
ぶどう畑を作って、ぶどう酒を飲み
園を造って、実りを食べる。
15わたしは彼らをその土地に植え付ける。
わたしが与えた地から
再び彼らが引き抜かれることは決してないと
あなたの神なる主は言われる。

答唱詩編

詩編85・9、12+13+14

神よ、わたしに目を注ぎ、強めてください、手をさしのべて。

詩編85

85・9神の語られることばを聞こう。
12神は平和を約束される、
その民、神に従う民に、
心を神に向ける人に。

13まことは地から芽ばえ、正義は天から見守る。
神は恵みを注がれ、地は豊かに実る。
14正義は神の前を進み、
平和はその足跡に従う。

福音朗読

マタイ9・14-17

花婿が一緒にいる間、婚礼の客は悲しむことができるだろうか。

マタイによる福音

そのとき、9・14ヨハネの弟子たちがイエスのところに来て、「わたしたちとファリサイ派の人々はよく断食しているのに、なぜ、あなたの弟子たちは断食しないのですか」と言った。15イエスは言われた。「花婿が一緒にいる間、婚礼の客は悲しむことができるだろうか。しかし、花婿が奪い取られる時が来る。そのとき、彼らは断食することになる。16だれも、織りたての布から布切れを取って、古い服に継ぎを当てたりはしない。新しい布切れが服を引き裂き、破れはいっそうひどくなるからだ。17新しいぶどう酒を古い革袋に入れる者はいない。そんなことをすれば、革袋は破れ、ぶどう酒は流れ出て、革袋もだめになる。新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れるものだ。そうすれば、両方とも長もちする。」

  • 年間第14主日
7月8日(日曜日)

第一朗読

エゼキエル2・2-5

霊がわたしの中に入り、わたしを自分の足で立たせた。

エゼキエルの預言

その日、2・2霊がわたしの中に入り、わたしを自分の足で立たせた。わたしは語りかける者に耳を傾けた。3主は言われた。「人の子よ、わたしはあなたを、イスラエルの人々、わたしに逆らった反逆の民に遣わす。彼らは、その先祖たちと同様わたしに背いて、今日この日に至っている。4恥知らずで、強情な人々のもとに、わたしはあなたを遣わす。彼らに言いなさい、主なる神はこう言われる、と。5彼らが聞き入れようと、また、反逆の家なのだから拒もうとも、彼らは自分たちの間に預言者がいたことを知るであろう。」

答唱詩編

詩編116・1+2ad、栄唱

主は豊かなあがないに満ち、いつくしみ深い。

詩編116

116・1神よ、わたしは目をあげてあなたを仰ぐ。
あなたの住まいは天にある。
2ad主人の手に目を注ぐしもべのように、
そのあわれみをわたしたちは待つ。

栄唱栄光は
父と子と聖霊に。
初めのように今も
いつも世々に。アーメン。

第二朗読

㋥コリント12・7b-10

わたしの恵みはあなたに十分である。

使徒パウロのコリントの教会への手紙

皆さん、12・7bわたしが思い上がることのないようにと、わたしの身に一つのとげが与えられました。それは、思い上がらないように、わたしを痛めつけるために、サタンから送られた使いです。8この使いについて、離れ去らせてくださるように、わたしは三度主に願いました。9すると主は、「わたしの恵みはあなたに十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ」と言われました。だから、キリストの力がわたしの内に宿るように、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。10それゆえ、わたしは弱さ、侮辱、窮乏、迫害、そして行き詰まりの状態にあっても、キリストのために満足しています。なぜなら、わたしは弱いときにこそ強いからです。

福音朗読

マルコ6・1-6

「預言者が敬われないのは、自分の故郷、親戚や家族の間だけである」

マルコによる福音

そのとき、6・1イエスは故郷にお帰りになったが、弟子たちも従った。2安息日になったので、イエスは会堂で教え始められた。多くの人々はそれを聞いて、驚いて言った。「この人は、このようなことをどこから得たのだろう。この人が授かった知恵と、その手で行われるこのような奇跡はいったい何か。3この人は、大工ではないか。マリアの息子で、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンの兄弟ではないか。姉妹たちは、ここで我々と一緒に住んでいるではないか。」このように、人々はイエスにつまずいた。4イエスは、「預言者が敬われないのは、自分の故郷、親戚や家族の間だけである」と言われた。5そこでは、ごくわずかの病人に手を置いていやされただけで、そのほかは何も奇跡を行うことがおできにならなかった。6そして、人々の不信仰に驚かれた。

それから、イエスは付近の村を巡り歩いてお教えになった。

  • 年間第14月曜日
7月9日(月曜日)

第一朗読

ホセア2・16、17b-18、21-22

わたしはあなたとまことの契りを結ぶ。

ホセアの預言

主は言われる。

2・16それゆえ、わたしは彼女をいざなって
荒れ野に導き、その心に語りかけよう。
そこで、彼女はわたしにこたえる。
おとめであったとき
エジプトの地から上ってきた日のように。

18その日が来ればと
主は言われる。
あなたはわたしを、「わが夫」と呼び
もはや、「わが主人(バアル)」とは呼ばない。

21わたしは、あなたととこしえの契りを結ぶ。
わたしは、あなたと契りを結び
正義と公平を与え、慈しみ憐れむ。
22わたしはあなたとまことの契りを結ぶ。
あなたは主を知るようになる。

答唱詩編

詩編145・8+9、10+11

いのちあるすべてのものは、神をたたえよ。

詩編145

145・8あなたは恵みとあわれみに満ち、
怒るにおそく、いつくしみ深い。
9その恵みはすべてのものに及び、
いつくしみは造られたもののうえにある。

10神よ、造られたすべてのものはあなたをたたえ、
あなたに従う人は感謝して歌う。
11彼らはあなたの国の栄光を語り、
力あるあなたのわざを告げる。

福音朗読

マタイ9・18-26

娘よ、元気になりなさい。あなたの信仰があなたを救った。

マタイによる福音

そのとき、9・18イエスが話しておられると、ある指導者がそばに来て、ひれ伏して言った。「わたしの娘がたったいま死にました。でも、おいでになって手を置いてやってください。そうすれば、生き返るでしょう。」19そこで、イエスは立ち上がり、彼について行かれた。弟子たちも一緒だった。20すると、そこへ十二年間も患って出血が続いている女が近寄って来て、後ろからイエスの服の房に触れた。21「この方の服に触れさえすれば治してもらえる」と思ったからである。22イエスは振り向いて、彼女を見ながら言われた。「娘よ、元気になりなさい。あなたの信仰があなたを救った。」そのとき、彼女は治った。23イエスは指導者の家に行き、笛を吹く者たちや騒いでいる群衆を御覧になって、24言われた。「あちらへ行きなさい。少女は死んだのではない。眠っているのだ。」人々はイエスをあざ笑った。25群衆を外に出すと、イエスは家の中に入り、少女の手をお取りになった。すると、少女は起き上がった。26このうわさはその地方一帯に広まった。

  • 年間第14火曜日
7月10日(火曜日)

第一朗読

ホセア8・4-7、11+13

主は言われる。イスラエルは王を立てた。しかし、それはわたしから出たことではない。

ホセアの預言

主は言われる。
8・4イスラエルは王を立てた。
しかし、それはわたしから出たことではない。
彼らは高官たちを立てた。
しかし、わたしは関知しない。
彼らは金銀で偶像を造ったが
それらは打ち壊される。
5サマリアよ、お前の子牛を捨てよ。
わたしの怒りは彼らに向かって燃える。
いつまで清くなりえないのか。
6それはイスラエルのしたことだ。
職人が造ったもので、神ではない。
サマリアの子牛は必ず粉々に砕かれる。

7彼らは風の中で蒔き
嵐の中で刈り取る。
芽が伸びても、穂が出ず
麦粉を作ることができない。
作ったとしても、他国の人々が食い尽くす。

11エフライムは罪を償う祭壇を増やした。
しかし、それは罪を犯す祭壇となった。
12わたしは多くの戒めを書き与えた。
しかし、彼らはそれを無縁のものと見なした。
13わたしへの贈り物としていけにえをささげるが
その肉を食べるのは彼らだ。
主は彼らを喜ばれない。
今や、主は彼らの不義に心を留め
その罪を裁かれる。
彼らはエジプトに帰らねばならない。

答唱詩編

詩編130・3+4、7a+8

主は豊かなあがないに満ち、いつくしみ深い。

詩編130

130・3あなたが悪に目を留められるなら、
だれがみ前に立てよう。
4しかし、あなたのゆるしのために、
人はあなたをおそれ尊ぶ。

7aイスラエルよ、イスラエルよ、
主を待ち望め。
8主はすべての罪から、
イスラエルを救われる。

福音朗読

マタイ9・32-38

収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい。

マタイによる福音

そのとき、9・32悪霊に取りつかれて口の利けない人が、イエスのところに連れられて来た。33悪霊が追い出されると、口の利けない人がものを言い始めたので、群衆は驚嘆し、「こんなことは、今までイスラエルで起こったためしがない」と言った。34しかし、ファリサイ派の人々は、「あの男は悪霊の頭の力で悪霊を追い出している」と言った。

