2021年・05月
復活節第4土曜日 5月1日(“土)

第一朗読

使徒言行録13・44-52

永遠の命を得るように定められている人は皆、信仰に入った。

使徒たちの宣教

13・44次の安息日になると、ほとんど町中の人が主の言葉を聞こうとして集まって来た。45しかし、ユダヤ人はこの群衆を見てひどくねたみ、口汚くののしって、パウロの話すことに反対した。46そこで、パウロとバルナバは勇敢に語った。「神の言葉は、まずあなたがたに語られるはずでした。だがあなたがたはそれを拒み、自分自身を永遠の命を得るに値しない者にしている。見なさい、わたしたちは異邦人の方に行く。47主はわたしたちにこう命じておられるからです。
『わたしは、あなたを異邦人の光と定めた、
あなたが、地の果てにまでも救いをもたらすために。』」
48異邦人たちはこれを聞いて喜び、主の言葉を賛美した。そして、永遠の命を得るように定められている人は皆、信仰に入った。49こうして、主の言葉はその地方全体に広まった。50ところが、ユダヤ人は、神をあがめる貴婦人たちや町のおもだった人々を扇動して、パウロとバルナバを迫害させ、その地方から二人を追い出した。51それで、二人は彼らに対して足の塵を払い落とし、イコニオンに行った。52他方、弟子たちは喜びと聖霊に満たされていた。

答唱詩編

詩編98・1、4+5

遠く地の果てまで、すべての者が神の救いを見た。

詩編98

98・1新しい歌を神にうたえ。
神は不思議なわざを行われた。
神の偉大な右の手、
そのとうとい腕は救いの力。

4世界よ、神に向かって喜びの声をあげ、
賛美の歌で神をほめよ。
5たて琴をかなでて神をたたえ、
その調べに合わせてほめ歌え。

福音朗読

ヨハネ14・7-14

アレルヤ、アレルヤ。わたしは道、真理、いのち。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行けない。アレルヤ、アレルヤ。

ヨハネによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。14・7「あなたがたがわたしを知っているなら、わたしの父をも知ることになる。今から、あなたがたは父を知る。いや、既に父を見ている。」8フィリポが「主よ、わたしたちに御父をお示しください。そうすれば満足できます」と言うと、9イエスは言われた。「フィリポ、こんなに長い間一緒にいるのに、わたしが分かっていないのか。わたしを見た者は、父を見たのだ。なぜ、『わたしたちに御父をお示しください』と言うのか。10わたしが父の内におり、父がわたしの内におられることを、信じないのか。わたしがあなたがたに言う言葉は、自分から話しているのではない。わたしの内におられる父が、その業を行っておられるのである。11わたしが父の内におり、父がわたしの内におられると、わたしが言うのを信じなさい。もしそれを信じないなら、業そのものによって信じなさい。12はっきり言っておく。わたしを信じる者は、わたしが行う業を行い、また、もっと大きな業を行うようになる。わたしが父のもとへ行くからである。13わたしの名によって願うことは、何でもかなえてあげよう。こうして、父は子によって栄光をお受けになる。14わたしの名によってわたしに何かを願うならば、わたしがかなえてあげよう。」

復活節第5主日 5月2日(日)

第一朗読

使徒言行録9・26-31

バルナバは、サウロが旅の途中で主に出会ったことを説明した。

使徒たちの宣教

その日、9・26サウロはエルサレムに着き、弟子の仲間に加わろうとしたが、皆は彼を弟子だとは信じないで恐れた。27しかしバルナバは、サウロを連れて使徒たちのところへ案内し、サウロが旅の途中で主に出会い、主に語りかけられ、ダマスコでイエスの名によって大胆に宣教した次第を説明した。28それで、サウロはエルサレムで使徒たちと自由に行き来し、主の名によって恐れずに教えるようになった。29また、ギリシア語を話すユダヤ人と語り、議論もしたが、彼らはサウロを殺そうとねらっていた。30それを知った兄弟たちは、サウロを連れてカイサリアに下り、そこからタルソスヘ出発させた。31こうして、教会はユダヤ、ガリラヤ、サマリアの全地方で平和を保ち、主を畏れ、聖霊の慰めを受け、基礎が固まって発展し、信者の数が増えていった。

答唱詩編

詩編22・26+27a、28a+27b+28b+29、31b+32

神に向かって喜び歌い、感謝の歌をささげよう。

詩編22

22・26神の恵みによって、民のつどいで賛美をささげ、
神をおそれる人々の前で、わたしは誓いを果たす。
27a貧しい人はかてに恵まれ、
神を求める人は賛美をささげる。

28a遠く地の果てまで、すべての者が神にたち帰り、
27b生きる喜びで彼らの心はいつも満たされる。
28b諸国の民は神の前にひざをかがめる。
29わたしたちの国は神のもの、神は諸国を治められる。

31b彼らは主のわざを次の世代にかたり継ぎ、
あとから生まれてくる民に、
32神のわざ、
その救いを告げ知らせる。

第二朗読

①ヨハネ3・18-24

神の掟とは、わたしたちが信じ、愛し合うことである。

使徒ヨハネの手紙

3・18子たちよ、言葉や口先だけではなく、行いをもって誠実に愛し合おう。

19これによって、わたしたちは自分が真理に属していることを知り、神の御前で安心できます、20心に責められることがあろうとも。神は、わたしたちの心よりも大きく、すべてをご存じだからです。21愛する者たち、わたしたちは心に責められることがなければ、神の御前で確信を持つことができ、22神に願うことは何でもかなえられます。わたしたちが神の掟を守り、御心に適うことを行っているからです。23その掟とは、神の子イエス・キリストの名を信じ、この方がわたしたちに命じられたように、互いに愛し合うことです。24神の掟を守る人は、神の内にいつもとどまり、神もその人の内にとどまってくださいます。神がわたしたちの内にとどまってくださることは、神が与えてくださった〝霊〟によって分かります。

福音朗読

ヨハネ15・1-8

アレルヤ、アレルヤ。わたしのうちに留まりなさい。わたしもあなたがたのうちにいる。わたしに留まる人は多くの実を結ぶ。アレルヤ、アレルヤ。

ヨハネによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。15・1「わたしはまことのぶどうの木、わたしの父は農夫である。2わたしにつながっていながら、実を結ばない枝はみな、父が取り除かれる。しかし、実を結ぶものはみな、いよいよ豊かに実を結ぶように手入れをなさる。3わたしの話した言葉によって、あなたがたは既に清くなっている。4わたしにつながっていなさい。わたしもあなたがたにつながっている。ぶどうの枝が、木につながっていなければ、自分では実を結ぶことができないように、あなたがたも、わたしにつながっていなければ、実を結ぶことができない。5わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。6わたしにつながっていない人がいれば、枝のように外に投げ捨てられて枯れる。そして、集められ、火に投げ入れられて焼かれてしまう。7あなたがたがわたしにつながっており、わたしの言葉があなたがたの内にいつもあるならば、望むものを何でも願いなさい。そうすればかなえられる。8あなたがたが豊かに実を結び、わたしの弟子となるなら、それによって、わたしの父は栄光をお受けになる。」

聖フィリポ、聖ヤコブ使徒 5月3日(月) 祝日

第一朗読

①コリント15・1-8

キリストが、わたしたちの罪のために死んで、三日目に復活した。

使徒パウロのコリントの教会への手紙

15・1兄弟たち、わたしがあなたがたに告げ知らせた福音を、ここでもう一度知らせます。これは、あなたがたが受け入れ、生活のよりどころとしている福音にほかなりません。2どんな言葉でわたしが福音を告げ知らせたか、しっかり覚えていれば、あなたがたはこの福音によって救われます。さもないと、あなたがたが信じたこと自体が、無駄になってしまうでしょう。3最も大切なこととしてわたしがあなたがたに伝えたのは、わたしも受けたものです。すなわち、キリストが、聖書に書いてあるとおりわたしたちの罪のために死んだこと、4葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおり三日目に復活したこと、5ケファに現れ、その後十二人に現れたことです。6次いで、五百人以上もの兄弟たちに同時に現れました。そのうちの何人かは既に眠りについたにしろ、大部分は今なお生き残っています。7次いで、ヤコブに現れ、その後すべての使徒に現れ、8そして最後に、月足らずで生まれたようなわたしにも現れました。

答唱詩編

詩編19・2+3、4+5

天は神の栄光を語り、大空はみ手のわざを告げる。

詩編19

19・2天は神の栄光を語り、
大空はみ手のわざを告げる。
3日は日にことばを語り継ぎ、
夜は夜に知識を伝える。

4ことばでもなく、話でもなく、
その声も聞こえないが、
その響きは地を覆い、その知らせは世界に及ぶ。
5神は天に太陽の幕屋をすえられた。

福音朗読

ヨハネ14・6-14

わたしは道であり、真理であり、命である。

ヨハネによる福音

そのとき、イエスはトマスに14・6言われた。「わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない。7あなたがたがわたしを知っているなら、わたしの父をも知ることになる。今から、あなたがたは父を知る。いや、既に父を見ている。」8フィリポが「主よ、わたしたちに御父をお示しください。そうすれば満足できます」と言うと、9イエスは言われた。「フィリポ、こんなに長い間一緒にいるのに、わたしが分かっていないのか。わたしを見た者は、父を見たのだ。なぜ、『わたしたちに御父をお示しください』と言うのか。10わたしが父の内におり、父がわたしの内におられることを、信じないのか。わたしがあなたがたに言う言葉は、自分から話しているのではない。わたしの内におられる父が、その業を行っておられるのである。11わたしが父の内におり、父がわたしの内におられると、わたしが言うのを信じなさい。もしそれを信じないなら、業そのものによって信じなさい。12はっきり言っておく。わたしを信じる者は、わたしが行う業を行い、また、もっと大きな業を行うようになる。わたしが父のもとへ行くからである。13わたしの名によって願うことは、何でもかなえてあげよう。こうして、父は子によって栄光をお受けになる。14わたしの名によってわたしに何かを願うならば、わたしがかなえてあげよう。」

復活節第5火曜日 5月4日(火)

第一朗読

使徒言行録14・19-28

弟子たちのため教会ごとに長老たちを任命し、断食して祈り、彼らをその信ずる主に任せた。

使徒たちの宣教

その日、14・19ユダヤ人たちがアンティオキアとイコニオンからやって来て、群衆を抱き込み、パウロに石を投げつけ、死んでしまったものと思って、町の外へ引きずり出した。20しかし、弟子たちが周りを取り囲むと、パウロは起き上がって町に入って行った。そして翌日、バルナバと一緒にデルベへ向かった。

21二人はこの町で福音を告げ知らせ、多くの人を弟子にしてから、リストラ、イコニオン、アンティオキアへと引き返しながら、22弟子たちを力づけ、「わたしたちが神の国に入るには、多くの苦しみを経なくてはならない」と言って、信仰に踏みとどまるように励ました。23また、弟子たちのため教会ごとに長老たちを任命し、断食して祈り、彼らをその信ずる主に任せた。24それから、二人はピシディア州を通り、パンフィリア州に至り、25ペルゲで御言葉を語った後、アタリアに下り、26そこからアンティオキアへ向かって船出した。そこは、二人が今成し遂げた働きのために神の恵みにゆだねられて送り出された所である。27到着するとすぐ教会の人々を集めて、神が自分たちと共にいて行われたすべてのことと、異邦人に信仰の門を開いてくださったことを報告した。28そして、しばらくの間、弟子たちと共に過ごした。

答唱詩編

詩編145・7+9、10+11

神は恵みとあわれみに満ち、怒るに遅く、いつくしみ深い。

詩編145

145・7あなたの豊かな恵みを思い、
喜んであなたの正義をうたう。
9その恵みはすべてのものに及び、
いつくしみは造られたすべてのものの上にある。

10神よ、造られたすべてのものはあなたをたたえ、
あなたに従う人は感謝してうたう。
11彼らはあなたの国の栄光を語り、
力あるわざを告げ知らせる。

福音朗読

ヨハネ14・27-31a

アレルヤ、アレルヤ。キリストは苦しみを受けて死者のうちから復活し、栄光に入る方。アレルヤ、アレルヤ。

ヨハネによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。14・27「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える。わたしはこれを、世が与えるように与えるのではない。心を騒がせるな。おびえるな。28『わたしは去って行くが、また、あなたがたのところへ戻って来る』と言ったのをあなたがたは聞いた。わたしを愛しているなら、わたしが父のもとに行くのを喜んでくれるはずだ。父はわたしよりも偉大な方だからである。29事が起こったときに、あなたがたが信じるようにと、今、その事の起こる前に話しておく。30もはや、あなたがたと多くを語るまい。世の支配者が来るからである。だが、彼はわたしをどうすることもできない。31わたしが父を愛し、父がお命じになったとおりに行っていることを、世は知るべきである。」

復活節第5水曜日 5月5日(水)