35イエスは町や村を残らず回って、会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、ありとあらゆる病気や患いをいやされた。36また、群衆が飼い主のいない羊のように弱り果て、打ちひしがれているのを見て、深く憐れまれた。37そこで、弟子たちに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない。38だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい。」

  • 年間第14水曜日
7月11日(水曜日)

第一朗読

ホセア10・1-3、7-8、12

イスラエルは伸びほうだいのぶどうの木。

ホセアの預言

10・1イスラエルは伸びほうだいのぶどうの木。
実もそれに等しい。
実を結ぶにつれて、祭壇を増し
国が豊かになるにつれて、聖なる柱を飾り立てた。
2彼らの偽る心は、今や罰せられる。
主は彼らの祭壇を打ち砕き
聖なる柱を倒される。

3今、彼らは言う。
「我々には王がいなくなった。
主を畏れ敬わなかったからだ。
だが王がいたとしても、何になろうか」と。
7サマリアは滅ぼされ
王は水に浮かぶ泡のようになる。
8アベンの聖なる高台このイスラエルの罪は破壊され
茨とあざみがその祭壇の周りに生い茂る。
そのとき、彼らは山に向かい「我々を覆い隠せ」
丘に向かっては「我々の上に崩れ落ちよ」と叫ぶ。

12恵みの業をもたらす種を蒔け
愛の実りを刈り入れよ。
新しい土地を耕せ。
主を求める時が来た。
ついに主が訪れて
恵みの雨を注いでくださるように。

答唱詩編

詩編105・3b+4+5、6+7+8a+10b

心を尽くして神をたたえ、すべての恵みを心に留めよう。

詩編105

105・3b神を捜し求める者よ、心から喜べ。
4神にその力を求め、いつもその顔を慕い求めよ。
5神が行われた不思議なわざを思い起こせ、
救いのしるしとさばきのことばを。

6神のしもべ、選ばれた者よ、
7神のさばきは世界に及ぶ。
8a神は契約をとこしえに守られる。
10bイスラエルのための永遠の契約。

福音朗読

マタイ10・1-7

イエスは十二人の弟子を呼び寄せ、汚れた霊に対する権能をお授けになった。

マタイによる福音

そのとき、10・1イエスは十二人の弟子を呼び寄せ、汚れた霊に対する権能をお授けになった。汚れた霊を追い出し、あらゆる病気や患いをいやすためであった。2十二使徒の名は次のとおりである。まずペトロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレ、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネ、3フィリポとバルトロマイ、トマスと徴税人のマタイ、アルファイの子ヤコブとタダイ、4熱心党のシモン、それにイエスを裏切ったイスカリオテのユダである。

5イエスはこの十二人を派遣するにあたり、次のように命じられた。「異邦人の道に行ってはならない。また、サマリア人の町に入ってはならない。6むしろ、イスラエルの家の失われた羊のところへ行きなさい。7行って、『天の国は近づいた』と宣べ伝えなさい。

  • 年間第14木曜日
7月12日(木曜日)

第一朗読

ホセア11・1-4、8c-9

まだ幼かったイスラエルをわたしは愛した。

ホセアの預言

主は言われる。

11・1まだ幼かったイスラエルをわたしは愛した。
エジプトから彼を呼び出し、わが子とした。
2わたしが彼らを呼び出したのに
彼らはわたしから去って行き
バアルに犠牲をささげ
偶像に香をたいた。
3エフライムの腕を支えて歩くことを教えたのは、わたしだ。
しかし、わたしが彼らをいやしたことを彼らは知らなかった。
4わたしは人間の綱、愛のきずなで彼らを導き
彼らの顎から軛を取り去り
身をかがめて食べさせた。

イスラエルよ
お前を引き渡すことができようか。
アドマのようにお前を見捨て
ツェボイムのようにすることができようか。
わたしは激しく心を動かされ
憐れみに胸を焼かれる。
9わたしは、もはや怒りに燃えることなく
エフライムを再び滅ぼすことはしない。
わたしは神であり、人間ではない。
お前たちのうちにあって聖なる者。
怒りをもって臨みはしない。

答唱詩編

詩編80・2、15+16

神よ、わたしに目を注ぎ、強めてください、手をさしのべて。

詩編80

80・2イスラエルを牧するかたよ、耳を傾けてください。
ヨセフを羊のように導くかた、
光を放ってください。
ケルビムの上に座しておられるかた。

15すべてを治める神よ、あなたの目を注いで、
またこのぶどうの木を顧みてください。
16あなたがご自分で植えられた苗と、
強められた若枝を守ってください。

福音朗読

マタイ10・7-15

行って、『天の国は近づいた』と宣べ伝えなさい。

マタイによる福音

そのとき、イエスは使徒たちに言われた。10・7「行って、『天の国は近づいた』と宣べ伝えなさい。8病人をいやし、死者を生き返らせ、重い皮膚病を患っている人を清くし、悪霊を追い払いなさい。ただで受けたのだから、ただで与えなさい。9帯の中に金貨も銀貨も銅貨も入れて行ってはならない。10旅には袋も二枚の下着も、履物も杖も持って行ってはならない。働く者が食べ物を受けるのは当然である。11町や村に入ったら、そこで、ふさわしい人はだれかをよく調べ、旅立つときまで、その人のもとにとどまりなさい。12その家に入ったら、『平和があるように』と挨拶しなさい。13家の人々がそれを受けるにふさわしければ、あなたがたの願う平和は彼らに与えられる。もし、ふさわしくなければ、その平和はあなたがたに返ってくる。14あなたがたを迎え入れもせず、あなたがたの言葉に耳を傾けようともしない者がいたら、その家や町を出て行くとき、足の埃を払い落としなさい。15はっきり言っておく。裁きの日には、この町よりもソドムやゴモラの地の方が軽い罰で済む。」

  • 年間第14金曜日
7月13日(金曜日)

第一朗読

ホセア14・2-10

イスラエルよ、立ち帰れ、あなたの神、主のもとへ。

ホセアの預言

主は言われる。
14・2イスラエルよ、立ち帰れ
あなたの神、主のもとへ。
あなたは咎につまずき、悪の中にいる。
3誓いの言葉を携え
主に立ち帰って言え。
「すべての悪を取り去り
恵みをお与えください。
この唇をもって誓ったことを果たします。
4アッシリアはわたしたちの救いではありません。
わたしたちはもはや軍馬に乗りません。
自分の手が造ったものを再びわたしたちの神とは呼びません。
親を失った者はあなたにこそ憐れみを見いだします。」

5わたしは背く彼らをいやし
喜んで彼らを愛する。
まことに、わたしの怒りは彼らを離れ去った。
6露のようにわたしはイスラエルに臨み
彼はゆりのように花咲き
レバノンの杉のように根を張る。
7その若枝は広がり
オリーブのように美しく
レバノンの杉のように香る。
8その陰に宿る人々は再び
麦のように育ち
ぶどうのように花咲く。
彼はレバノンのぶどう酒のようにたたえられる。

9ああエフライム
なおも、わたしを偶像と比べるのか。
彼の求めにこたえ
彼を見守るのはわたしではないか。
わたしは命に満ちた糸杉。
あなたは、わたしによって実を結ぶ。

10知恵ある者はこれらのことをわきまえよ。
わきまえある者はそれを悟れ。
主の道は正しい。
神に従う者はその道に歩み
神に背く者はその道につまずく。

答唱詩編

詩編51・12+13、14+15

あなたのいぶきを受けて、わたしは新しくなる。

詩編51

51・12神よ、わたしのうちに清い心を造り、あなたのいぶきでわたしを強め、
新たにしてください。
13わたしをあなたのもとから退けず、
聖なるいぶきをわたしから取り去らないでください。

14救いの喜びをわたしに返し、あなたのいぶきを送って、
喜び仕える心を支えてください。
15わたしはあなたへの道を教えよう、
罪びとがあなたのもとに帰るように。

福音朗読

マタイ10・16-23

わたしはあなたがたを遣わす。

マタイによる福音

そのとき、イエスは使徒たちに言われた。10・16「わたしはあなたがたを遣わす。それは、狼の群れに羊を送り込むようなものだ。だから、蛇のように賢く、鳩のように素直になりなさい。17人々を警戒しなさい。あなたがたは地方法院に引き渡され、会堂で鞭打たれるからである。18また、わたしのために総督や王の前に引き出されて、彼らや異邦人に証しをすることになる。19引き渡されたときは、何をどう言おうかと心配してはならない。そのときには、言うべきことは教えられる。20実は、話すのはあなたがたではなく、あなたがたの中で語ってくださる、父の霊である。21兄弟は兄弟を、父は子を死に追いやり、子は親に反抗して殺すだろう。22また、わたしの名のために、あなたがたはすべての人に憎まれる。しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。23一つの町で迫害されたときは、他の町へ逃げて行きなさい。はっきり言っておく。あなたがたがイスラエルの町を回り終わらないうちに、人の子は来る。」