第一朗読

使徒言行録15・1-6

使徒たちと長老たちは、この問題について協議するために集まった。

使徒たちの宣教

その日、15・1ある人々がユダヤから下って来て、「モーセの慣習に従って割礼を受けなければ、あなたがたは救われない」と兄弟たちに教えていた。2それで、パウロやバルナバとその人たちとの間に、激しい意見の対立と論争が生じた。この件について使徒や長老たちと協議するために、パウロとバルナバ、そのほか数名の者がエルサレムへ上ることに決まった。3さて、一行は教会の人々から送り出されて、フェニキアとサマリア地方を通り、道すがら、兄弟たちに異邦人が改宗した次第を詳しく伝え、皆を大いに喜ばせた。4エルサレムに到着すると、彼らは教会の人々、使徒たち、長老たちに歓迎され、神が自分たちと共にいて行われたことを、ことごとく報告した。5ところが、ファリサイ派から信者になった人が数名立って、「異邦人にも割礼を受けさせて、モーセの律法を守るように命じるべきだ」と言った。

6そこで、使徒たちと長老たちは、この問題について協議するために集まった。

答唱詩編

詩編122・1+2、3+4ab

私たちは神の民、そのまきばの群れ。

詩編122

122・1「神の家に行こう」と言われて、
わたしの心は喜びにはずんだ。
2エルサレムよ、わたしたちは今、
お前の門のうちに立っている。

3しげく連なる町、エルサレム、
すべての民の都。
4abそこにはイスラエルの部族、
神の民がのぼって来る。

福音朗読

ヨハネ15・1-8

アレルヤ、アレルヤ。わたしのうちに留まりなさい。わたしもあなたがたのうちにいる。わたしに留まる人は多くの実を結ぶ。アレルヤ、アレルヤ。

ヨハネによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。15・1「わたしはまことのぶどうの木、わたしの父は農夫である。2わたしにつながっていながら、実を結ばない枝はみな、父が取り除かれる。しかし、実を結ぶものはみな、いよいよ豊かに実を結ぶように手入れをなさる。3わたしの話した言葉によって、あなたがたは既に清くなっている。4わたしにつながっていなさい。わたしもあなたがたにつながっている。ぶどうの枝が、木につながっていなければ、自分では実を結ぶことができないように、あなたがたも、わたしにつながっていなければ、実を結ぶことができない。5わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。6わたしにつながっていない人がいれば、枝のように外に投げ捨てられて枯れる。そして、集められ、火に投げ入れられて焼かれてしまう。7あなたがたがわたしにつながっており、わたしの言葉があなたがたの内にいつもあるならば、望むものを何でも願いなさい。そうすればかなえられる。8あなたがたが豊かに実を結び、わたしの弟子となるなら、それによって、わたしの父は栄光をお受けになる。」

復活節第5木曜日 5月6日(木)

第一朗読

使徒言行録15・7-21

主イエスの恵みによって救われると信じているのですが、これは、彼ら異邦人も同じことです。

使徒たちの宣教

その日、15・7議論を重ねた後、ペトロが立って使徒たちと長老たちに言った。「兄弟たち、ご存じのとおり、ずっと以前に、神はあなたがたの間でわたしをお選びになりました。それは、異邦人が、わたしの口から福音の言葉を聞いて信じるようになるためです。8人の心をお見通しになる神は、わたしたちに与えてくださったように異邦人にも聖霊を与えて、彼らをも受け入れられたことを証明なさったのです。9また、彼らの心を信仰によって清め、わたしたちと彼らとの間に何の差別をもなさいませんでした。10それなのに、なぜ今あなたがたは、先祖もわたしたちも負いきれなかった軛を、あの弟子たちの首に懸けて、神を試みようとするのですか。11わたしたちは、主イエスの恵みによって救われると信じているのですが、これは、彼ら異邦人も同じことです。」

12すると全会衆は静かになり、バルナバとパウロが、自分たちを通して神が異邦人の間で行われた、あらゆるしるしと不思議な業について話すのを聞いていた。13二人が話を終えると、ヤコブが答えた。「兄弟たち、聞いてください。14神が初めに心を配られ、異邦人の中から御自分の名を信じる民を選び出そうとなさった次第については、シメオンが話してくれました。15預言者たちの言ったことも、これと一致しています。次のように書いてあるとおりです。
16『「その後、わたしは戻って来て、
倒れたダビデの幕屋を建て直す。
その破壊された所を建て直して、
元どおりにする。
17-18それは、人々のうちの残った者や、
わたしの名で呼ばれる異邦人が皆、
主を求めるようになるためだ。」
昔から知らされていたことを行う主は、こう言われる。』
19それで、わたしはこう判断します。神に立ち帰る異邦人を悩ませてはなりません。20ただ、偶像に供えて汚れた肉と、みだらな行いと、絞め殺した動物の肉と、血とを避けるようにと、手紙を書くべきです。21モーセの律法は、昔からどの町にも告げ知らせる人がいて、安息日ごとに会堂で読まれているからです。」

答唱詩編

詩編96・1+2、3+4

遠く地の果てまで、すべての者が神の救いを見た。

詩編96

96・1新しい歌を神にうたえ。
世界よ、神に向かって喜びうたえ。
2神の名をたたえてうたい、
日ごとに救いを告げ知らせよ。

3すべての国にその栄光をかたり、
すべての民に不思議なわざを伝えよ。
4神は偉大、ほむべきかた、
すべてを越えておそるべきかた。

福音朗読

ヨハネ15・9-11

アレルヤ、アレルヤ。羊はわたしの声を聞き分け、わたしもその羊を知り、羊はわたしに従う。アレルヤ、アレルヤ。

ヨハネによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。15・9「父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛してきた。わたしの愛にとどまりなさい。10わたしが父の掟を守り、その愛にとどまっているように、あなたがたも、わたしの掟を守るなら、わたしの愛にとどまっていることになる。

11これらのことを話したのは、わたしの喜びがあなたがたの内にあり、あなたがたの喜びが満たされるためである。」

復活節第5金曜日 5月7日(金)

第一朗読

使徒言行録15・22-31

わたしたちの主イエス・キリストの名のために身を献げている人です。

使徒たちの宣教

その日、15・22使徒たちと長老たちは、教会全体と共に、自分たちの中から人を選んで、パウロやバルナバと一緒にアンティオキアに派遣することを決定した。選ばれたのは、バルサバと呼ばれるユダおよびシラスで、兄弟たちの中で指導的な立場にいた人たちである。23使徒たちは、次の手紙を彼らに託した。「使徒と長老たちが兄弟として、アンティオキアとシリア州とキリキア州に住む、異邦人の兄弟たちに挨拶いたします。24聞くところによると、わたしたちのうちのある者がそちらへ行き、わたしたちから何の指示もないのに、いろいろなことを言って、あなたがたを騒がせ動揺させたとのことです。25それで、人を選び、わたしたちの愛するバルナバとパウロとに同行させて、そちらに派遣することを、わたしたちは満場一致で決定しました。26このバルナバとパウロは、わたしたちの主イエス・キリストの名のために身を献げている人たちです。27それで、ユダとシラスを選んで派遣しますが、彼らは同じことを口頭でも説明するでしょう。28聖霊とわたしたちは、次の必要な事柄以外、一切あなたがたに重荷を負わせないことに決めました。29すなわち、偶像に献げられたものと、血と、絞め殺した動物の肉と、みだらな行いとを避けることです。以上を慎めばよいのです。健康を祈ります。」

30さて、彼ら一同は見送りを受けて出発し、アンティオキアに到着すると、信者全体を集めて手紙を手渡した。31彼らはそれを読み、励ましに満ちた決定を知って喜んだ。

答唱詩編

詩編57・8+9、10+11

栄光は世界に及び、すべてを越えて神は偉大。

詩編57

57・8神よ、わたしの心はひるむことなく、
あなたをたたえてうたう。
9目覚めよ、わたしの魂。目覚めよ、たて琴。
あけぼのを呼びさまそう。

10神よ、民の中であなたをたたえ、
人々の中でわたしはほめうたう。
11あなたの恵みは天地にあふれ、
あなたのまことは雲にそびえる。

福音朗読

ヨハネ15・12-17

アレルヤ、アレルヤ。あなたがたを世から選んだのは、あなたがたが行って実を結び、その実が残るためである。アレルヤ、アレルヤ。

ヨハネによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。15・12「わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。これがわたしの掟である。13友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。14わたしの命じることを行うならば、あなたがたはわたしの友である。15もはや、わたしはあなたがたを僕とは呼ばない。僕は主人が何をしているか知らないからである。わたしはあなたがたを友と呼ぶ。父から聞いたことをすべてあなたがたに知らせたからである。16あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ。あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るようにと、また、わたしの名によって父に願うものは何でも与えられるようにと、わたしがあなたがたを任命したのである。17互いに愛し合いなさい。これがわたしの命令である。」

復活節第5土曜日 5月8日(“土)

第一朗読

使徒言行録16・1-10

マケドニア州に渡って来て、わたしたちを助けてください

使徒たちの宣教

そのころ、16・1パウロは、デルベにもリストラにも行った。そこに、信者のユダヤ婦人の子で、ギリシア人を父親に持つ、テモテという弟子がいた。2彼は、リストラとイコニオンの兄弟の間で評判の良い人であった。3パウロは、このテモテを一緒に連れて行きたかったので、その地方に住むユダヤ人の手前、彼に割礼を授けた。父親がギリシア人であることを、皆が知っていたからである。4彼らは方々の町を巡回して、エルサレムの使徒と長老たちが決めた規定を守るようにと、人々に伝えた。5こうして、教会は信仰を強められ、日ごとに人数が増えていった。

6さて、彼らはアジア州で御言葉を語ることを聖霊から禁じられたので、フリギア・ガラテヤ地方を通って行った。7ミシア地方の近くまで行き、ビティニア州に入ろうとしたが、イエスの霊がそれを許さなかった。8それで、ミシア地方を通ってトロアスに下った。9その夜、パウロは幻を見た。その中で一人のマケドニア人が立って、「マケドニア州に渡って来て、わたしたちを助けてください」と言ってパウロに願った。10パウロがこの幻を見たとき、わたしたちはすぐにマケドニアへ向けて出発することにした。マケドニア人に福音を告げ知らせるために、神がわたしたちを召されているのだと、確信するに至ったからである。

答唱詩編

詩編100・1+2、3ab

わたしたちは神の民、そのまきばの群れ。

詩編100

100・1世界よ、神に喜びの声をあげ、
歓呼の歌をささげつつ、
2み前に進み、
神に仕えよ。

3ab神こそ
主であると悟れ。
神はわたしたちを造られた。

福音朗読

ヨハネ15・18-21

アレルヤ、アレルヤ。キリストとともに復活したなら上のことを求めよう。キリストは神の右に座しておられる。アレルヤ、アレルヤ。

ヨハネによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。15・18「世があなたがたを憎むなら、あなたがたを憎む前にわたしを憎んでいたことを覚えなさい。19あなたがたが世に属していたなら、世はあなたがたを身内として愛したはずである。だが、あなたがたは世に属していない。わたしがあなたがたを世から選び出した。だから、世はあなたがたを憎むのである。20『僕は主人にまさりはしない』と、わたしが言った言葉を思い出しなさい。人々がわたしを迫害したのであれば、あなたがたをも迫害するだろう。わたしの言葉を守ったのであれば、あなたがたの言葉をも守るだろう。21しかし人々は、わたしの名のゆえに、これらのことをみな、あなたがたにするようになる。わたしをお遣わしになった方を知らないからである。」

復活節第6主日 5月9日(日)

第一朗読

使徒言行録10・25-26、34-35、44-48

聖霊の賜物が異邦人の上にも注がれた。

使徒たちの宣教

10・25ペトロがカイサリアに来ると、コルネリウスは迎えに出て、足もとにひれ伏して拝んだ。26ペトロは彼を起こして言った。「お立ちください。わたしもただの人間です。」

34そして、ペトロは口を開きこう言った。「神は人を分け隔てなさらないことが、よく分かりました。35どんな国の人でも、神を畏れて正しいことを行う人は、神に受け入れられるのです。」

44ペトロが話し続けていると、御言葉を聞いている一同の上に聖霊が降った。45割礼を受けている信者で、ペトロと一緒に来た人は皆、聖霊の賜物が異邦人の上にも注がれるのを見て、大いに驚いた。46異邦人が異言を話し、また神を賛美しているのを、聞いたからである。そこでペトロは、47「わたしたちと同様に聖霊を受けたこの人たちが、水で洗礼を受けるのを、いったいだれが妨げることができますか」と言った。48そして、イエス・キリストの名によって洗礼を受けるようにと、その人たちに命じた。それから、コルネリウスたちは、ペトロになお数日滞在するようにと願った。

答唱詩編

詩編98・1、2+3a、6+7b+8b

遠く地の果てまで、すべての者が神の救いを見た。

詩編98

98・1新しい歌を神にうたえ。
神は不思議なわざを行われた。
神の偉大な右の手、
そのとうとい腕は救いの力。

2神は救いをしめし、
諸国の民に正義を現された。
3aいつくしみとまことをもって、
イスラエルに心を留められる。

6ラッパと角笛を吹き、
神の前で喜びの声をあげよ。
7b世界とそこに住む者は、
8b神の前に喜び歌え。

第二朗読

①ヨハネ4・7-10

神は愛である。

使徒ヨハネの手紙

4・7愛する者たち、互いに愛し合いましょう。愛は神から出るもので、愛する者は皆、神から生まれ、神を知っているからです。8愛することのない者は神を知りません。神は愛だからです。9神は、独り子を世にお遣わしになりました。その方によって、わたしたちが生きるようになるためです。ここに、神の愛がわたしたちの内に示されました。10わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して、わたしたちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。ここに愛があります。

福音朗読

ヨハネ15・9-17

アレルヤ、アレルヤ。わたしを愛する人はわたしの言葉を守る。わたしの父はその人を愛し、私たちはその人のもとに行く。アレルヤ、アレルヤ。

ヨハネによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。15・9「父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛してきた。わたしの愛にとどまりなさい。10わたしが父の掟を守り、その愛にとどまっているように、あなたがたも、わたしの掟を守るなら、わたしの愛にとどまっていることになる。

11これらのことを話したのは、わたしの喜びがあなたがたの内にあり、あなたがたの喜びが満たされるためである。12わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。これがわたしの掟である。13友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。14わたしの命じることを行うならば、あなたがたはわたしの友である。15もはや、わたしはあなたがたを僕とは呼ばない。僕は主人が何をしているか知らないからである。わたしはあなたがたを友と呼ぶ。父から聞いたことをすべてあなたがたに知らせたからである。16あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ。あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るようにと、また、わたしの名によって父に願うものは何でも与えられるようにと、わたしがあなたがたを任命したのである。17互いに愛し合いなさい。これがわたしの命令である。」

復活節第6月曜日 5月10日(月)

第一朗読

使徒言行録16・11-15

私が主を信じる者だとお思いでしたら、どうぞ、私の家に来てお泊まりください

使徒たちの宣教

16・11わたしたちはトロアスから船出してサモトラケ島に直航し、翌日ネアポリスの港に着き、12そこから、マケドニア州第一区の都市で、ローマの植民都市であるフィリピに行った。そして、この町に数日間滞在した。13安息日に町の門を出て、祈りの場所があると思われる川岸に行った。そして、わたしたちもそこに座って、集まっていた婦人たちに話をした。14ティアティラ市出身の紫布を商う人で、神をあがめるリディアという婦人も話を聞いていたが、主が彼女の心を開かれたので、彼女はパウロの話を注意深く聞いた。15そして、彼女も家族の者も洗礼を受けたが、そのとき、「私が主を信じる者だとお思いでしたら、どうぞ、私の家に来てお泊まりください」と言ってわたしたちを招待し、無理に承知させた。

答唱詩編

詩編149・3+4、5+6a+9b

シオンよ、喜べ。エルサレムよ、うたえ。見よ、わたしたちの王、主が来られる。

詩編149

149・3舞をささげて神の名をほめ、
鼓と琴に合わせて神をたたえよ。
4神はその民を心に留め、
貧しい人を勝利で飾られる。

5栄光をあびて神の民は喜び、
6a神に仕え、高らかにうたう。
9b彼らの口には神への賛美、
これは神を敬う人の誉れ。

福音朗読

ヨハネ15・26-16・4a

アレルヤ、アレルヤ。真理の霊はわたしについて証しする。あなたがたもわたしを証しする。アレルヤ、アレルヤ。

ヨハネによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。15・26「わたしが父のもとからあなたがたに遣わそうとしている弁護者、すなわち、父のもとから出る真理の霊が来るとき、その方がわたしについて証しをなさるはずである。27あなたがたも、初めからわたしと一緒にいたのだから、証しをするのである。

16・1これらのことを話したのは、あなたがたをつまずかせないためである。2人々はあなたがたを会堂から追放するだろう。しかも、あなたがたを殺す者が皆、自分は神に奉仕していると考える時が来る。3彼らがこういうことをするのは、父をもわたしをも知らないからである。4しかし、これらのことを話したのは、その時が来たときに、わたしが語ったということをあなたがたに思い出させるためである。」

復活節第6火曜日 5月11日(火)

第一朗読

使徒言行録16・22-34

主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます。

使徒たちの宣教

その日、フィリピの町の群衆も一緒になってパウロとシラス16・22を責め立てたので、高官たちは二人の衣服をはぎ取り、「鞭で打て」と命じた。23そして、何度も鞭で打ってから二人を牢に投げ込み、看守に厳重に見張るように命じた。24この命令を受けた看守は、二人をいちばん奥の牢に入れて、足には木の足枷をはめておいた。

25真夜中ごろ、パウロとシラスが賛美の歌をうたって神に祈っていると、ほかの囚人たちはこれに聞き入っていた。26突然、大地震が起こり、牢の土台が揺れ動いた。たちまち牢の戸がみな開き、すべての囚人の鎖も外れてしまった。27目を覚ました看守は、牢の戸が開いているのを見て、囚人たちが逃げてしまったと思い込み、剣を抜いて自殺しようとした。28パウロは大声で叫んだ。「自害してはいけない。わたしたちは皆ここにいる。」29看守は、明かりを持って来させて牢の中に飛び込み、パウロとシラスの前に震えながらひれ伏し、30二人を外へ連れ出して言った。「先生方、救われるためにはどうすべきでしょうか。」31二人は言った。「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます。」32そして、看守とその家の人たち全部に主の言葉を語った。33まだ真夜中であったが、看守は二人を連れて行って打ち傷を洗ってやり、自分も家族の者も皆すぐに洗礼を受けた。34この後、二人を自分の家に案内して食事を出し、神を信じる者になったことを家族ともども喜んだ。

答唱詩編

詩編138・1+2ab、8

主をたたえよう。主はいつくしみ深く、そのあわれみは永遠。

詩編138

138・1神よ、わたしは心を尽くしてあなたに感謝し、
神の使いの前であなたをたたえる。
2abあなたの神殿に向かってひれ伏し、
いつくしみとまことのゆえにあなたに感謝をささげる。

8神はわたしに約束されたことを、
すべて成しとげられる。
神よ、あなたのいつくしみは永遠。
造られたすべてのものを見捨てないでください。

福音朗読

ヨハネ16・5-11

アレルヤ、アレルヤ。すべての真理を教えてくださる真理の霊を遣わそう。アレルヤ、アレルヤ。

ヨハネによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。16・5「今わたしは、わたしをお遣わしになった方のもとに行こうとしているが、あなたがたはだれも、『どこへ行くのか』と尋ねない。6むしろ、わたしがこれらのことを話したので、あなたがたの心は悲しみで満たされている。7しかし、実を言うと、わたしが去って行くのは、あなたがたのためになる。わたしが去って行かなければ、弁護者はあなたがたのところに来ないからである。わたしが行けば、弁護者をあなたがたのところに送る。8その方が来れば、罪について、義について、また、裁きについて、世の誤りを明らかにする。9罪についてとは、彼らがわたしを信じないこと、10義についてとは、わたしが父のもとに行き、あなたがたがもはやわたしを見なくなること、11また、裁きについてとは、この世の支配者が断罪されることである。」

復活節第6水曜日 5月12日(水)

第一朗読

使徒言行録17・15、22-18・1

知られざる神に

使徒たちの宣教

その日、17・15パウロに付き添った人々は、彼をアテネまで連れて行った。そしてできるだけ早く来るようにという、シラスとテモテに対するパウロの指示を受けて帰って行った。

22パウロは、アレオパゴスの真ん中に立って言った。「アテネの皆さん、あらゆる点においてあなたがたが信仰のあつい方であることを、わたしは認めます。23道を歩きながら、あなたがたが拝むいろいろなものを見ていると、『知られざる神に』と刻まれている祭壇さえ見つけたからです。それで、あなたがたが知らずに拝んでいるもの、それをわたしはお知らせしましょう。24世界とその中の万物とを造られた神が、その方です。この神は天地の主ですから、手で造った神殿などにはお住みになりません。25また、何か足りないことでもあるかのように、人の手によって仕えてもらう必要もありません。すべての人に命と息と、その他すべてのものを与えてくださるのは、この神だからです。26神は、一人の人からすべての民族を造り出して、地上の至るところに住まわせ、季節を決め、彼らの居住地の境界をお決めになりました。27これは、人に神を求めさせるためであり、また、彼らが探し求めさえすれば、神を見いだすことができるようにということなのです。実際、神はわたしたち一人一人から遠く離れてはおられません。28皆さんのうちのある詩人たちも、
『我らは神の中に生き、動き、存在する』
『我らもその子孫である』と、
言っているとおりです。29わたしたちは神の子孫なのですから、神である方を、人間の技や考えで造った金、銀、石などの像と同じものと考えてはなりません。30さて、神はこのような無知な時代を、大目に見てくださいましたが、今はどこにいる人でも皆悔い改めるようにと、命じておられます。31それは、先にお選びになった一人の方によって、この世を正しく裁く日をお決めになったからです。神はこの方を死者の中から復活させて、すべての人にそのことの確証をお与えになったのです。」

32死者の復活ということを聞くと、ある者はあざ笑い、ある者は、「それについては、いずれまた聞かせてもらうことにしよう」と言った。33それで、パウロはその場を立ち去った。34しかし、彼について行って信仰に入った者も、何人かいた。その中にはアレオパゴスの議員ディオニシオ、またダマリスという婦人やその他の人々もいた。

18・1その後、パウロはアテネを去ってコリントへ行った。

答唱詩編

詩編148・11+12、13+14

いのちあるすベてのものは、神をたたえよ。

詩編148

148・11地を治める王、すべての民は神をたたえよ。
すべての支配者は神をたたえよ。
12若者とおとめたちは神をたたえよ。
年老いた者も、子どもたちも神をたたえよ。

13すべての者は神の名をたたえよ。
神は偉大。その栄光は天地を覆う。
14神は、その民を高められた。
神に選ばれた民、イスラエルは賛美の声をあげる。

福音朗読

ヨハネ16・12-15

アレルヤ、アレルヤ。わたしは父に願い父が与える証しの霊は永遠に、あなたがたとともにとどまってくださる。アレルヤ、アレルヤ。

ヨハネによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。16・12「言っておきたいことは、まだたくさんあるが、今、あなたがたには理解できない。13しかし、その方、すなわち、真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。その方は、自分から語るのではなく、聞いたことを語り、また、これから起こることをあなたがたに告げるからである。14その方はわたしに栄光を与える。わたしのものを受けて、あなたがたに告げるからである。15父が持っておられるものはすべて、わたしのものである。だから、わたしは、『その方がわたしのものを受けて、あなたがたに告げる』と言ったのである。」

復活節第6木曜日 5月13日(木)

第一朗読

使徒言行録18・1-8

コリントの多くの人々も、パウロの言葉を聞いて信じ、洗礼を受けた。

使徒たちの宣教

その日、18・1パウロはアテネを去ってコリントへ行った。2ここで、ポントス州出身のアキラというユダヤ人とその妻プリスキラに出会った。クラウディウス帝が全ユダヤ人をローマから退去させるようにと命令したので、最近イタリアから来たのである。パウロはこの二人を訪ね、3職業が同じであったので、彼らの家に住み込んで、一緒に仕事をした。その職業はテント造りであった。4パウロは安息日ごとに会堂で論じ、ユダヤ人やギリシア人の説得に努めていた。

5シラスとテモテがマケドニア州からやって来ると、パウロは御言葉を語ることに専念し、ユダヤ人に対してメシアはイエスであると力強く証しした。6しかし、彼らが反抗し、口汚くののしったので、パウロは服の塵を振り払って言った。「あなたたちの血は、あなたたちの頭に降りかかれ。わたしには責任がない。今後、わたしは異邦人の方へ行く。」7パウロはそこを去り、神をあがめるティティオ・ユストという人の家に移った。彼の家は会堂の隣にあった。8会堂長のクリスポは、一家をあげて主を信じるようになった。また、コリントの多くの人々も、パウロの言葉を聞いて信じ、洗礼を受けた。

答唱詩編

詩編98・1、4+5

遠く地の果てまで、すべての者が神の救いを見た。

詩編98

98・1新しい歌を神にうたえ。
神は不思議なわざを行われた。
神の偉大な右の手、
そのとうとい腕は救いの力。

4世界よ、神に向かって喜びの声をあげ、
賛美の歌で神をほめよ。
5たて琴をかなでて神をたたえ、
その調べに合わせてほめ歌え。

福音朗読

ヨハネ16・16-20

アレルヤ、アレルヤ。わたしはあなたがたを孤児にはしない。今は行くが、また帰って来てあなたがたの喜びとなる。アレルヤ、アレルヤ。

ヨハネによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。16・16「しばらくすると、あなたがたはもうわたしを見なくなるが、またしばらくすると、わたしを見るようになる。」17そこで、弟子たちのある者は互いに言った。「『しばらくすると、あなたがたはわたしを見なくなるが、またしばらくすると、わたしを見るようになる』とか、『父のもとに行く』とか言っておられるのは、何のことだろう。」18また、言った。「『しばらくすると』と言っておられるのは、何のことだろう。何を話しておられるのか分からない。」19イエスは、彼らが尋ねたがっているのを知って言われた。「『しばらくすると、あなたがたはわたしを見なくなるが、またしばらくすると、わたしを見るようになる』と、わたしが言ったことについて、論じ合っているのか。20はっきり言っておく。あなたがたは泣いて悲嘆に暮れるが、世は喜ぶ。あなたがたは悲しむが、その悲しみは喜びに変わる。」