  • 年間第14土曜日
7月14日(土曜日)

第一朗読

イザヤ6・1-8

誰を遣わすべきか。誰が我々に代わって行くだろうか。

イザヤの預言

6・1ウジヤ王が死んだ年のことである。

わたしは、高く天にある御座に主が座しておられるのを見た。衣の裾は神殿いっぱいに広がっていた。2上の方にはセラフィムがいて、それぞれ六つの翼を持ち、二つをもって顔を覆い、二つをもって足を覆い、二つをもって飛び交っていた。3彼らは互いに呼び交わし、唱えた。

「聖なる、聖なる、聖なる万軍の主。
主の栄光は、地をすべて覆う。」

4この呼び交わす声によって、神殿の入り口の敷居は揺れ動き、神殿は煙に満たされた。5わたしは言った。

「災いだ。わたしは滅ぼされる。
わたしは汚れた唇の者。
汚れた唇の民の中に住む者。
しかも、わたしの目は王なる万軍の主を仰ぎ見た。」

6するとセラフィムのひとりが、わたしのところに飛んで来た。その手には祭壇から火鋏で取った炭火があった。7彼はわたしの口に火を触れさせて言った。

「見よ、これがあなたの唇に触れたので
あなたの咎は取り去られ、罪は赦された。」

8そのとき、わたしは主の御声を聞いた。
「誰を遣わすべきか。
誰が我々に代わって行くだろうか。」
わたしは言った。
「わたしがここにおります。
わたしを遣わしてください。」

答唱詩編

詩編93・1+2、5+栄唱

神のいつくしみをとこしえに歌い、主のまことを代々に告げよう。

詩編93

93・1神は王。栄光に満ち、
偉大な力を身に帯びておられる。
2神は世界をゆるぎなく建て、
とこしえに王座をすえ、永遠に座しておられる。

5神よ、あなたのことばは変わることなく、
あなたの家はとこしえにとうとい。
栄唱栄光は父と子と聖霊に。
初めのように今もいつも世々に。アーメン。

福音朗読

マタイ10・24-33

だれでも人々の前で自分をわたしの仲間であると言い表す者は、わたしも天の父の前で、その人をわたしの仲間であると言い表す。

マタイによる福音

そのとき、イエスは使徒たちに言われた。10・24「弟子は師にまさるものではなく、僕は主人にまさるものではない。25弟子は師のように、僕は主人のようになれば、それで十分である。家の主人がベルゼブルと言われるのなら、その家族の者はもっとひどく言われることだろう。

26人々を恐れてはならない。覆われているもので現されないものはなく、隠されているもので知られずに済むものはないからである。27わたしが暗闇であなたがたに言うことを、明るみで言いなさい。耳打ちされたことを、屋根の上で言い広めなさい。28体は殺しても、魂を殺すことのできない者どもを恐れるな。むしろ、魂も体も地獄で滅ぼすことのできる方を恐れなさい。29二羽の雀が一アサリオンで売られているではないか。だが、その一羽さえ、あなたがたの父のお許しがなければ、地に落ちることはない。30あなたがたの髪の毛までも一本残らず数えられている。31だから、恐れるな。あなたがたは、たくさんの雀よりもはるかにまさっている。

32だから、だれでも人々の前で自分をわたしの仲間であると言い表す者は、わたしも天の父の前で、その人をわたしの仲間であると言い表す。33しかし、人々の前でわたしを知らないと言う者は、わたしも天の父の前で、その人を知らないと言う。」

  • 年間第15主日
7月15日(日曜日)

第一朗読

アモス7・12-15

行って、わが民イスラエルに預言せよ

アモスの預言

その日、ベテルの祭司7・12アマツヤはアモスに言った。

「先見者よ、行け。ユダの国へ逃れ、そこで糧を得よ。そこで預言するがよい。13だが、ベテルでは二度と預言するな。ここは王の聖所、王国の神殿だから。」14アモスは答えてアマツヤに言った。「わたしは預言者ではない。預言者の弟子でもない。わたしは家畜を飼い、いちじく桑を栽培する者だ。

ところが、15主は家畜の群れを追っているところから、わたしを取り、『行って、わが民イスラエルに預言せよ』と言われた。」

答唱詩編

詩編85・9、10+11、12+13+14

神よ、わたしに目を注ぎ、強めてください、手をさしのべて。

詩編85

85・9神の語られることばを聞こう。
神は平和を約束される、
その民、神に従う民に、
心を神に向ける人に。

10救いは神をおそれる人に近く、
栄光はわたしたちの地に住む。
11いつくしみとまことはめぐり合い、
正義と平和はいだき合う。

12まことは地から芽ばえ、正義は天から見守る。
13神は恵みを注がれ、地は豊かに実る。
14正義は神の前を進み、
平和はその足跡に従う。

第二朗読

エフェソ1・3-14

天にあるものも地にあるものもキリストのもとに一つにまとめられるのです。

使徒パウロのエフェソの教会への手紙

1・3わたしたちの主イエス・キリストの父である神は、ほめたたえられますように。神は、わたしたちをキリストにおいて、天のあらゆる霊的な祝福で満たしてくださいました。4天地創造の前に、神はわたしたちを愛して、御自分の前で聖なる者、汚れのない者にしようと、キリストにおいてお選びになりました。5イエス・キリストによって神の子にしようと、御心のままに前もってお定めになったのです。6神がその愛する御子によって与えてくださった輝かしい恵みを、わたしたちがたたえるためです。7わたしたちはこの御子において、その血によって贖われ、罪を赦されました。これは、神の豊かな恵みによるものです。8神はこの恵みをわたしたちの上にあふれさせ、すべての知恵と理解とを与えて、9秘められた計画をわたしたちに知らせてくださいました。これは、前もってキリストにおいてお決めになった神の御心によるものです。10こうして、時が満ちるに及んで、救いの業が完成され、あらゆるものが、頭であるキリストのもとに一つにまとめられます。天にあるものも地にあるものもキリストのもとに一つにまとめられるのです。

11キリストにおいてわたしたちは、御心のままにすべてのことを行われる方の御計画によって前もって定められ、約束されたものの相続者とされました。12それは、以前からキリストに希望を置いていたわたしたちが、神の栄光をたたえるためです。13あなたがたもまた、キリストにおいて、真理の言葉、救いをもたらす福音を聞き、そして信じて、約束された聖霊で証印を押されたのです。14この聖霊は、わたしたちが御国を受け継ぐための保証であり、こうして、わたしたちは贖われて神のものとなり、神の栄光をたたえることになるのです。

福音朗読

マルコ6・7-13

十二人は出かけて行って、悔い改めさせるために宣教した。

マルコによる福音

そのとき、イエスは6・7十二人を呼び寄せ、二人ずつ組にして遣わすことにされた。その際、汚れた霊に対する権能を授け、8旅には杖一本のほか何も持たず、パンも、袋も、また帯の中に金も持たず、9ただ履物は履くように、そして「下着は二枚着てはならない」と命じられた。10また、こうも言われた。「どこでも、ある家に入ったら、その土地から旅立つときまで、その家にとどまりなさい。11しかし、あなたがたを迎え入れず、あなたがたに耳を傾けようともしない所があったら、そこを出ていくとき、彼らへの証しとして足の裏の挨を払い落としなさい。」12十二人は出かけて行って、悔い改めさせるために宣教した。13そして、多くの悪霊を追い出し、油を塗って多くの病人をいやした。

  • 年間第15月曜日
7月16日(月曜日)

第一朗読

イザヤ1・10-17

ソドムの支配者らよ、主の言葉を聞け。ゴモラの民よわたしたちの神の教えに耳を傾けよ。

イザヤの預言

1・10ソドムの支配者らよ、主の言葉を聞け。
ゴモラの民よわたしたちの神の教えに耳を傾けよ。

11お前たちのささげる多くのいけにえが
わたしにとって何になろうか、と主は言われる。
雄羊や肥えた獣の脂肪の献げ物にわたしは飽いた。
雄牛、小羊、雄山羊の血をわたしは喜ばない。
12こうしてわたしの顔を仰ぎ見に来るが
誰がお前たちにこれらのものを求めたか
わたしの庭を踏み荒らす者よ。
13むなしい献げ物を再び持って来るな。
香の煙はわたしの忌み嫌うもの。
新月祭、安息日、祝祭など
災いを伴う集いにわたしは耐ええない。
14お前たちの新月祭や、定められた日の祭りをわたしは憎んでやまない。
それはわたしにとって、重荷でしかない。
それを担うのに疲れ果てた。
15お前たちが手を広げて祈っても、わたしは目を覆う。
どれほど祈りを繰り返しても、決して聞かない。
お前たちの血にまみれた手を
16洗って、清くせよ。
悪い行いをわたしの目の前から取り除け。
悪を行うことをやめ
17善を行うことを学び
裁きをどこまでも実行して
搾取する者を懲らし、孤児の権利を守り
やもめの訴えを弁護せよ。