聖マチヤ使徒 5月14日(金) 祝日

第一朗読

使徒言行録1・15-17、20-26

二人のことでくじを引くと、マティアに当たった

使徒たちの宣教

その日、1・15ペトロは兄弟たちの中に立って言った。百二十人ほどの人々が一つになっていた。16「兄弟たち、イエスを捕らえた者たちの手引きをしたあのユダについては、聖霊がダビデの口を通して預言しています。この聖書の言葉は、実現しなければならなかったのです。17ユダはわたしたちの仲間の一人であり、同じ任務を割り当てられていました。20詩編にはこう書いてあります。
『その住まいは荒れ果てよ、
そこに住む者はいなくなれ。』
また、
『その務めは、ほかの人が引き受けるがよい。』
21‐22そこで、主イエスがわたしたちと共に生活されていた間、つまり、ヨハネの洗礼のときから始まって、わたしたちを離れて天に上げられた日まで、いつも一緒にいた者の中からだれか一人が、わたしたちに加わって、主の復活の証人になるべきです。」23そこで人々は、バルサバと呼ばれ、ユストともいうヨセフと、マティアの二人を立てて、24次のように祈った。「すべての人の心をご存じである主よ、この二人のうちのどちらをお選びになったかを、お示しください。25ユダが自分の行くべき所に行くために離れてしまった、使徒としてのこの任務を継がせるためです。」26二人のことでくじを引くと、マティアに当たったので、この人が十一人の使徒の仲間に加えられることになった。

答唱詩編

詩編113・1+2、7+8

神の名はあまねく世界に輝き、その栄光は天にそびえる。

詩編113

113・1ほめよ、神に仕える者よ、
神の名をほめたたえよ。
2神の名に賛美、
今よりとこしえに。

7神は貧しい人を立ち上がらせ、
恵まれない人を高く上げ、
5支配者とともにすわらせ、
民のかしらとともに並ばせる。

福音朗読

ヨハネ15・9-17

アレルヤ、アレルヤ。あなたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたを選んだのである。アレルヤ、アレルヤ。

ヨハネによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。15・9「父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛してきた。わたしの愛にとどまりなさい。10わたしが父の掟を守り、その愛にとどまっているように、あなたがたも、わたしの掟を守るなら、わたしの愛にとどまっていることになる。

11これらのことを話したのは、わたしの喜びがあなたがたの内にあり、あなたがたの喜びが満たされるためである。12わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。これがわたしの掟である。13友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。14わたしの命じることを行うならば、あなたがたはわたしの友である。15もはや、わたしはあなたがたを僕とは呼ばない。僕は主人が何をしているか知らないからである。わたしはあなたがたを友と呼ぶ。父から聞いたことをすべてあなたがたに知らせたからである。16あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ。あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るようにと、また、わたしの名によって父に願うものは何でも与えられるようにと、わたしがあなたがたを任命したのである。17互いに愛し合いなさい。これがわたしの命令である。」

復活節第6土曜日 5月15日(“土)

第一朗読

使徒言行録18・23-28

彼が聖書に基づいて、メシアはイエスであると公然と立証した。

使徒たちの宣教

23パウロはしばらくアンティオキアで過ごした後、また旅に出て、ガラテヤやフリギアの地方を次々に巡回し、すべての弟子たちを力づけた。

24さて、アレクサンドリア生まれのユダヤ人で、聖書に詳しいアポロという雄弁家が、エフェソに来た。25彼は主の道を受け入れており、イエスのことについて熱心に語り、正確に教えていたが、ヨハネの洗礼しか知らなかった。26このアポロが会堂で大胆に教え始めた。これを聞いたプリスキラとアキラは、彼を招いて、もっと正確に神の道を説明した。27それから、アポロがアカイア州に渡ることを望んでいたので、兄弟たちはアポロを励まし、かの地の弟子たちに彼を歓迎してくれるようにと手紙を書いた。アポロはそこへ着くと、既に恵みによって信じていた人々を大いに助けた。28彼が聖書に基づいて、メシアはイエスであると公然と立証し、激しい語調でユダヤ人たちを説き伏せたからである。

答唱詩編

詩編47・7+8、9+10b

神に向かって喜び歌い、感謝の歌をささげよう。

詩編47

47・7神をたたえてほめ歌え。
わたしたちの王をほめ歌え。
8まことに神は世界の王。
力の限りほめ歌え。

9神は諸国の民を導き、
とうとい座についておられる。
10b神は宇宙の作り主、
すべての人にあがめられる。

福音朗読

ヨハネ16・23b-28

アレルヤ、アレルヤ。わたしは父から出て、世に来たが、世を去って父のもとに行く。アレルヤ、アレルヤ。

ヨハネによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。16・23「はっきり言っておく。あなたがたがわたしの名によって何かを父に願うならば、父はお与えになる。24今までは、あなたがたはわたしの名によっては何も願わなかった。願いなさい。そうすれば与えられ、あなたがたは喜びで満たされる。」

25「わたしはこれらのことを、たとえを用いて話してきた。もはやたとえによらず、はっきり父について知らせる時が来る。26その日には、あなたがたはわたしの名によって願うことになる。わたしがあなたがたのために父に願ってあげる、とは言わない。27父御自身が、あなたがたを愛しておられるのである。あなたがたが、わたしを愛し、わたしが神のもとから出て来たことを信じたからである。28わたしは父のもとから出て、世に来たが、今、世を去って、父のもとに行く。」

主の昇天 5月16日(日) 祭日

第一朗読

使徒言行録1・1-11

イエスは彼らが見ているうちに天に上げられた。

使徒たちの宣教

1・1-2テオフィロさま、わたしは先に第一巻を著して、イエスが行い、また教え始めてから、お選びになった使徒たちに聖霊を通して指図を与え、天に上げられた日までのすべてのことについて書き記しました。

3イエスは苦難を受けた後、御自分が生きていることを、数多くの証拠をもって使徒たちに示し、四十日にわたって彼らに現れ、神の国について話された。4そして、彼らと食事を共にしていたとき、こう命じられた。「エルサレムを離れず、前にわたしから聞いた、父の約束されたものを待ちなさい。5ヨハネは水で洗礼を授けたが、あなたがたは間もなく聖霊による洗礼を授けられるからである。」

6さて、使徒たちは集まって、「主よ、イスラエルのために国を建て直してくださるのは、この時ですか」と尋ねた。7イエスは言われた。「父が御自分の権威をもってお定めになった時や時期は、あなたがたの知るところではない。8あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」9こう話し終わると、イエスは彼らが見ているうちに天に上げられたが、雲に覆われて彼らの目から見えなくなった。10イエスが離れ去って行かれるとき、彼らは天を見つめていた。すると、白い服を着た二人の人がそばに立って、11言った。「ガリラヤの人たち、なぜ天を見上げて立っているのか。あなたがたから離れて天に上げられたイエスは、天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる。」

答唱詩編

詩編47・2+3、6+7、8+9

主はのぼられた、喜びの叫びのうちに。

詩編47

47・2すべての民よ、手を打ち鳴らし、
神に喜びの叫びをあげよ。
3すべてを越える神、おそるべきかた、
世界を治める偉大な王。

6主は喜びの叫びのうちに、
角笛の響きとともにのぼられた。
7神をたたえてほめ歌え。
わたしたちの王をほめ歌え。

8まことに神は世界の王。
力の限りほめ歌え。
9神は諸国の民を導き、
とうとい座についておられる。

第二朗読

エフェソ4・1-13

わたしたちは、キリストの満ちあふれる豊かさになるまで成長する。

使徒パウロのエフェソの教会への手紙

4・1皆さん、主に結ばれて囚人となっているわたしはあなたがたに勧めます。神から招かれたのですから、その招きにふさわしく歩み、2一切高ぶることなく、柔和で、寛容の心を持ちなさい。愛をもって互いに忍耐し、3平和のきずなで結ばれて、霊による一致を保つように努めなさい。4体は一つ、霊は一つです。それは、あなたがたが、一つの希望にあずかるようにと招かれているのと同じです。5主は一人、信仰は一つ、洗礼は一つ、6すべてのものの父である神は唯一であって、すべてのものの上にあり、すべてのものを通して働き、すべてのものの内におられます。

7しかし、わたしたち一人一人に、キリストの賜物のはかりに従って、恵みが与えられています。

8そこで、
「高い所に昇るとき、捕らわれ人を連れて行き、
人々に賜物を分け与えられた」
と言われています。

9「昇った」というのですから、低い所、地上に降りておられたのではないでしょうか。10この降りて来られた方が、すべてのものを満たすために、もろもろの天よりも更に高く昇られたのです。

11そして、キリストはある人を使徒、ある人を預言者、ある人を福音宣教者、ある人を牧者、教師とされたのです。12こうして、聖なる者たちは奉仕の業に適した者とされ、キリストの体を造り上げてゆき、13ついには、わたしたちは皆、神の子に対する信仰と知識において一つのものとなり、成熟した人間になり、キリストの満ちあふれる豊かさになるまで成長するのです。

または

エフェソ1・17-23

神はキリストを天において御自分の右の座に着かせた。

使徒パウロのエフェソの教会への手紙

1・17皆さん、どうか、わたしたちの主イエス・キリストの神、栄光の源である御父が、あなたがたに知恵と啓示との霊を与え、神を深く知ることができるようにし、18心の目を開いてくださるように。そして、神の招きによってどのような希望が与えられているか、聖なる者たちの受け継ぐものがどれほど豊かな栄光に輝いているか悟らせてくださるように。19また、わたしたち信仰者に対して絶大な働きをなさる神の力が、どれほど大きなものであるか、悟らせてくださるように。20神は、この力をキリストに働かせて、キリストを死者の中から復活させ、天において御自分の右の座に着かせ、21すべての支配、権威、勢力、主権の上に置き、今の世ばかりでなく、来るべき世にも唱えられるあらゆる名の上に置かれました。22神はまた、すべてのものをキリストの足もとに従わせ、キリストをすべてのものの上にある頭として教会にお与えになりました。23教会はキリストの体であり、すべてにおいてすべてを満たしている方の満ちておられる場です。

福音朗読

マルコ16・15-20

アレルヤ、アレルヤ。全世界に行き、すべての人をわたしの弟子にしなさい。わたしは世の終わりまでいつもあなたがたとともにいる。アレルヤ、アレルヤ。

マルコによる福音

そのとき、イエスは十一人の弟子に現れて、言われた。16・15「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。16信じて洗礼を受ける者は救われるが、信じない者は滅びの宣告を受る。17信じる者には次のようなしるしが伴う。彼らはわたしの名によって悪霊を追い出し、新しい言葉を語る。18手で蛇をつかみ、また、毒を飲んでも決して害を受けず、病人に手を置けば治る。」

19主イエスは、弟子たちに話した後、天に上げられ、神の右の座に着かれた。20一方、弟子たちは出かけて行って、至るところで宣教した。主は彼らと共に働き、彼らの語る言葉が真実であることを、それに伴うしるしによってはっきりとお示しになった。

復活節第7月曜日 5月17日(月)

第一朗読

使徒言行録19・1-8

信仰に入ったとき、聖霊を受けましたか

使徒たちの宣教

19・1アポロがコリントにいたときのことである。パウロは、内陸の地方を通ってエフェソに下って来て、何人かの弟子に出会い、2彼らに、「信仰に入ったとき、聖霊を受けましたか」と言うと、彼らは、「いいえ、聖霊があるかどうか、聞いたこともありません」と言った。3パウロが、「それなら、どんな洗礼を受けたのですか」と言うと、「ヨハネの洗礼です」と言った。4そこで、パウロは言った。「ヨハネは、自分の後から来る方、つまりイエスを信じるようにと、民に告げて、悔い改めの洗礼を授けたのです。」5人々はこれを聞いて主イエスの名によって洗礼を受けた。

6パウロが彼らの上に手を置くと、聖霊が降り、その人たちは異言を話したり、預言をしたりした。7この人たちは、皆で十二人ほどであった。

7パウロは会堂に入って、三か月間、神の国のことについて大胆に論じ、人々を説得しようとした。

答唱詩編

詩編68・4+5ab、6+7bc

神に向かって喜び歌い、感謝の歌をささげよう。

詩編68

68・4神に従う人は喜びおどり、
神の前で喜びたのしむ。
5ab神に向かって歌い、
その名をたたえて歌え。

6みなしごの父、やもめのたすけ、
神はとうとい住まいにおられる。
7bc捕らわれびとを解き放ち、
彼らをしあわせにされる。

福音朗読

ヨハネ16・29-33

アレルヤ、アレルヤ。キリストとともに復活したなら上のことを求めよう。キリストは神の右に座しておられる。アレルヤ、アレルヤ。

ヨハネによる福音

そのとき、弟子たちはイエスに言った。16・29「今は、はっきりとお話しになり、少しもたとえを用いられません。30あなたが何でもご存じで、だれもお尋ねする必要のないことが、今、分かりました。これによって、あなたが神のもとから来られたと、わたしたちは信じます。」31イエスはお答えになった。「今ようやく、信じるようになったのか。32だが、あなたがたが散らされて自分の家に帰ってしまい、わたしをひとりきりにする時が来る。いや、既に来ている。しかし、わたしはひとりではない。父が、共にいてくださるからだ。33これらのことを話したのは、あなたがたがわたしによって平和を得るためである。あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。」

復活節第7火曜日 5月18日(火)

第一朗読

使徒言行録20・17-27

わたしは、神の御計画をすべて、ひるむことなくあなたがたに伝えた。

使徒たちの宣教

その日、20・17パウロはミレトスからエフェソに人をやって、教会の長老たちを呼び寄せた。18長老たちが集まって来たとき、パウロはこう話した。「アジア州に来た最初の日以来、わたしがあなたがたと共にどのように過ごしてきたかは、よくご存じです。19すなわち、自分を全く取るに足りない者と思い、涙を流しながら、また、ユダヤ人の数々の陰謀によってこの身にふりかかってきた試練に遭いながらも、主にお仕えしてきました。20役に立つことは一つ残らず、公衆の面前でも方々の家でも、あなたがたに伝え、また教えてきました。21神に対する悔い改めと、わたしたちの主イエスに対する信仰とを、ユダヤ人にもギリシア人にも力強く証ししてきたのです。22そして今、わたしは、〝霊〟に促されてエルサレムに行きます。そこでどんなことがこの身に起こるか、何も分かりません。23ただ、投獄と苦難とがわたしを待ち受けているということだけは、聖霊がどこの町でもはっきり告げてくださっています。24しかし、自分の決められた道を走りとおし、また、主イエスからいただいた、神の恵みの福音を力強く証しするという任務を果たすことができさえすれば、この命すら決して惜しいとは思いません。

25そして今、あなたがたが皆もう二度とわたしの顔を見ることがないとわたしには分かっています。わたしは、あなたがたの間を巡回して御国を宣べ伝えたのです。26だから、特に今日はっきり言います。だれの血についても、わたしには責任がありません。27わたしは、神の御計画をすべて、ひるむことなくあなたがたに伝えたからです。」

答唱詩編

詩編68・10+11、20+27

神に向かって喜びうたい、感謝の歌をささげよう。

詩編68

68・10神よ、あなたは豊かに雨を降らせ、
荒れ果てたあなたの国を新たにされた。
11あなたの民はその地に住む。
神よ、あなたは貧しい人々に恵みを注がれた。

20日ごとにわたしたちの重荷を担われる神、
わたしたちの救いである神に賛美。
27「ともにつどい、神をたたえよ、
イスラエルのつどいで神をたたえよ。」

福音朗読

ヨハネ17・1-11a

アレルヤ、アレルヤ。わたしは父に願い父が与える証しの霊は永遠に、あなたがたとともにとどまってくださる。アレルヤ、アレルヤ。

ヨハネによる福音

そのとき、イエスは17・1天を仰いで言われた。「父よ、時が来ました。あなたの子があなたの栄光を現すようになるために、子に栄光を与えてください。2あなたは子にすべての人を支配する権能をお与えになりました。そのために、子はあなたからゆだねられた人すべてに、永遠の命を与えることができるのです。3永遠の命とは、唯一のまことの神であられるあなたと、あなたのお遣わしになったイエス・キリストを知ることです。4わたしは、行うようにとあなたが与えてくださった業を成し遂げて、地上であなたの栄光を現しました。5父よ、今、御前でわたしに栄光を与えてください。世界が造られる前に、わたしがみもとで持っていたあの栄光を。

6世から選び出してわたしに与えてくださった人々に、わたしは御名を現しました。彼らはあなたのものでしたが、あなたはわたしに与えてくださいました。彼らは、御言葉を守りました。7わたしに与えてくださったものはみな、あなたからのものであることを、今、彼らは知っています。8なぜなら、わたしはあなたから受けた言葉を彼らに伝え、彼らはそれを受け入れて、わたしがみもとから出て来たことを本当に知り、あなたがわたしをお遣わしになったことを信じたからです。9彼らのためにお願いします。世のためではなく、わたしに与えてくださった人々のためにお願いします。彼らはあなたのものだからです。10わたしのものはすべてあなたのもの、あなたのものはわたしのものです。わたしは彼らによって栄光を受けました。11わたしは、もはや世にはいません。彼らは世に残りますが、わたしはみもとに参ります。」

復活節第7水曜日 5月19日(水)

第一朗読

使徒言行録20・28-38

受けるよりは与える方が幸いである

使徒たちの宣教

その日、パウロはエフェソの教会の長老たちに言った。20・28「どうか、あなたがた自身と群れ全体とに気を配ってください。聖霊は、神が御子の血によって御自分のものとなさった神の教会の世話をさせるために、あなたがたをこの群れの監督者に任命なさったのです。29わたしが去った後に、残忍な狼どもがあなたがたのところへ入り込んで来て群れを荒らすことが、わたしには分かっています。30また、あなたがた自身の中からも、邪説を唱えて弟子たちを従わせようとする者が現れます。31だから、わたしが三年間、あなたがた一人一人に夜も昼も涙を流して教えてきたことを思い起こして、目を覚ましていなさい。32そして今、神とその恵みの言葉とにあなたがたをゆだねます。この言葉は、あなたがたを造り上げ、聖なる者とされたすべての人々と共に恵みを受け継がせることができるのです。33わたしは、他人の金銀や衣服をむさぼったことはありません。34ご存じのとおり、わたしはこの手で、わたし自身の生活のためにも、共にいた人々のためにも働いたのです。35あなたがたもこのように働いて弱い者を助けるように、また、主イエス御自身が『受けるよりは与える方が幸いである』と言われた言葉を思い出すようにと、わたしはいつも身をもって示してきました。」

36このように話してから、パウロは皆と一緒にひざまずいて祈った。37人々は皆激しく泣き、パウロの首を抱いて接吻した。38特に、自分の顔をもう二度と見ることはあるまいとパウロが言ったので、非常に悲しんだ。人々はパウロを船まで見送りに行った。

答唱詩編

詩編68・29+33、34b+35a+36b

神に向かって喜びうたい、感謝の歌をささげよう。

詩編68

68・29神よ、あなたの力を現し、
あなたが建てられたものを強めてください。
33世界の国々よ、神に向かってうたえ。
主をたたえてうたえ。

34b神の声を聞け、
力みなぎる声を。
35a神の力をたたえよ。
36b勝利を授けられる神に賛美。

福音朗読

ヨハネ17・11b-19

アレルヤ、アレルヤ。主よ、あなたのことばは真理。わたしたちを真理のうちに聖なる者にしてください。アレルヤ、アレルヤ。

ヨハネによる福音

そのとき、イエスは天を仰ぎ、祈って言われた。17・11b「聖なる父よ、わたしに与えてくださった御名によって彼らを守ってください。わたしたちのように、彼らも一つとなるためです。12わたしは彼らと一緒にいる間、あなたが与えてくださった御名によって彼らを守りました。わたしが保護したので、滅びの子のほかは、だれも滅びませんでした。聖書が実現するためです。13しかし、今、わたしはみもとに参ります。世にいる間に、これらのことを語るのは、わたしの喜びが彼らの内に満ちあふれるようになるためです。14わたしは彼らに御言葉を伝えましたが、世は彼らを憎みました。わたしが世に属していないように、彼らも世に属していないからです。15わたしがお願いするのは、彼らを世から取り去ることではなく、悪い者から守ってくださることです。16わたしが世に属していないように、彼らも世に属していないのです。17真理によって、彼らを聖なる者としてください。あなたの御言葉は真理です。18わたしを世にお遣わしになったように、わたしも彼らを世に遣わしました。19彼らのために、わたしは自分自身をささげます。彼らも、真理によってささげられた者となるためです。」

復活節第7木曜日 5月20日(木)

第一朗読

使徒言行録22・30、23・6-11

勇気を出せ。エルサレムでわたしのことを力強く証ししたように、ローマでも証しをしなければならない。

使徒たちの宣教

その日、22・30千人隊長は、なぜパウロがユダヤ人から訴えられているのか、確かなことを知りたいと思い、彼の鎖を外した。そして、祭司長たちと最高法院全体の召集を命じ、パウロを連れ出して彼らの前に立たせた。

6パウロは、議員の一部がサドカイ派、一部がファリサイ派であることを知って、議場で声を高めて言った。「兄弟たち、わたしは生まれながらのファリサイ派です。死者が復活するという望みを抱いていることで、わたしは裁判にかけられているのです。」7パウロがこう言ったので、ファリサイ派とサドカイ派との間に論争が生じ、最高法院は分裂した。8サドカイ派は復活も天使も霊もないと言い、ファリサイ派はこのいずれをも認めているからである。9そこで、騒ぎは大きくなった。ファリサイ派の数人の律法学者が立ち上がって激しく論じ、「この人には何の悪い点も見いだせない。霊か天使かが彼に話しかけたのだろうか」と言った。10こうして、論争が激しくなったので、千人隊長は、パウロが彼らに引き裂かれてしまうのではないかと心配し、兵士たちに、下りていって人々の中からパウロを力ずくで助け出し、兵営に連れて行くように命じた。

11その夜、主はパウロのそばに立って言われた。「勇気を出せ。エルサレムでわたしのことを力強く証ししたように、ローマでも証しをしなければならない。」

答唱詩編

詩編16・5、8

しあわせな人、神の恵みを受け、その喜びに生きる人。

詩編16

16・5神よ、あなたはわたしの受けるゆずり、わたしの受ける杯、
わたしの道を開くかた。

8わたしは絶えず神を思う。
神はわたしのそばにおられ、わたしは決してゆるがない。

福音朗読

ヨハネ17・20-26

アレルヤ、アレルヤ。わたしは父から出て、世に来たが、世を去って父のもとに行く。アレルヤ、アレルヤ。

ヨハネによる福音

そのとき、イエスは天を仰ぎ、祈って言われた。17・20「彼らのためだけでなく、彼らの言葉によってわたしを信じる人々のためにも、お願いします。21父よ、あなたがわたしの内におられ、わたしがあなたの内にいるように、すべての人を一つにしてください。彼らもわたしたちの内にいるようにしてください。そうすれば、世は、あなたがわたしをお遣わしになったことを、信じるようになります。22あなたがくださった栄光を、わたしは彼らに与えました。わたしたちが一つであるように、彼らも一つになるためです。23わたしが彼らの内におり、あなたがわたしの内におられるのは、彼らが完全に一つになるためです。こうして、あなたがわたしをお遣わしになったこと、また、わたしを愛しておられたように、彼らをも愛しておられたことを、世が知るようになります。24父よ、わたしに与えてくださった人々を、わたしのいる所に、共におらせてください。それは、天地創造の前からわたしを愛して、与えてくださったわたしの栄光を、彼らに見せるためです。25正しい父よ、世はあなたを知りませんが、わたしはあなたを知っており、この人々はあなたがわたしを遣わされたことを知っています。26わたしは御名を彼らに知らせました。また、これからも知らせます。わたしに対するあなたの愛が彼らの内にあり、わたしも彼らの内にいるようになるためです。」

復活節第7金曜日 5月21日(金)

第一朗読

使徒言行録25・13-21

イエスが生きていると、パウロは主張しているのです。

使徒たちの宣教

その日、25・13アグリッパ王とベルニケが、フェストゥスに敬意を表するためにカイサリアに来た。14彼らが幾日もそこに滞在していたので、フェストゥスはパウロの件を王に持ち出して言った。「ここに、フェリクスが囚人として残していった男がいます。15わたしがエルサレムに行ったときに、祭司長たちやユダヤ人の長老たちがこの男を訴え出て、有罪の判決を下すように要求したのです。16わたしは彼らに答えました。『被告が告発されたことについて、原告の面前で弁明する機会も与えられず、引き渡されるのはローマ人の慣習ではない』と。17それで、彼らが連れ立って当地へ来ましたから、わたしはすぐにその翌日、裁判の席に着き、その男を出廷させるように命令しました。18告発者たちは立ち上がりましたが、彼について、わたしが予想していたような罪状は何一つ指摘できませんでした。19パウロと言い争っている問題は、彼ら自身の宗教に関することと、死んでしまったイエスとかいう者のことです。このイエスが生きていると、パウロは主張しているのです。20わたしは、これらのことの調査の方法が分からなかったので、『エルサレムへ行き、そこでこれらの件に関して裁判を受けたくはないか』と言いました。21しかしパウロは、皇帝陛下の判決を受けるときまで、ここにとどめておいてほしいと願い出ましたので、皇帝のもとに護送するまで、彼をとどめておくように命令しました。」