答唱詩編

詩編50・5+6、7

わたしたちは神の民、そのまきばの群れ。

詩編50

50・5「わたしの民を集めよ、
いけにえをささげて契約を結ぶ民を。」
6天は神の正義を告げる。
神はすべてをさばかれる。

7「わたしの民よ、聞け。
わたしはおまえに語る。
イスラエルよ、おまえを戒めよう。
わたしは神、おまえの神。」

福音朗読

マタイ10・34-11・1

わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。

マタイによる福音

そのとき、イエスは使徒たちに言われた。10・34「わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ。35わたしは敵対させるために来たからである。
人をその父に、
娘を母に、
嫁をしゅうとめに。
36こうして、自分の家族の者が敵となる。
37わたしよりも父や母を愛する者は、わたしにふさわしくない。わたしよりも息子や娘を愛する者も、わたしにふさわしくない。38また、自分の十字架を担ってわたしに従わない者は、わたしにふさわしくない。39自分の命を得ようとする者は、それを失い、わたしのために命を失う者は、かえってそれを得るのである。

40あなたがたを受け入れる人は、わたしを受け入れ、わたしを受け入れる人は、わたしを遣わされた方を受け入れるのである。41預言者を預言者として受け入れる人は、預言者と同じ報いを受け、正しい者を正しい者として受け入れる人は、正しい者と同じ報いを受ける。42はっきり言っておく。わたしの弟子だという理由で、この小さな者の一人に、冷たい水一杯でも飲ませてくれる人は、必ずその報いを受ける。」

11・1イエスは十二人の弟子に指図を与え終わると、そこを去り、方々の町で教え、宣教された。

  • 年間第15火曜日
7月17日(火曜日)

第一朗読

イザヤ7・1-9

ユダの王ウジヤの孫であり、ヨタムの子であるアハズの治世のことである。

イザヤの預言

7・1ユダの王ウジヤの孫であり、ヨタムの子であるアハズの治世のことである。アラムの王レツィンとレマルヤの子、イスラエルの王ペカが、エルサレムを攻めるため上って来たが、攻撃を仕掛けることはできなかった。2しかし、アラムがエフライムと同盟したという知らせは、ダビデの家に伝えられ、王の心も民の心も、森の木々が風に揺れ動くように動揺した。

3主はイザヤに言われた。

「あなたは息子のシェアル・ヤシュブと共に出て行って、布さらしの野に至る大通りに沿う、上貯水池からの水路の外れでアハズに会い、4彼に言いなさい。落ち着いて、静かにしていなさい。恐れることはない。アラムを率いるレツィンとレマルヤの子が激しても、この二つの燃え残ってくすぶる切り株のゆえに心を弱くしてはならない。5アラムがエフライムとレマルヤの子を語らって、あなたに対して災いを謀り、6『ユダに攻め上って脅かし、我々に従わせ、タベアルの子をそこに王として即位させよう』と言っているが、7主なる神はこう言われる。

それは実現せず、成就しない。
8アラムの頭はダマスコ、ダマスコの頭はレツィン。
(六十五年たてばエフライムの民は消滅する)
9エフライムの頭はサマリアサマリアの頭はレマルヤの子。
信じなければ、あなたがたは確かにされない。」

答唱詩編

詩編48・2+3、4+9

神の名はあまねく世界に輝き、その栄光は天にそびえる。

詩編48

48・2神は偉大、すべての人にたたえられる。
その尊い山はわたしたちの神の都。
3麗しくそびえ立ち、世界に喜びをもたらす。
シオンの山は大王の都、神の住まい。

4神はシオンの砦におられ、その力を現される。
わたしたちは今この目で見た。
9すべてを治められるわたしたちの神の都で、
神はとこしえに都を守られる。

福音朗読

マタイ11・20-24

イエスは、数多くの奇跡の行われた町々が悔い改めなかったので、叱り始められた。

マタイによる福音

そのとき、11・20イエスは、数多くの奇跡の行われた町々が悔い改めなかったので、叱り始められた。21「コラジン、お前は不幸だ。ベトサイダ、お前は不幸だ。お前たちのところで行われた奇跡が、ティルスやシドンで行われていれば、これらの町はとうの昔に粗布をまとい、灰をかぶって悔い改めたにちがいない。22しかし、言っておく。裁きの日にはティルスやシドンの方が、お前たちよりまだ軽い罰で済む。23また、カファルナウム、お前は、
天にまで上げられるとでも思っているのか。
陰府にまで落とされるのだ。
お前のところでなされた奇跡が、ソドムで行われていれば、あの町は今日まで無事だったにちがいない。24しかし、言っておく。裁きの日にはソドムの地の方が、お前よりまだ軽い罰で済むのである。」

  • 年間第15水曜日
7月18日(水曜日)

第一朗読

イザヤ10・5-7、13-16

災いだ、わたしの怒りの鞭となるアッシリアは。

イザヤの預言

主は言われる。

10・5災いだ、わたしの怒りの鞭となるアッシリアは。
彼はわたしの手にある憤りの杖だ。
6神を無視する国に向かってわたしはそれを遣わし
わたしの激怒をかった民に対して、それに命じる。
「戦利品を取り、略奪品を取れ
野の土のように彼を踏みにじれ」と。
7しかし、彼はそのように策を立てず
その心はそのように計らおうとしなかった。
その心にあるのはむしろ滅ぼし尽くすこと
多くの国を断ち尽くすこと。

13なぜならアッシリアの王は言った。
「自分の手の力によってわたしは行った。
聡明なわたしは自分の知恵によって行った。
わたしは諸民族の境を取り払い
彼らの蓄えた物を略奪し
力ある者と共に住民たちを引きずり落とした。
14わたしの手は、鳥の巣を奪うように諸民族の富に伸びた。
置き去られた卵をかき集めるようにわたしは全世界をかき集めた。
そのとき、翼を動かす者はなく
くちばしを開いて鳴く者もなかった。」

15斧がそれを振るう者に対して自分を誇り
のこぎりがそれを使う者に向かって高ぶることができるだろうか。
それは、鞭が自分を振り上げる者を動かし
杖が木でない者を持ち上げようとするに等しい。
16それゆえ、万軍の主なる神は
太った者の中に衰弱を送り
主の栄光の下に炎を燃え上がらせ
火のように燃えさせられる。

答唱詩編

詩編80・15+16、18+19

神よ、わたしに目を注ぎ、強めてください、手をさしのべて。

詩編80

80・15すべてを治める神よ、あなたの目を注いで、
またこのぶどうの木を顧みてください。
16あなたがご自分で植えられた苗と、
強められた若枝を守ってください。

18あなたの手はあなたの右腕である人の上に、
強められた民の上に。
19わたしたちはあなたから離れることなく、
いのちであるあなたを呼び求める。

福音朗読

マタイ11・25-27

天地の主である父よ、あなたをほめたたえます。

マタイによる福音

11・25そのとき、イエスはこう言われた。「天地の主である父よ、あなたをほめたたえます。これらのことを知恵ある者や賢い者には隠して、幼子のような者にお示しになりました。26そうです、父よ、これは御心に適うことでした。27すべてのことは、父からわたしに任せられています。父のほかに子を知る者はなく、子と、子が示そうと思う者のほかには、父を知る者はいません。」

  • 年間第15木曜日
7月19日(木曜日)

第一朗読

イザヤ26・7-9、12、16-19

神に従う者の行く道は平らです。

イザヤの預言

26・7神に従う者の行く道は平らです。
あなたは神に従う者の道をまっすぐにされる。
8主よ、あなたの裁きによって定められた道を歩み
わたしたちはあなたを待ち望みます。
あなたの御名を呼び、たたえることは
わたしたちの魂の願いです。
9わたしの魂は夜あなたを捜し
わたしの中で霊はあなたを捜し求めます。
あなたの裁きが地に行われるとき
世界に住む人々は正しさを学ぶでしょう。

12主よ、平和をわたしたちにお授けください。
わたしたちのすべての業を成し遂げてくださるのはあなたです。

16主よ、苦難に襲われると
人々はあなたを求めます。
あなたの懲らしめが彼らに臨むと
彼らはまじないを唱えます。
17妊婦に出産のときが近づくと
もだえ苦しみ、叫びます。
主よ、わたしたちもあなたの御前でこのようでした。
18わたしたちははらみ、産みの苦しみをしました。
しかしそれは風を産むようなものでした。
救いを国にもたらすこともできず
地上に住む者を産み出すこともできませんでした。
19あなたの死者が命を得
わたしのしかばねが立ち上がりますように。
塵の中に住まう者よ、目を覚ませ、喜び歌え。
あなたの送られる露は光の露。
あなたは死霊の地にそれを降らせられます。