答唱詩編

詩編103・11+12、20+21

心を尽くして神をたたえ、すべての恵みを心に留めよう。

詩編103

103・11天が地より高いように、
いつくしみは神をおそれる人の上にある。
12東と西が果てしなく遠いように、
神はわたしたちを罪から引き離される。

20神の使いよ、神をたたえよ。
みことばを聞き、これを行う者よ、神をたたえよ。
21天にあるものよ、神をたたえよ。
み旨を行うしもべたちよ、神をたたえよ。

福音朗読

ヨハネ21・15-19

アレルヤ、アレルヤ。聖霊はあなたがたにすべてを教え、話したことをわからせてくださる。アレルヤ、アレルヤ。

ヨハネによる福音

イエスは、弟子たちにご自身を表され、食事を共にされた。21・15食事が終わると、イエスはシモン・ペトロに、「ヨハネの子シモン、この人たち以上にわたしを愛しているか」と言われた。ペトロが、「はい、主よ、わたしがあなたを愛していることは、あなたがご存じです」と言うと、イエスは、「わたしの小羊を飼いなさい」と言われた。16二度目にイエスは言われた。「ヨハネの子シモン、わたしを愛しているか。」ペトロが、「はい、主よ、わたしがあなたを愛していることは、あなたがご存じです」と言うと、イエスは、「わたしの羊の世話をしなさい」と言われた。17三度目にイエスは言われた。「ヨハネの子シモン、わたしを愛しているか。」ペトロは、イエスが三度目も、「わたしを愛しているか」と言われたので、悲しくなった。そして言った。「主よ、あなたは何もかもご存じです。わたしがあなたを愛していることを、あなたはよく知っておられます。」イエスは言われた。「わたしの羊を飼いなさい。18はっきり言っておく。あなたは、若いときは、自分で帯を締めて、行きたいところへ行っていた。しかし、年をとると、両手を伸ばして、他の人に帯を締められ、行きたくないところへ連れて行かれる。」19ペトロがどのような死に方で、神の栄光を現すようになるかを示そうとして、イエスはこう言われたのである。このように話してから、ペトロに、「わたしに従いなさい」と言われた。

復活節第7土曜日 5月22日(“土)

第一朗読

使徒言行録28・16-20、30-31

イスラエルが希望していることのために、わたしはこのように鎖でつながれているのです。

使徒たちの宣教

28・16わたしたちがローマに入ったとき、パウロは番兵を一人つけられたが、自分だけで住むことを許された。

17三日の後、パウロはおもだったユダヤ人たちを招いた。彼らが集まって来たとき、こう言った。「兄弟たち、わたしは、民に対しても先祖の慣習に対しても、背くようなことは何一つしていないのに、エルサレムで囚人としてローマ人の手に引き渡されてしまいました。18ローマ人はわたしを取り調べたのですが、死刑に相当する理由が何も無かったので、釈放しようと思ったのです。19しかし、ユダヤ人たちが反対したので、わたしは皇帝に上訴せざるをえませんでした。これは、決して同胞を告発するためではありません。20だからこそ、お会いして話し合いたいと、あなたがたにお願いしたのです。イスラエルが希望していることのために、わたしはこのように鎖でつながれているのです。」

30パウロは、自費で借りた家に丸二年間住んで、訪問する者はだれかれとなく歓迎し、31全く自由に何の妨げもなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストについて教え続けた。

答唱詩編

詩編33・12+13、14+15

神の注がれる目は、神をおそれる者に、神の愛に希望をおく者の上に。

詩編33

33・12神を王としていただく国、
神のものとして選ばれた民はしあわせ。
13神は天から目を注ぎ、
人々をすベて見ておられる。

14神はその住まいから、
地に住むすべての人に目を注がれる。
15神はひとりひとりの心を造り、
そのわざを見抜かれる。

福音朗読

ヨハネ21・20-25

アレルヤ、アレルヤ。すべての真理を教えてくださる真理の霊を遣わそう。アレルヤ、アレルヤ。

ヨハネによる福音

そのとき、21・20ペトロが振り向くと、イエスの愛しておられた弟子がついて来るのが見えた。この弟子は、あの夕食のとき、イエスの胸もとに寄りかかったまま、「主よ、裏切るのはだれですか」と言った人である。21ペトロは彼を見て、「主よ、この人はどうなるのでしょうか」と言った。22イエスは言われた。「わたしの来るときまで彼が生きていることを、わたしが望んだとしても、あなたに何の関係があるか。あなたは、わたしに従いなさい。」23それで、この弟子は死なないといううわさが兄弟たちの間に広まった。しかし、イエスは、彼は死なないと言われたのではない。ただ、「わたしの来るときまで彼が生きていることを、わたしが望んだとしても、あなたに何の関係があるか」と言われたのである。

24これらのことについて証しをし、それを書いたのは、この弟子である。わたしたちは、彼の証しが真実であることを知っている。

25イエスのなさったことは、このほかにも、まだたくさんある。わたしは思う。その一つ一つを書くならば、世界もその書かれた書物を収めきれないであろう。

聖霊降臨・前晩のミサ 5月22日(“土) 祭日

第一朗読

創世記11・1-9

我々は、直ちに彼らの言葉を混乱させ、互いの言葉が聞き分けられぬようにしてしまおう。

創世記

そのころ、11・1世界中は同じ言葉を使って、同じように話していた。2東の方から移動してきた人々は、シンアルの地に平野を見つけ、そこに住み着いた。

3彼らは、「れんがを作り、それをよく焼こう」と話し合った。石の代わりにれんがを、しっくいの代わりにアスファルトを用いた。4彼らは、「さあ、天まで届く塔のある町を建て、有名になろう。そして、全地に散らされることのないようにしよう」と言った。

5主は降って来て、人の子らが建てた、塔のあるこの町を見て、6言われた。

「彼らは一つの民で、皆一つの言葉を話しているから、このようなことをし始めたのだ。これでは、彼らが何を企てても、妨げることはできない。7我々は降って行って、直ちに彼らの言葉を混乱させ、互いの言葉が聞き分けられぬようにしてしまおう。」

8主は彼らをそこから全地に散らされたので、彼らはこの町の建設をやめた。9こういうわけで、この町の名はバべルと呼ばれた。主がそこで全地の言葉を混乱(バラル)させ、また、主がそこから彼らを全地に散らされたからである。

または

出エジプト記19・3-8a、16-20b

主はモーセに語りかけて言われた。「イスラエルの人々に告げなさい…」

出エジプト記

その日、19・3モーセが神のもとに登って行くと、山から主は彼に語りかけて言われた。
「ヤコブの家にこのように語り
イスラエルの人々に告げなさい。
4あなたたちは見た
わたしがエジプト人にしたこと
また、あなたたちを鷲の翼に乗せてわたしのもとに連れて来たことを。
5今、もしわたしの声に聞き従い
わたしの契約を守るならば
あなたたちはすべての民の間にあってわたしの宝となる。
世界はすべてわたしのものである。
6あなたたちは、わたしにとって祭司の王国、聖なる国民となる。
これが、イスラエルの人々に語るべき言葉である。」

7モーセは戻って、民の長老たちを呼び集め、主が命じられた言葉をすべて彼らの前で語った。8民は皆、一斉に答えて、「わたしたちは、主が語られたことをすべて、行います」と言った。

16三日目の朝になると、雷鳴と稲妻と厚い雲が山に臨み、角笛の音が鋭く鳴り響いたので、宿営にいた民は皆、震えた。17しかし、モーセが民を神に会わせるために宿営から連れ出したので、彼らは山のふもとに立った。18シナイ山は全山煙に包まれた。主が火の中を山の上に降られたからである。煙は炉の煙のように立ち上り、山全体が激しく震えた。19角笛の音がますます鋭く鳴り響いたとき、モーセが語りかけると、神は雷鳴をもって答えられた。

20主はシナイ山の頂に降り、モーセを山の頂に呼び寄せられた。

または

エゼキエル37・1-14

わたしがお前たちの中に霊を吹き込むと、お前たちは生きる。

エゼキエルの預言

その日、37・1主の手がわたしの上に臨んだ。わたしは主の霊によって連れ出され、ある谷の真ん中に降ろされた。そこは骨でいっぱいであった。2主はわたしに、その周囲を行き巡らせた。見ると、谷の上には非常に多くの骨があり、また見ると、それらは甚だしく枯れていた。3そのとき、主はわたしに言われた。「人の子よ、これらの骨は生き返ることができるか。」わたしは答えた。「主なる神よ、あなたのみがご存じです。」4そこで、主はわたしに言われた。「これらの骨に向かって預言し、彼らに言いなさい。枯れた骨よ、主の言葉を聞け。5これらの骨に向かって、主なる神はこう言われる。見よ、わたしはお前たちの中に霊を吹き込む。すると、お前たちは生き返る。6わたしは、お前たちの上に筋をおき、肉を付け、皮膚で覆い、霊を吹き込む。すると、お前たちは生き返る。そして、お前たちはわたしが主であることを知るようになる。」

7わたしは命じられたように預言した。わたしが預言していると、音がした。見よ、カタカタと音を立てて、骨と骨とが近づいた。8わたしが見ていると、見よ、それらの骨の上に筋と肉が生じ、皮膚がその上をすっかり覆った。しかし、その中に霊はなかった。9主はわたしに言われた。「霊に預言せよ。人の子よ、預言して霊に言いなさい。主なる神はこう言われる。霊よ、四方から吹き来れ。霊よ、これらの殺されたものの上に吹きつけよ。そうすれば彼らは生き返る。」

10わたしは命じられたように預言した。すると、霊が彼らの中に入り、彼らは生き返って自分の足で立った。彼らは非常に大きな集団となった。

11主はわたしに言われた。「人の子よ、これらの骨はイスラエルの全家である。彼らは言っている。『我々の骨は枯れた。我々の望みはうせ、我々は滅びる』と。12それゆえ、預言して彼らに語りなさい。主なる神はこう言われる。わたしはお前たちの墓を開く。わが民よ、わたしはお前たちを墓から引き上げ、イスラエルの地へ連れて行く。13わたしが墓を開いて、お前たちを墓から引き上げるとき、わが民よ、お前たちはわたしが主であることを知るようになる。14また、わたしがお前たちの中に霊を吹き込むと、お前たちは生きる。わたしはお前たちを自分の土地に住まわせる。そのとき、お前たちは主であるわたしがこれを語り、行ったことを知るようになる」と主は言われる。

または

ヨエル3・1-5

わたしはすべての人にわが霊を注ぐ。

ヨエルの預言

主は言われる。
3・1わたしはすべての人にわが霊を注ぐ。
あなたたちの息子や娘は預言し
老人は夢を見、若者は幻を見る。
2その日、わたしは
奴隷となっている男女にもわが霊を注ぐ。
3天と地に、しるしを示す。
それは、血と火と煙の柱である。
4主の日、大いなる恐るべき日が来る前に
太陽は闇に、月は血に変わる。
5しかし、主の御名を呼ぶ者は皆、救われる。
主が言われたように
シオンの山、エルサレムには逃れ場があり
主が呼ばれる残りの者はそこにいる。

答唱詩編

詩編104・1+2a、24+33

神よ、あなたのいぶきを地のおもてに。

詩編104

104・1心を尽くして神をたたえよう。

神よ、あなたはまことに偉大なかた。
2a誉れと輝きを身に帯びて、

衣のように光をまとわれる。

24神よ、あなたが造られたものは数えきれない。

英知によって形造られたものは地に満ちている。
33わたしは生涯、神に向かって歌い、

いのちのある限り神をたたえよう。

第ニ朗読

ローマ8・22-27

〝霊〟の初穂をいただいているわたしたちぱ、神の子とされる。

使徒パウロのローマ教会への手紙

皆さん、8・22被造物がすべて今日まで、共にうめき、共に産みの苦しみを味わっていることを、わたしたちは知っています。23被造物だけでなく、〝霊〟の初穂をいただいているわたしたちも、神の子とされること、つまり、体の贖われることを、心の中でうめきながら待ち望んでいます。24わたしたちは、このような希望によって救われているのです。見えるものに対する希望は希望ではありません。現に見ているものをだれがなお望むでしょうか。25わたしたちは、目に見えないものを望んでいるなら、忍耐して待ち望むのです。

26同様に、〝霊〟も弱いわたしたちを助けてくださいます。わたしたちはどう祈るべきかを知りませんが、〝霊〟自らが、言葉に表せないうめきをもって執り成してくださるからです。27人の心を見抜く方は、〝霊〟の思いが何であるかを知っておられます。〝霊〟は、神の御心に従って、聖なる者たちのために執り成してくださるからです。

福音朗読

ヨハネ7・37-39

アレルヤ、アレルヤ。聖霊来てください。信じる人の心を満たし、あなたの愛の火を燃やしたください。アレルヤ、アレルヤ。

ヨハネによる福音

7・37祭りが最も盛大に祝われる終わりの日に、イエスは立ち上がって大声で言われた。「渇いている人はだれでも、わたしのところに来て飲みなさい。38わたしを信じる者は、聖書に書いてあるとおり、その人の内から生きた水が川となって流れ出るようになる。」39イエスは、御自分を信じる人々が受けようとしている〝霊〟について言われたのである。イエスはまだ栄光を受けておられなかったので、〝霊〟がまだ降っていなかったからである。

聖霊降臨 5月23日(日) 祭日

第一朗読

使徒言行録2・1-11

一同は聖霊に満たされ、話しだした。

使徒たちの宣教

2・1五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、2突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。3そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。4すると、一同は聖霊に満たされ、〝霊〟が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。

5さて、エルサレムには天下のあらゆる国から帰って来た、信心深いユダヤ人が住んでいたが、6この物音に大勢の人が集まって来た。そして、だれもかれも、自分の故郷の言葉が話されているのを聞いて、あっけにとられてしまった。7人々は驚き怪しんで言った。「話をしているこの人たちは、皆ガリラヤの人ではないか。8どうしてわたしたちは、めいめいが生まれた故郷の言葉を聞くのだろうか。9わたしたちの中には、パルティア、メディア、エラムからの者がおり、また、メソポタミア、ユダヤ、カパドキア、ポントス、アジア、10フリギァ、パンフィリア、エジプト、キレネに接するリビア地方などに住む者もいる。また、ローマから来て滞在中の者、11ユダヤ人もいれば、ユダヤ教への改宗者もおり、クレタ、アラビアから来た者もいるのに、彼らがわたしたちの言葉で神の偉大な業を語っているのを聞こうとは。」

答唱詩編

詩編104・1b+24、29+30、31+34

神よ、あなたのいぶきを地のおもてに。

詩編104

104・1b主なる神、
あなたはまことに偉大なかた。
24あなたは数えきれぬほどのものを、
英知に満ちて造られた。

29あなたがいぶきを取り去られると、
死が訪れてちりにもどる。
30あなたは霊を送ってすべてを造り、
地上を新たにしてくださる。

31神にとわの栄えあれ。
神がみわざを喜ばれますように。
34わたしの思いが神の喜びとなりますように。
わたしは神を喜びとする。

第二朗読

ガラテヤ5・16-25

霊の結ぶ実

使徒パウロのガラテヤの教会への手紙

皆さん、5・16霊の導きに従って歩みなさい。そうすれば、決して肉の欲望を満足させるようなことはありません。17肉の望むところは、霊に反し、霊の望むところは、肉に反するからです。肉と霊とが対立し合っているので、あなたがたは、自分のしたいと思うことができないのです。18しかし、霊に導かれているなら、あなたがたは、律法の下にはいません。19肉の業は明らかです。それは、姦淫、わいせつ、好色、20偶像礼拝、魔術、敵意、争い、そねみ、怒り、利己心、不和、仲間争い、21ねたみ、泥酔、酒宴、その他このたぐいのものです。以前言っておいたように、ここでも前もって言いますが、このようなことを行う者は、神の国を受け継ぐことはできません。

22これに対して、霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、23柔和、節制です。これらを禁じる掟はありません。24キリスト・イエスのものとなった人たちは、肉を欲情や欲望もろとも十字架につけてしまったのです。25わたしたちは、霊の導きに従って生きているなら、霊の導きに従ってまた前進しましょう。

または

①コリント12・3b-7、12-13

皆一つの体となるために、一つの霊によって洗礼を受けた。

使徒パウロのコリントの教会への手紙

皆さん、12・3b聖霊によらなければ、だれも「イエスは主である」とは言えないのです。4賜物にはいろいろありますが、それをお与えになるのは同じ霊です。5務めにはいろいろありますが、それをお与えになるのは同じ主です。6働きにはいろいろありますが、すべての場合にすべてのことをなさるのは同じ神です。7一人一人に〝霊〟の働きが現れるのは、全体の益となるためです。

12体は一つでも、多くの部分から成り、体のすべての部分の数は多くても、体は一つであるように、キリストの場合も同様である。13つまり、一つの霊によって、わたしたちは、ユダヤ人であろうとギリシア人であろうと、奴隷であろうと自由な身分の者であろうと、皆一つの体となるために洗礼を受け、皆一つの霊をのませてもらったのです。

福音朗読

ヨハネ15・26-27、16・12-15

アレルヤ、アレルヤ。聖霊来てください。信じる人の心を満たし、あなたの愛の火を燃やしたください。アレルヤ、アレルヤ。

ヨハネによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。15・26「わたしが父のもとからあなたがたに遣わそうとしている弁護者、すなわち、父のもとから出る真理の霊が来るとき、その方がわたしについて証しをなさるはずである。27あなたがたも、初めからわたしと一緒にいたのだから、証しをするのである。

16・12言っておきたいことは、まだたくさんあるが、今、あなたがたには理解できない。13しかし、その方、すなわち、真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。その方は、自分から語るのではなく、聞いたことを語り、また、これから起こることをあなたがたに告げるからである。14その方はわたしに栄光を与える。わたしのものを受けて、あなたがたに告げるからである。15父が持っておられるものはすべて、わたしのものである。だから、わたしは、『その方がわたしのものを受けて、あなたがたに告げる』と言ったのである。」

または

ヨハネ20・19-23

アレルヤ、アレルヤ。聖霊来てください。信じる人の心を満たし、あなたの愛の火を燃やしたください。アレルヤ、アレルヤ。

ヨハネによる福音

20・19その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。20そう言って、手とわき腹とをお見せになった。弟子たちは、主を見て喜んだ。21イエスは重ねて言われた。「あなたがたに平和があるように。父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす。」22そう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。23だれの罪でも、あなたがたが赦せば、その罪は赦される。だれの罪でも、あなたがたが赦さなければ、赦されないまま残る。」

教会の母聖マリア 5月24日(月) 祝日

第一朗読

創世記3・9-15、20

命あるすべてのものの母

創世記

アダムが木の実を食べた後に、3・9主なる神は彼を呼ばれた。

「どこにいるのか。」

10彼は答えた。

「あなたの足音が園の中に聞こえたので、恐ろしくなり、隠れております。わたしは裸ですから。」

11神は言われた。

「お前が裸であることを誰が告げたのか。取って食べるなと命じた木から食べたのか。」

12アダムは答えた。

「あなたがわたしと共にいるようにしてくださった女が、木から取って与えたので、食べました。」

13主なる神は女に向かって言われた。

「何ということをしたのか。」

女は答えた。

「蛇がだましたので、食べてしまいました。」

14主なる神は、蛇に向かって言われた。

「このようなことをしたお前は
あらゆる家畜、あらゆる野の獣の中で
呪われるものとなった。
お前は、生涯這いまわり、塵を食らう。
15お前と女、お前の子孫と女の子孫の間に
わたしは敵意を置く。
彼はお前の頭を砕き
お前は彼のかかとを砕く。」

20アダムは女をエバ(命)と名付けた。彼女がすべて命あるものの母となったからである。

または

使徒言行録1・12-14

彼らはイエスの母マリアと熱心に祈っていた。

使徒たちの宣教

イエスが天に昇られた後、1・12使徒たちは、「オリーブ畑」と呼ばれる山からエルサレムに戻って来た。この山はエルサレムに近く、安息日にも歩くことが許される距離の所にある。13彼らは都に入ると、泊まっていた家の上の部屋に上がった。それは、ペトロ、ヨハネ、ヤコブ、アンデレ、フィリポ、トマス、バルトロマイ、マタイ、アルファイの子ヤコブ、熱心党のシモン、ヤコブの子ユダであった。14彼らは皆、婦人たちやイエスの母マリア、またイエスの兄弟たちと心を合わせて熱心に祈っていた。

答唱詩編

詩編87・1+2、3+5、6+7

神の町シオンよ、お前に示された神のことばはすばらしい。

詩編87

87・1神はシオンの町をとうとい山の上に建て、
2ヤコブのすべての住まいより愛される。

3神の町シオンよ、お前に示された神のことばはすばらしい。
5シオンはすべての者の母と言われ、すべてを越えるかたに支えられる。

6神は民を数えられる時、すべての人をシオンの民に加えられる。
7彼らは踊りながら歌う。「シオンはわたしたちの泉。」

歌う場合

詩編65・3+4、5、6

われらはシオンで神をたたえ、豊かな恵みを喜び歌う。

詩編65

65・3祈りを聞いてくださる神、罪に苦しむ人はみな、あなたのもとをたずねる。
4罪の重荷にうちひしがれても、あなたはすべてをゆるしてくださる。

5あなたの庭に住むように選ばれ、招かれた人はしあわせ。
わたしたちはあふれる恵みに潤される、あなたの家、神殿の中で。

6わたしたちの救い、わたしたちの神よ、あなたは地の果ての望み、遠い島々の希望。
わたしたちにこたえて救いを現し、驚くべきしるしを行われる。

福音朗読

ヨハネ19・25-34

アレルヤ、アレルヤ。幸せなかた、主を産んだおとめ、教会の母よ。あなたはわたしたちのうちにイエス・キリストの霊をはぐくんでくださる。アレルヤ、アレルヤ。

ヨハネによる福音

そのとき、19・25イエスの十字架のそばには、その母と母の姉妹、クロパの妻マリアとマグダラのマリアとが立っていた。26イエスは、母とそのそばにいる愛する弟子とを見て、母に、「婦人よ、御覧なさい。あなたの子です」と言われた。27それから弟子に言われた。「見なさい。あなたの母です。」そのときから、この弟子はイエスの母を自分の家に引き取った。

28この後、イエスは、すべてのことが今や成し遂げられたのを知り、「渇く」と言われた。こうして、聖書の言葉が実現した。29そこには、酸いぶどう酒を満たした器が置いてあった。人々は、このぶどう酒をいっぱい含ませた海綿をヒソプに付け、イエスの口もとに差し出した。30イエスは、このぶどう酒を受けると、「成し遂げられた」と言い、頭を垂れて息を引き取られた。

31その日は準備の日で、翌日は特別の安息日であったので、ユダヤ人たちは、安息日に遺体を十字架の上に残しておかないために、足を折って取り降ろすように、ピラトに願い出た。32そこで、兵士たちが来て、イエスと一緒に十字架につけられた最初の男と、もう一人の男との足を折った。33イエスのところに来てみると、既に死んでおられたので、その足は折らなかった。34しかし、兵士の一人が槍でイエスのわき腹を刺した。すると、すぐ血と水とが流れ出た。

年間第8火曜日 5月25日(火)

第一朗読

シラ35・1-12

正しい人の供え物は、祭壇に脂肪を滴らせ、その香ばしい香りはいと高き方の御前に昇る。

シラ書

35・1律法を守ることは、多くの供え物に匹敵し、
2掟に心を留めることは、和解の献げ物に、
3他人の親切に報いることは、穀物の献げ物に、
4施しをすることは、感謝の献げ物に匹敵する。
5主に喜ばれるには、悪事に手を染めず、
贖いを受けるには、不義に手を染めないことだ。
6献げ物を携えずに、主の御前に出てはならない。
7これらすべては掟が命じていることだから。
8正しい人の供え物は、祭壇に脂肪を滴らせ、
その香ばしい香りはいと高き方の御前に昇る。
9正しい人のいけにえは、主に受け入れられ、
記念の供え物は、忘れ去られることはない。
10あふれる心で主を賛美し、
お前の労働の初穂を出し惜しみしてはならない。
11どのような献げ物も、喜びにあふれた顔で供え、
喜んで十分の一を奉納せよ。
12いと高き方から、豊かに受けたのだから、
あふれる心で、できるかぎりのものを献げよ。

答唱詩編

詩編50・5+6、7

わたしたちは神の民、そのまきばの群れ。

詩編50

50・5「わたしの民を集めよ、
いけにえをささげて契約を結ぶ民を。」
6天は神の正義を告げる。
神はすべてをさばかれる。

7「わたしの民よ、聞け。
わたしはおまえに語る。
イスラエルよ、おまえを戒めよう。
わたしは神、おまえの神。」

福音朗読

マルコ10・28-31

アレルヤ、アレルヤ。天と地の主である父はたたえられますように。あなたは神の国のことを小さい人々に現してくださった。アレルヤ、アレルヤ。

マルコによる福音

そのとき、10・28ペトロがイエスに、「このとおり、わたしたちは何もかも捨ててあなたに従って参りました」と言いだした。29イエスは言われた。「はっきり言っておく。わたしのためまた福音のために、家、兄弟、姉妹、母、父、子供、畑を捨てた者はだれでも、30今この世で、迫害も受けるが、家、兄弟、姉妹、母、子供、畑も百倍受け、後の世では永遠の命を受ける。31しかし、先にいる多くの者が後になり、後にいる多くの者が先になる。」

聖フィリポ・ネリ 司祭 5月26日(水) 記念日

第一朗読

シラ36・1-2、5−6、13−22

慈しみを示してください。

シラ書

36・1万物の神である主よ、わたしたちを憐れんでください。2すべての異邦人にあなたへの畏れを抱かせてください。

5主よ、わたしたちが悟ったように、あなたのほかに神はおられないことを、彼らにも悟らせてください。6しるしを新たにし、不思議な業を繰り返してください。

13ヤコブのすべての部族を集め、16昔のように、彼らに遺産をお与えください。17主よ、憐れんでください。御名によって呼ばれる民、あなたの長子とされたイスラエルを。18慈しみを示してください。あなたの聖所がある町に、あなたが安息の場所とされたエルサレムに。19どうか、シオンをあなたへの賛美の歌で満たしてください。また、神殿をあなたの栄光で満たしてください。20初めに創造された民に、あなたの約束を果たし御名によって語られた預言を成就してください。21あなたを待ち望む人々にふさわしい報いを与え、預言者たちの正しいことを立証してください。22主よ、御民に対する慈しみによって、僕らの祈りを聞き入れてください。そうすれば、あなたが永遠の神、主であることを地上のすべての人は認めるようになるでしょう。