答唱詩編

詩編85・2+3、5a+7b+8a

神よ、わたしに目を注ぎ、強めてください、手をさしのべて。

詩編85

85・2神よ、あなたの国を豊かに恵み、
ヤコブの栄えを新たにしてください。
3あなたは民のとがをゆるし、
すべての罪を覆われた。

5a神よ、あなたはわたしたちを救うかた。
7bわたしたちのいのちを新たにし、
あなたのうちにあって民が喜ぶために、
8aあなたのいつくしみを示してください。

福音朗読

マタイ11・28-30

疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。

マタイによる福音

そのとき、イエスは言われた。11・28疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。29わたしは柔和で謙遜な者だから、わたしの軛を負い、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたは安らぎを得られる。30わたしの軛は負いやすく、わたしの荷は軽いからである。」

  • 年間第15金曜日
7月20日(金曜日)

第一朗読

イザヤ38・1-6、21-22、7-8

あなたは死ぬことになっていて、命はないのだから、家族に遺言をしなさい

イザヤの預言

38・1そのころ、ヒゼキヤは死の病にかかった。預言者、アモツの子イザヤが訪ねて来て、「主はこう言われる。『あなたは死ぬことになっていて、命はないのだから、家族に遺言をしなさい』」と言った。2ヒゼキヤは顔を壁に向けて、主にこう祈った。3「ああ、主よ、わたしがまことを尽くし、ひたむきな心をもって御前を歩み、御目にかなう善いことを行ってきたことを思い起こしてください。」こう言って、ヒゼキヤは涙を流して大いに泣いた。

4主の言葉がイザヤに臨んだ。5「ヒゼキヤのもとに行って言いなさい。あなたの父祖ダビデの神、主はこう言われる。わたしはあなたの祈りを聞き、涙を見た。見よ、わたしはあなたの寿命を十五年延ばし、6アッシリアの王の手からあなたとこの都を救い出す。わたしはこの都を守り抜く。」

21イザヤが、「干しいちじくを持って来るように」と言うので、人々がそれを患部につけると王は回復した。22ヒゼキヤは言った。「わたしが主の神殿に上れることを示すしるしは何でしょうか。」

7ここに主によって与えられるしるしがあります。それによって、主は約束なさったことを実現されることが分かります。

8「見よ、わたしは日時計の影、太陽によってアハズの日時計に落ちた影を、十度後戻りさせる。」太陽は陰の落ちた日時計の中で十度戻った。

答唱詩編

詩編30・2b+4、11+12

神はわたしを救われる。そのいつくしみをたたえよう。

詩編30

30・2b神よ、あなたはわたしを救い、
死の力が勝ち誇るのを許されない。
4神よ、あなたは死の国からわたしを引き上げ、
危ういいのちを助けてくださった。

11神よ、いつくしみ深くわたしを顧み、
わたしの助けとなってください、
12あなたは嘆きを喜びに変え、
あら布を晴れ着に替えてくださった。

福音朗読

マタイ12・1-8

人の子は安息日の主なのである

マタイによる福音

そのころ、12・1ある安息日にイエスは麦畑を通られた。弟子たちは空腹になったので、麦の穂を摘んで食べ始めた。2ファリサイ派の人々がこれを見て、イエスに、「御覧なさい。あなたの弟子たちは、安息日にしてはならないことをしている」と言った。3そこで、イエスは言われた。「ダビデが自分も供の者たちも空腹だったときに何をしたか、読んだことがないのか。4神の家に入り、ただ祭司のほかには、自分も供の者たちも食べてはならない供えのパンを食べたではないか。5安息日に神殿にいる祭司は、安息日の掟を破っても罪にならない、と律法にあるのを読んだことがないのか。6言っておくが、神殿よりも偉大なものがここにある。7もし、『わたしが求めるのは憐れみであって、いけにえではない』という言葉の意味を知っていれば、あなたたちは罪もない人たちをとがめなかったであろう。8人の子は安息日の主なのである。」

  • 年間第15土曜日
7月21日(土曜日)

第一朗読

ミカ2・1-5

災いだ、寝床の上で悪をたくらみ悪事を謀る者は。

ミカの預言

2・1災いだ、寝床の上で悪をたくらみ
悪事を謀る者は。
夜明けとともに、彼らはそれを行う。
力をその手に持っているからだ。
2彼らは貪欲に畑を奪い、家々を取り上げる。
住人から家を、人々から嗣業を強奪する。
3それゆえ、主はこう言われる。
「見よ、わたしもこの輩に災いをたくらむ。
お前たちは自分の首をそこから放しえず
もはや頭を高く上げて歩くことはできない。
これはまさに災いのときである。」
4その日、人々はお前たちに向かって
嘲りの歌をうたい
苦い嘆きの歌をうたって言う。
「我らは打ちのめされた。
主はわが民の土地を人手に渡される。
どうして、それはわたしから取り去られ
我々の畑が背く者に分けられるのか。」
5それゆえ、主の集会で
お前のためにくじを投げ縄を張って土地を分け与える者は
ひとりもいなくなる。

答唱詩編

詩編27・9、11

神よ、あなたの顔の光を、わたしたちの上に照らしてください。

詩編27

27・9あなたの顔をわたしに隠さず、
怒りでしもべを退けないでください。
あなたはわたしの助け、
わたしを救ってくださる神。

11神よ、あなたの道を示し、
いのちをねらう者からわたしを守り、
安らかな小道に
導いてください。

福音朗読

マタイ12・14-21

イエスは皆の病気をいやして、御自分のことを言いふらさないようにと戒められた。

マタイによる福音

そのとき、12・14ファリサイ派の人々は出て行き、どのようにしてイエスを殺そうかと相談した。

15イエスはそれを知って、そこを立ち去られた。大勢の群衆が従った。イエスは皆の病気をいやして、16御自分のことを言いふらさないようにと戒められた。17それは、預言者イザヤを通して言われていたことが実現するためであった。

18「見よ、わたしの選んだ僕。
わたしの心に適った愛する者。
この僕にわたしの霊を授ける。
彼は異邦人に正義を知らせる。
19彼は争わず、叫ばず、
その声を聞く者は大通りにはいない。
20正義を勝利に導くまで、
彼は傷ついた葦を折らず、
くすぶる灯心を消さない。
21異邦人は彼の名に望みをかける。」

  • 年間第16主日
7月22日(日曜日)

第一朗読

エレミヤ23・1-6

彼の名は、「主は我らの救い」と呼ばれる。

エレミヤの預言

23・1「災いだ、わたしの牧場の羊の群れを滅ぼし散らす牧者たちは」と主は言われる。2それゆえ、イスラエルの神、主はわたしの民を牧する牧者たちについて、こう言われる。

「あなたたちは、わたしの羊の群れを散らし、追い払うばかりで、顧みることをしなかった。わたしはあなたたちの悪い行いを罰する」と主は言われる。

3「このわたしが、群れの残った羊を、追いやったあらゆる国々から集め、もとの牧場に帰らせる。群れは子を産み、数を増やす。4彼らを牧する牧者をわたしは立てる。群れはもはや恐れることも、おびえることもなく、また迷い出ることもない」と主は言われる。

5見よ、このような日が来る、と主は言われる。
わたしはダビデのために正しい若枝を起こす。
王は治め、栄え、
この国に正義と恵みの業を行う。
6彼の代にユダは救われ、
イスラエルは安らかに住む。
彼の名は、「主は我らの救い」と呼ばれる。

答唱詩編

詩編23・2+3、4、6

主はわれらの牧者、わたしは乏しいことがない。

詩編23

23・2神はわたしを緑のまきばに伏させ、
いこいの水辺に伴われる。
3神はわたしを生き返らせ、
いつくしみによって正しい道に導かれる。

4たとえ死の陰の谷を歩んでも、
わたしはわざわいを恐れない。
あなたがわたしとともにおられ、
その鞭と杖はわたしを守る。

6神の恵みといつくしみに
生涯伴われ、
わたしはとこしえに
神の家に生きる。

第二朗読

エフェソ2・13-18

実に、キリストはわたしたちの平和であります。

使徒バウロのエフェソの教会への手紙

皆さん、2・13あなたがたは、以前は遠く離れていたが、今や、キリスト・イエスにおいて、キリストの血によって近い者となったのです。

14実に、キリストはわたしたちの平和であります。二つのものを一つにし、御自分の肉において敵意という隔ての壁を取り壊し、15規則と戒律ずくめの律法を廃棄されました。こうしてキリストは、双方を御自分において一人の新しい人に造り上げて平和を実現し、16十字架を通して、両者を一つの体として神と和解させ、十字架によって敵意を滅ぼされました。17キリストはおいでになり、遠く離れているあなたがたにも、また、近くにいる人々にも、平和の福音を告げ知らせられました。18それで、このキリストによってわたしたち両方の者が一つの霊に結ばれて、御父に近づくことができるのです。

福音朗読

マルコ6・30-34

イエスは、大勢の群衆を見て、飼い主のいない羊のような有様を深く憐れみ、いろいろと教え始められた。

マルコによる福音

そのとき、6・30使徒たちはイエスのところに集まって来て、自分たちが行ったことや教えたことを残らず報告した。31イエスは、「さあ、あなたがただけで人里離れた所へ行って、しばらく休むがよい」と言われた。出入りする人が多くて、食事をする暇もなかったからである。32そこで、一同は舟に乗って、自分たちだけで人里離れた所へ行った。33ところが、多くの人々は彼らが出かけて行くのを見て、それと気づき、すべての町からそこへ一斉に駆けつけ、彼らより先に着いた。34イエスは舟から上がり、大勢の群衆を見て、飼い主のいない羊のような有様を深く憐れみ、いろいろと教え始められた。

  • 年間第16月曜日
7月23日(月曜日)

第一朗読

ミカ6・1-4、6-8

正義を行い、慈しみを愛しへりくだって神と共に歩むこと、これである。

ミカの預言

6・1聞け、主の言われることを。
立って、告発せよ、山々の前で。
峰々にお前の声を聞かせよ。
2聞け、山々よ、主の告発を。
とこしえの地の基よ。
主は御自分の民を告発し
イスラエルと争われる。
3「わが民よ。
わたしはお前に何をしたというのか。
何をもってお前を疲れさせたのか。
わたしに答えよ。
4わたしはお前をエジプトの国から導き上り
奴隷の家から贖った。
また、モーセとアロンとミリアムを
お前の前に遣わした。」

6何をもって、わたしは主の御前に出で
いと高き神にぬかずくべきか。
焼き尽くす献げ物として
当歳の子牛をもって御前に出るべきか。
7主は喜ばれるだろうか
幾千の雄羊、幾万の油の流れを。
わが咎を償うために長子を
自分の罪のために胎の実をささげるべきか。
8人よ、何が善であり
主が何をお前に求めておられるかは
お前に告げられている。
正義を行い、慈しみを愛し
へりくだって神と共に歩むこと、これである。

答唱詩編

詩編50・5+6、15+23

わたしたちは神の民、そのまきばの群れ。

詩編50

50・5「わたしの民を集めよ、
いけにえをささげて契約を結ぶ民を。」
6天は神の正義を告げる。
神はすべてをさばかれる。

15苦悩の日にわたしを呼び求めよ。
わたしはおまえを救い、おまえはわたしをたたえる。
23感謝をささげる人は神をあがめる。
正しい道を歩む人を、神は確かに救われる。

福音朗読

マタイ12・38-42

ここに、ソロモンにまさるものがある。

マタイによる福音

そのとき、12・38何人かの律法学者とファリサイ派の人々がイエスに、「先生、しるしを見せてください」と言った。39イエスはお答えになった。「よこしまで神に背いた時代の者たちはしるしを欲しがるが、預言者ヨナのしるしのほかには、しるしは与えられない。40つまり、ヨナが三日三晩、大魚の腹の中にいたように、人の子も三日三晩、大地の中にいることになる。41ニネベの人たちは裁きの時、今の時代の者たちと一緒に立ち上がり、彼らを罪に定めるであろう。ニネベの人々は、ヨナの説教を聞いて悔い改めたからである。ここに、ヨナにまさるものがある。42また、南の国の女王は裁きの時、今の時代の者たちと一緒に立ち上がり、彼らを罪に定めるであろう。この女王はソロモンの知恵を聞くために、地の果てから来たからである。ここに、ソロモンにまさるものがある。」

  • 年間第16火曜日
7月24日(火曜日)

第一朗読

ミカ7・14+15、18-20

主は再び我らを憐れみ我らの咎を抑えすべての罪を海の深みに投げ込まれる。

ミカの預言

主よ、7・14あなたの杖をもって
御自分の民を牧してください
あなたの嗣業である羊の群れを。
彼らが豊かな牧場の森にただひとり守られて住み
遠い昔のように、バシャンとギレアドで草をはむことができるように。
15お前がエジプトの地を出たときのように
彼らに驚くべき業をわたしは示す。
18あなたのような神がほかにあろうか
咎を除き、罪を赦される神が。
神は御自分の嗣業の民の残りの者に
いつまでも怒りを保たれることはない
神は慈しみを喜ばれるゆえに。
19主は再び我らを憐れみ
我らの咎を抑え
すべての罪を海の深みに投げ込まれる。
20どうか、ヤコブにまことを
アブラハムに慈しみを示してください
その昔、我らの父祖にお誓いになったように。

答唱詩編

詩編85・2+3、5a+7b+8a

神よ、わたしに目を注ぎ、強めてください、手をさしのべて。

詩編85

85・2神よ、あなたの国を豊かに恵み、
ヤコブの栄えを新たにしてください。
3あなたは民のとがをゆるし、
すべての罪を覆われた。

5a神よ、あなたはわたしたちを救うかた。
7bわたしたちのいのちを新たにし、
あなたのうちにあって民が喜ぶために、
8aあなたのいつくしみを示してください。

福音朗読

マタイ12・46-50

だれでも、わたしの天の父の御心を行う人が、わたしの兄弟、姉妹、また母である。

マタイによる福音

12・46イエスがなお群衆に話しておられるとき、その母と兄弟たちが、話したいことがあって外に立っていた。47そこで、ある人がイエスに、「御覧なさい。母上と御兄弟たちが、お話ししたいと外に立っておられます」と言った。48しかし、イエスはその人にお答えになった。「わたしの母とはだれか。わたしの兄弟とはだれか。」49そして、弟子たちの方を指して言われた。「見なさい。ここにわたしの母、わたしの兄弟がいる。50だれでも、わたしの天の父の御心を行う人が、わたしの兄弟、姉妹、また母である。」

  • 聖ヤコブ使徒
7月25日(水曜日) 祝日

第一朗読

②コリント4・7-15

わたしは信じた。それで、わたしは語った

使徒パウロのコリントの教会への手紙

皆さん、4・7わたしたちは、このような宝を土の器に納めています。この並外れて偉大な力が神のものであって、わたしたちから出たものでないことが明らかになるために。8わたしたちは、四方から苦しめられても行き詰まらず、途方に暮れても失望せず、9虐げられても見捨てられず、打ち倒されても滅ぼされない。10わたしたちは、いつもイエスの死を体にまとっています、イエスの命がこの体に現れるために。11わたしたちは生きている間、絶えずイエスのために死にさらされています、死ぬはずのこの身にイエスの命が現れるために。12こうして、わたしたちの内には死が働き、あなたがたの内には命が働いていることになります。13「わたしは信じた。それで、わたしは語った」と書いてあるとおり、それと同じ信仰の霊を持っているので、わたしたちも信じ、それだからこそ語ってもいます。14主イエスを復活させた神が、イエスと共にわたしたちをも復活させ、あなたがたと一緒に御前に立たせてくださると、わたしたちは知っています。15すべてこれらのことは、あなたがたのためであり、多くの人々が豊かに恵みを受け、感謝の念に満ちて神に栄光を帰すようになるためです。

答唱詩編

詩編126・1+2、6+3

主とともに働くわれらは、主とともにその実りを味わう。

詩編126

126・1神が捕われびとをシオンにもどされたとき、
わたしたちは夢を見ている思いがした。
2わたしたちの顔がほほえみ、
口には喜びの歌が浮かれた。

6種を手に涙を流して出て行く人は、
束をかかえ、喜びにあふれて帰ってくる。
3神はわたしたちに偉大なわざを行われ、
わたしたちは喜びにあふれた。

福音朗読

マタイ20・20-28

確かに、あなたがたはわたしの杯を飲むことになる。

マタイによる福音

20・20そのとき、ゼベダイの息子たちの母が、その二人の息子と一緒にイエスのところに来て、ひれ伏し、何かを願おうとした。21イエスが、「何が望みか」と言われると、彼女は言った。「王座にお着きになるとき、この二人の息子が、一人はあなたの右に、もう一人は左に座れるとおっしゃってください。」22イエスはお答えになった。「あなたがたは、自分が何を願っているか、分かっていない。このわたしが飲もうとしている杯を飲むことができるか。」二人が、「できます」と言うと、23イエスは言われた。「確かに、あなたがたはわたしの杯を飲むことになる。しかし、わたしの右と左にだれが座るかは、わたしの決めることではない。それは、わたしの父によって定められた人々に許されるのだ。」24ほかの十人の者はこれを聞いて、この二人の兄弟のことで腹を立てた。25そこで、イエスは一同を呼び寄せて言われた。「あなたがたも知っているように、異邦人の間では支配者たちが民を支配し、偉い人たちが権力を振るっている。26しかし、あなたがたの間では、そうであってはならない。あなたがたの中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になり、27いちばん上になりたい者は、皆の僕になりなさい。28人の子が、仕えられるためではなく仕えるために、また、多くの人の身代金として自分の命を献げるために来たのと同じように。」

  • 年間第16木曜日
7月26日(木曜日)

第一朗読

エレミヤ2・1-3、7-8、12-13

主の言葉がわたしに臨んだ。

エレミヤの預言

2・1主の言葉がわたしに臨んだ。
2行って、エルサレムの人々に呼びかけ
耳を傾けさせよ。
主はこう言われる。
わたしは、あなたの若いときの真心
花嫁のときの愛
種蒔かれぬ地、荒れ野での従順を思い起こす。
3イスラエルは主にささげられたもの
収穫の初穂であった。
それを食べる者はみな罰せられ
災いを被った、と主は言われる。

7わたしは、お前たちを実り豊かな地に導き
味の良い果物を食べさせた。
ところが、お前たちはわたしの土地に入ると
そこを汚し
わたしが与えた土地を忌まわしいものに変えた。
8祭司たちも尋ねなかった。
「主はどこにおられるのか」と。
律法を教える人たちはわたしを理解せず
指導者たちはわたしに背き
預言者たちはバアルによって預言し
助けにならぬものの後を追った。

12天よ、驚け、このことを
大いに、震えおののけ、と主は言われる。
13まことに、わが民は二つの悪を行った。
生ける水の源であるわたしを捨てて
無用の水溜めを掘った。
水をためることのできない
こわれた水溜めを。

答唱詩編

イザヤ35・4cd、6cd+7ab

喜びに心をはずませ、救いの泉から水をくむ。

イザヤ35

35・4cdあなたがたの神は悪をさばき、善に報い、
あなたがたを救いに来られる。

6cd荒れ野に水が湧き出て、砂漠に川が流れる。
7ab焼けた土地は池となり、乾いた地面を水が潤す。

福音朗読

マタイ13・10-17

あなたがたには天の国の秘密を悟ることが許されている

マタイによる福音

そのとき、13・10弟子たちはイエスに近寄って、「なぜ、あの人たちにはたとえを用いてお話しになるのですか」と言った。11イエスはお答えになった。「あなたがたには天の国の秘密を悟ることが許されているが、あの人たちには許されていないからである。12持っている人は更に与えられて豊かになるが、持っていない人は持っているものまでも取り上げられる。13だから、彼らにはたとえを用いて話すのだ。見ても見ず、聞いても聞かず、理解できないからである。14イザヤの預言は、彼らによって実現した。

『あなたたちは聞くには聞くが、決して理解せず、
見るには見るが、決して認めない。
15この民の心は鈍り、
耳は遠くなり、
目は閉じてしまった。
こうして、彼らは目で見ることなく、耳で聞くことなく、
心で理解せず、悔い改めない。
わたしは彼らをいやさない。』

16しかし、あなたがたの目は見ているから幸いだ。あなたがたの耳は聞いているから幸いだ。17はっきり言っておく。多くの預言者や正しい人たちは、あなたがたが見ているものを見たかったが、見ることができず、あなたがたが聞いているものを聞きたかったが、聞けなかったのである。」

  • 年間第16金曜日
7月27日(金曜日)

第一朗読

エレミヤ3・14-17

わたしこそあなたたちの主である。

エレミヤの預言

3・14背信の子らよ、立ち帰れ、と主は言われる。わたしこそあなたたちの主である。一つの町から一人、一つの氏族から二人ではあるが、わたしはあなたたちを連れてシオンに行こう。15わたしはあなたたちに、心にかなう牧者たちを与える。彼らは賢く、巧みに導く。16あなたたちがこの地で大いに増えるとき、その日には、と主は言われる。人々はもはや、主の契約の箱について語らず、心に浮かべることも、思い起こすこともない。求めることも、作ることももはやない。17その時、エルサレムは主の王座と呼ばれ、諸国の民は皆、そこに向かい、主の御名のもとにエルサレムに集まる。彼らは再び、かたくなで悪い心に従って歩むことをしない。

答唱詩編

詩編65・6、13+14

われらはシオンで神をたたえ、豊かな恵みを喜びうたう。

詩編65

65・6わたしたちの救い、わたしたちの神よ、
あなたは地の果ての望み、遠い島々の希望。
わたしたちに答えて救いを現し、
驚くべきしるしを行われる。

13荒れ野のまきばも若草にもえ、
丘一面に喜びがこだまする。
14野山は羊の群れに満ち、谷は小麦におおわれ、
人々は喜びにあふれてうたう。

福音朗読

マタイ13・18-23

種を蒔く人のたとえを聞きなさい。

マタイによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。13・18「だから、種を蒔く人のたとえを聞きなさい。19だれでも御国の言葉を聞いて悟らなければ、悪い者が来て、心の中に蒔かれたものを奪い取る。道端に蒔かれたものとは、こういう人である。20石だらけの所に蒔かれたものとは、御言葉を聞いて、すぐ喜んで受け入れるが、21自分には根がないので、しばらくは続いても、御言葉のために艱難や迫害が起こると、すぐにつまずいてしまう人である。22茨の中に蒔かれたものとは、御言葉を聞くが、世の思い煩いや富の誘惑が御言葉を覆いふさいで、実らない人である。23良い土地に蒔かれたものとは、御言葉を聞いて悟る人であり、あるものは百倍、あるものは六十倍、あるものは三十倍の実を結ぶのである。」

  • 年間第16土曜日
7月28日(土曜日)

第一朗読

エレミヤ7・1-11

主からエレミヤに臨んだ言葉。

エレミヤの預言

7・1主からエレミヤに臨んだ言葉。

2主の神殿の門に立ち、この言葉をもって呼びかけよ。そして、言え。

「主を礼拝するために、神殿の門を入って行くユダの人々よ、皆、主の言葉を聞け。3イスラエルの神、万軍の主はこう言われる。お前たちの道と行いを正せ。そうすれば、わたしはお前たちをこの所に住まわせる。4主の神殿、主の神殿、主の神殿という、むなしい言葉に依り頼んではならない。56この所で、お前たちの道と行いを正し、お互いの間に正義を行い、寄留の外国人、孤児、寡婦を虐げず、無実の人の血を流さず、異教の神々に従うことなく、自ら災いを招いてはならない。7そうすれば、わたしはお前たちを先祖に与えたこの地、この所に、とこしえからとこしえまで住まわせる。8しかし見よ、お前たちはこのむなしい言葉に依り頼んでいるが、それは救う力を持たない。9盗み、殺し、姦淫し、偽って誓い、バアルに香をたき、知ることのなかった異教の神々に従いながら、10わたしの名によって呼ばれるこの神殿に来てわたしの前に立ち、『救われた』と言うのか。お前たちはあらゆる忌むべきことをしているではないか。11わたしの名によって呼ばれるこの神殿は、お前たちの目に強盗の巣窟と見えるのか。そのとおり。わたしにもそう見える、と主は言われる。」

答唱詩編

詩編84・2+3、11cd+12

しあわせな人、神をおそれ、主の道を歩む者。

詩編84

84・2すべてを治められる神よ、
あなたの住まいは麗しい。
3わたしの魂は主の庭を慕い、
心とからだは生ける神にあこがれる。

11cdよこしまな人の幕屋に泊まるより、
わたしは神の家の戸口に立とう。
12主は光と恵みを豊かに注ぎ、
とがなく歩む者にしあわせを拒まれない。

福音朗読

マタイ13・24-30

天の国は次のようにたとえられる。

マタイによる福音

そのとき、13・24イエスは、別のたとえを持ち出して言われた。「天の国は次のようにたとえられる。ある人が良い種を畑に蒔いた。25人々が眠っている間に、敵が来て、麦の中に毒麦を蒔いて行った。26芽が出て、実ってみると、毒麦も現れた。27僕たちが主人のところに来て言った。『だんなさま、畑には良い種をお蒔きになったではありませんか。どこから毒麦が入ったのでしょう。』28主人は、『敵の仕業だ』と言った。そこで、僕たちが、『では、行って抜き集めておきましょうか』と言うと、29主人は言った。『いや、毒麦を集めるとき、麦まで一緒に抜くかもしれない。30刈り入れまで、両方とも育つままにしておきなさい。刈り入れの時、「まず毒麦を集め、焼くために束にし、麦の方は集めて倉に入れなさい」と、刈り取る者に言いつけよう。』」

  • 年間第17主日
7月29日(日曜日)

第一朗読

列王記下4・42-44

召し使いがそれを配ったところ、主の言葉のとおり彼らは食べきれずに残した。

列王記

ギルガルの地が飢饉に見舞われていたとき、4・42一人の男がバアル・シャリシャから初物のパン、大麦パン二十個と新しい穀物を袋に入れて神の人〔エリシャ〕のもとに持って来た。神の人は、「人々に与えて食べさせなさい」と命じたが、43召し使いは、「どうしてこれを百人の人々に分け与えることができましょう」と答えた。エリシャは再び命じた。「人々に与えて食べさせなさい。主は言われる。『彼らは食べきれずに残す。』」44召し使いがそれを配ったところ、主の言葉のとおり彼らは食べきれずに残した。

答唱詩編

詩編145・10+11、15+16、17+18

いのちあるすべてのものに、主は食物を恵まれる。

詩編145

145・10神よ、造られたすべてのものはあなたをたたえ、
あなたに従う人は感謝してうたう。
11彼らはあなたの国の栄光を語り、
力あるあなたのわざを告げる。

15神を待ち望むすべてのものに、
いのちのかてを豊かに恵まれる。
16生きているすべてのものの願いを、
神は豊かに満たされる。

17神の行われることはすべて正しく、
そのわざはいつくしみに満ちている。
18助けを求めるすべての人と、
心から祈る人のそばに神はおられる。

第二朗読

エフェソ4・1-6

霊による一致を保つように努めなさい。

使徒パウロのエフェソの教会への手紙

皆さん、4・1主に結ばれて囚人となっているわたしはあなたがたに勧めます。神から招かれたのですから、その招きにふさわしく歩み、2一切高ぶることなく、柔和で、寛容の心を持ちなさい。愛をもって互いに忍耐し、3平和のきずなで結ばれて、霊による一致を保つように努めなさい。4体は一つ、霊は一つです。それは、あなたがたが、一つの希望にあずかるようにと招かれているのと同じです。5主は一人、信仰は一つ、洗礼は一つ、6すべてのものの父である神は唯一であって、すべてのものの上にあり、すべてのものを通して働き、すべてのものの内におられます。

福音朗読

ヨハネ6・1-15

まさにこの人こそ、世に来られる預言者である

ヨハネによる福音

そのとき、6・1イエスはガリラヤ湖、すなわちティベリアス湖の向こう岸に渡られた。2大勢の群衆が後を追った。イエスが病人たちになさったしるしを見たからである。3イエスは山に登り、弟子たちと一緒にそこにお座りになった。4ユダヤ人の祭りである過越祭が近づいていた。5イエスは目を上げ、大勢の群衆が御自分の方へ来るのを見て、フィリポに、「この人たちに食べさせるには、どこでパンを買えばよいだろうか」と言われたが、6こう言ったのはフィリポを試みるためであって、御自分では何をしようとしているか知っておられたのである。7フィリポは、「めいめいが少しずつ食べるためにも、二百デナリオン分のパンでは足りないでしょう」と答えた。8弟子の一人で、シモン・ペトロの兄弟アンデレが、イエスに言った。9「ここに大麦のパン五つと魚二匹とを持っている少年がいます。けれども、こんなに大勢の人では、何の役にも立たないでしょう。」10イエスは、「人々を座らせなさい」と言われた。そこには草がたくさん生えていた。男たちはそこに座ったが、その数はおよそ五千人であった。11さて、イエスはパンを取り、感謝の祈りを唱えてから、座っている人々に分け与えられた。また、魚も同じようにして、欲しいだけ分け与えられた。12人々が満腹したとき、イエスは弟子たちに、「少しも無駄にならないように、残ったパンの屑を集めなさい」と言われた。13集めると、人々が五つの大麦パンを食べて、なお残ったパンの屑で、十二の籠がいっぱいになった。14そこで、人々はイエスのなさったしるしを見て、「まさにこの人こそ、世に来られる預言者である」と言った。15イエスは、人々が来て、自分を王にするために連れて行こうとしているのを知り、ひとりでまた山に退かれた。

  • 年間第17月曜日
7月30日(月曜日)

第一朗読

エレミヤ13・1-11

主の言葉が再びわたしに臨んだ。

エレミヤの預言

13・1主はわたしにこう言われる。「麻の帯を買い、それを腰に締めよ。水で洗ってはならない。」2わたしは主の言葉に従って、帯を買い、腰に締めた。3主の言葉が再びわたしに臨んだ。4「あなたが買って腰に締めたあの帯をはずし、立ってユーフラテスに行き、そこで帯を岩の裂け目に隠しなさい。」5そこで、わたしは主が命じられたように、ユーフラテスに行き、帯を隠した。6多くの月日がたった後、主はわたしに言われた。「立って、ユーフラテスに行き、かつて隠しておくように命じたあの帯を取り出しなさい。」7わたしはユーフラテスに行き、隠しておいた帯を探し出した。見よ、帯は腐り、全く役に立たなくなっていた。

8主の言葉がわたしに臨んだ。9主はこう言われる。「このように、わたしはユダの傲慢とエルサレムの甚だしい傲慢を砕く。10この悪い民はわたしの言葉に聞き従うことを拒み、かたくなな心のままにふるまっている。また、彼らは他の神々に従って歩み、それに仕え、それにひれ伏している。彼らは全く役に立たないこの帯のようになった。11人が帯を腰にしっかり着けるように、わたしはイスラエルのすべての家とユダのすべての家をわたしの身にしっかりと着け、わたしの民とし、名声、栄誉、威光を示すものにしよう、と思った。しかし、彼らは聞き従わなかった」と主は言われる。

答唱詩編

詩編81・9+10、12+13

わたしが受けた神のことば。

詩編81

81・9「民よ、聞け、わたしの戒めを。
イスラエルよ、わたしのことばを守れ。
10おまえにほかの神があってはならない。
異国の神を拝んではならない。」

12「しかし、民はわたしの声を聞かず、
イスラエルはわたしに従わなかった。
13わたしはそのかたくなな心にまかせ、
彼らの望みのままに進ませた。」

福音朗読

マタイ13・31-35

わたしは天地創造の時から隠されていたことを告げる。

マタイによる福音

そのとき、13・31イエスは、別のたとえを持ち出して、人々に言われた。「天の国はからし種に似ている。人がこれを取って畑に蒔けば、32どんな種よりも小さいのに、成長するとどの野菜よりも大きくなり、空の鳥が来て枝に巣を作るほどの木になる。」

33また、別のたとえをお話しになった。「天の国はパン種に似ている。女がこれを取って三サトンの粉に混ぜると、やがて全体が膨れる。」

34イエスはこれらのことをみな、たとえを用いて群衆に語られ、たとえを用いないでは何も語られなかった。35それは、預言者を通して言われていたことが実現するためであった。

「わたしは口を開いてたとえを用い、
天地創造の時から隠されていたことを告げる。」

  • 年間第17火曜日
7月31日(火曜日)

第一朗読

エレミヤ17b-22

わたしの目は夜も昼も涙を流しとどまることがない。

エレミヤの預言

14・17b「わたしの目は夜も昼も涙を流し
とどまることがない。
娘なるわが民は破滅し
その傷はあまりにも重い。
18野に出て見れば、見よ、剣に刺された者。
町に入って見れば、見よ、飢えに苦しむ者。
預言者も祭司も見知らぬ地にさまよって行く。」

19あなたはユダを退けられたのか。
シオンをいとわれるのか。
なぜ、我々を打ち、いやしてはくださらないのか。
平和を望んでも、幸いはなく
いやしのときを望んでも、見よ、恐怖のみ。
20主よ、我々は自分たちの背きと
先祖の罪を知っています。
あなたに対して、我々は過ちを犯しました。
21我々を見捨てないでください。
あなたの栄光の座を軽んじないでください。
御名にふさわしく、我々と結んだ契約を心に留め
それを破らないでください。
22国々の空しい神々の中に
雨を降らしうるものがあるでしょうか。
天が雨を与えるでしょうか。
我々の神、主よ。
それをなしうるのはあなただけではありませんか。
我々はあなたを待ち望みます。
あなたこそ、すべてを成し遂げる方です。

答唱詩編

詩編130・1+2、7a+8

主は豊かなあがないに満ち、いつくしみ深い。

詩編130

130・1神よ、深い淵から、
あなたに呼び、
2嘆き祈る私の声を
聞いてください。

7aイスラエルよ、イスラエルよ、
主を待ち望め。
8主はすべての罪から、
イスラエルを救われる。

福音朗読

マタイ13・36-43

畑の毒麦のたとえを説明してください

マタイによる福音

そのとき、13・36イエスは群衆を後に残して家にお入りになった。すると、弟子たちがそばに寄って来て、「畑の毒麦のたとえを説明してください」と言った。37イエスはお答えになった。「良い種を蒔く者は人の子、38畑は世界、良い種は御国の子ら、毒麦は悪い者の子らである。39毒麦を蒔いた敵は悪魔、刈り入れは世の終わりのことで、刈り入れる者は天使たちである。40だから、毒麦が集められて火で焼かれるように、世の終わりにもそうなるのだ。41人の子は天使たちを遣わし、つまずきとなるものすべてと不法を行う者どもを自分の国から集めさせ、42燃え盛る炉の中に投げ込ませるのである。彼らは、そこで泣きわめいて歯ぎしりするだろう。43そのとき、正しい人々はその父の国で太陽のように輝く。耳のある者は聞きなさい。」