答唱詩編

詩編130・1+2、3+4

主は豊かなあがないに満ち、いつくしみ深い。

詩編130

130・1神よ、深い淵から、
あなたに叫び、
2嘆き祈る私の声を
聞いてください。

3あなたが悪に目を留められるなら、
だれがみ前に立てよう。
4しかし、あなたのゆるしのために、
人はあなたをおそれ尊ぶ。

福音朗読

マルコ10・32-45

アレルヤ、アレルヤ。人の子は来たのは仕えるため、多くの人の贖いとして自分の命を与えるため。アレルヤ、アレルヤ。

マルコによる福音

イエスと弟子たちが10・32エルサレムへ上って行く途中、イエスは先頭に立って進んで行かれた。それを見て、弟子たちは驚き、従う者たちは恐れた。イエスは再び十二人を呼び寄せて、自分の身に起ころうとしていることを話し始められた。33「今、わたしたちはエルサレムへ上って行く。人の子は祭司長たちや律法学者たちに引き渡される。彼らは死刑を宣告して異邦人に引き渡す。34異邦人は人の子を侮辱し、唾をかけ、鞭打ったうえで殺す。そして、人の子は三日の後に復活する。」

35ゼベダイの子ヤコブとヨハネが進み出て、イエスに言った。「先生、お願いすることをかなえていただきたいのですが。」36イエスが、「何をしてほしいのか」と言われると、37二人は言った。「栄光をお受けになるとき、わたしどもの一人をあなたの右に、もう一人を左に座らせてください。」38イエスは言われた。「あなたがたは、自分が何を願っているか、分かっていない。このわたしが飲む杯を飲み、このわたしが受ける洗礼を受けることができるか。」39彼らが、「できます」と言うと、イエスは言われた。「確かに、あなたがたはわたしが飲む杯を飲み、わたしが受ける洗礼を受けることになる。40しかし、わたしの右や左にだれが座るかは、わたしの決めることではない。それは、定められた人々に許されるのだ。」41ほかの十人の者はこれを聞いて、ヤコブとヨハネのことで腹を立て始めた。42そこで、イエスは一同を呼び寄せて言われた。「あなたがたも知っているように、異邦人の間では、支配者と見なされている人々が民を支配し、偉い人たちが権力を振るっている。43しかし、あなたがたの間では、そうではない。あなたがたの中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になり、44いちばん上になりたい者は、すべての人の僕になりなさい。45人の子は仕えられるためではなく仕えるために、また、多くの人の身代金として自分の命を献げるために来たのである。」

年間第8木曜日 5月27日(木)

第一朗読

シラ42・15-25

主はすべての驚くべき御業を語ることを、天使たちにさえお許しにならなかった。

シラ書

42・15わたしは今、主の業を思い浮かべ、わたしの見たことを詳しく語ろう。主の言葉によって御業は成り、〔御旨のままに定めが実現した。〕16光り輝く太陽は万物に目を注ぎ、主の業はその栄光に満ちている。17主はすべての驚くべき御業を語ることを、天使たちにさえお許しにならなかった。全能の主は、万物を揺るぎなく据えられた。万物を主の栄光で満たし固められた。18主は地下の海も人の心も究め尽くし、その見事な仕組みを知り尽くしておられる。いと高き方はすべてのことに精通し、時の徴に目を留められる。19主は、過去と未来を告げ知らせ、隠されたものの形跡を明るみに出される。20いかなる思いも、主は見逃さず、一言半句も主は聞き逃されない。21主は、御自分の知恵による壮大な業を秩序立て、永遠から永遠にわたって変わらぬ方であられる。主には、付け加えるものも取り去るものもなく主はいかなる助言者も必要とされない。22主のすべての業はなんと見事なものであろうか。目に映る小さな火花に至るまで。23これらすべてのものは永遠に活動を続け、すべての必要を満たし、すべてに応じる。24すべてのものは対をなし、一方は他に対応する。主は不完全なものを何一つ造られなかった。25一方は他の長所を更に強める。だれが主の栄光を見て飽き足りたといえようか。

答唱詩編

詩編33・4+5、6+11

神の注がれる目は、神をおそれる者に、神の愛に希望をおく者の上に。

詩編33

33・4神のことばはただしく、
そのわざにはいつわりがない。
5神は正義と公平を愛し、
いつくしみは地に満ちている。

6天は神のことばによってつくられ、
星座はそのいぶきによってすえられた。
11神のはからいはとこしえに、
み心の思いは世々に及ぶ。

福音朗読

マルコ10・46-52

アレルヤ、アレルヤ。わたしは世の光。わたしに従う人は命の光を持っている。アレルヤ、アレルヤ。

マルコによる福音

10・46イエスが弟子たちや大勢の群衆と一緒に、エリコを出て行こうとされたとき、ティマイの子で、バルティマイという盲人が道端に座って物乞いをしていた。47ナザレのイエスだと聞くと、叫んで、「ダビデの子イエスよ、わたしを憐れんでください」と言い始めた。48多くの人々が叱りつけて黙らせようとしたが、彼はますます、「ダビデの子よ、わたしを憐れんでください」と叫び続けた。49イエスは立ち止まって、「あの男を呼んで来なさい」と言われた。人々は盲人を呼んで言った。「安心しなさい。立ちなさい。お呼びだ。」50盲人は上着を脱ぎ捨て、躍り上がってイエスのところに来た。51イエスは、「何をしてほしいのか」と言われた。盲人は、「先生、目が見えるようになりたいのです」と言った。52そこで、イエスは言われた。「行きなさい。あなたの信仰があなたを救った。」盲人は、すぐ見えるようになり、なお道を進まれるイエスに従った。

年間第8金曜日 5月28日(金)

第一朗読

シラ44・1、9-13

誉れ高き人々をたたえよう、我々の歴代の先祖たちを。

シラ書

44・1誉れ高き人々をたたえよう、
我々の歴代の先祖たちを。
しかし、先祖たちの中には
9忘れ去られた者もある。
彼らは、存在しなかったかのように消え去り、
あたかも生まれ出なかったかのようである。彼らの子孫も同様であった。10しかし慈悲深い先祖たちの
正しい行いは忘れ去られることはなかった。
11彼らの子らのもとに、
良き遺産、孫たちが残る。
12彼らの子孫は契約を守り、
先祖たちに倣ってその子供たちも契約を守る。
13彼らの子孫はとこしえに続き、
その栄光は消え去ることがない。

答唱詩編

詩編149・1+2、5+6a+9b

シオンよ、喜べ。エルサレムよ、うたえ。見よ、わたしたちの王、主が来られる。

詩編149

149・1新しい歌を神にうたい、
民のつどいで神を賛美しよう。
2イスラエルはその造り主を喜び、
シオンの子らはその王をよろこべ。

5栄光をあびて神の民は喜び、
6a神に仕え、高らかにうたう。
9b彼らの口には神への賛美、
これは神を敬う人の誉れ。

福音朗読

マルコ11・11-25

アレルヤ、アレルヤ。あなたがたを世から選んだのは、あなたがたが行って実を結び、その実が残るためである。アレルヤ、アレルヤ。

マルコによる福音

群衆の歓呼の声とともに11・11イエスはエルサレムに着いて、神殿の境内に入り、辺りの様子を見て回った後、もはや夕方になったので、十二人を連れてベタニアへ出て行かれた。

12翌日、一行がベタニアを出るとき、イエスは空腹を覚えられた。13そこで、葉の茂ったいちじくの木を遠くから見て、実がなってはいないかと近寄られたが、葉のほかは何もなかった。いちじくの季節ではなかったからである。14イエスはその木に向かって、「今から後いつまでも、お前から実を食べる者がないように」と言われた。弟子たちはこれを聞いていた。

15それから、一行はエルサレムに来た。イエスは神殿の境内に入り、そこで売り買いしていた人々を追い出し始め、両替人の台や鳩を売る者の腰掛けをひっくり返された。16また、境内を通って物を運ぶこともお許しにならなかった。17そして、人々に教えて言われた。
「こう書いてあるではないか。
『わたしの家は、
すべての国の人の祈りの家と呼ばれるべきである。』
ところが、あなたたちはそれを強盗の巣にしてしまった。」
18祭司長たちや律法学者たちはこれを聞いて、イエスをどのようにして殺そうかと謀った。群衆が皆その教えに打たれていたので、彼らはイエスを恐れたからである。19夕方になると、イエスは弟子たちと都の外に出て行かれた。

20翌朝早く、一行は通りがかりに、あのいちじくの木が根元から枯れているのを見た。21そこで、ペトロは思い出してイエスに言った。「先生、御覧ください。あなたが呪われたいちじくの木が、枯れています。」22そこで、イエスは言われた。「神を信じなさい。23はっきり言っておく。だれでもこの山に向かい、『立ち上がって、海に飛び込め』と言い、少しも疑わず、自分の言うとおりになると信じるならば、そのとおりになる。24だから、言っておく。祈り求めるものはすべて既に得られたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになる。25また、立って祈るとき、だれかに対して何か恨みに思うことがあれば、赦してあげなさい。そうすれば、あなたがたの天の父も、あなたがたの過ちを赦してくださる。」

年間第8土曜日 5月29日(“土)

第一朗読

シラ51・12-20

主よ、あなたはわたしを滅びから救い、苦難の時に助け出してくださいました。

シラ書

主よ、51・12あなたはわたしを滅びから救い、苦難の時に助け出してくださいました。それゆえ、わたしはあなたに感謝をささげ、あなたを賛美し、主の御名をほめたたえます。

13わたしは、若くして放浪の旅に出る前に、祈りの中で公然と知恵を求めた。14わたしは聖所の前で知恵を祈り求めた。これからも最後まで知恵を求め続ける。15ぶどうの花が咲き、実が熟す時のように、わたしの心は知恵を喜びとした。わたしの足は正しく知恵の跡を踏み、若いころからその跡をたどり続けた。16わたしはわずかに耳を傾けるだけで知恵を得、多くの教訓を見いだした。17知恵によってわたしは向上した。わたしは知恵を与えてくださる方をたたえる。18わたしは知恵の道を実践しようと心に決め、善を求めた。それは裏切られることはない。19わたしの魂は熱心に知恵を求め、細心の注意を払って律法を行った。わたしは天に向かって両手を上げ、知恵をまだ知らないことを嘆いた。20わたしは魂をひたすら知恵に向け、身を清く保って、知恵を見いだした。わたしは知恵とともに初めから理解する心を得た。それゆえ、わたしは見捨てられることがない。

答唱詩編

詩編19・8、10

神のことばは正しく、わたしの心の喜び、神のみ旨は清く、わたしの目を開く。

詩編19

19・8神の教えは完全で、魂を生き返らせ、
そのさとしは変わらず、
心に知恵をもたらす。

10神のことばは正しく、
世々に及び、
そのさばきは真実、すべて正しい。

福音朗読

マルコ11・27-33

アレルヤ、アレルヤ。キリストの平和があなたがたの心を満たし、キリストのことばが豊かに宿りますように。アレルヤ、アレルヤ。

マルコによる福音

そのとき、イエスと弟子たちは11・27またエルサレムに来た。イエスが神殿の境内を歩いておられると、祭司長、律法学者、長老たちがやって来て、28言った。「何の権威で、このようなことをしているのか。だれが、そうする権威を与えたのか。」29イエスは言われた。「では、一つ尋ねるから、それに答えなさい。そうしたら、何の権威でこのようなことをするのか、あなたたちに言おう。30ヨハネの洗礼は天からのものだったか、それとも、人からのものだったか。答えなさい。」31彼らは論じ合った。「『天からのものだ』と言えば、『では、なぜヨハネを信じなかったのか』と言うだろう。32しかし、『人からのものだ』と言えば……。」彼らは群衆が怖かった。皆が、ヨハネは本当に預言者だと思っていたからである。33そこで、彼らはイエスに、「分からない」と答えた。すると、イエスは言われた。「それなら、何の権威でこのようなことをするのか、わたしも言うまい。」

三位一体 5月30日(日) 祭日

第一朗読

申命記4・32-34、39-40

上の天においても下の地においても主こそ神であり、ほかに神はいない。

申命記

モーセは民に言った。4・32あなたに先立つ遠い昔、神が地上に人間を創造された最初の時代にさかのぼり、また天の果てから果てまで尋ねてみるがよい。これほど大いなることがかつて起こったであろうか。あるいは、そのようなことを聞いたことがあろうか。33火の中から語られる神の声を聞いて、なお生きている、あなたと同じような民があったであろうか。34あるいは、あなたたちの神、主がエジプトにおいてあなたの目の前でなさったように、さまざまな試みとしるしと奇跡を行い、戦いと力ある御手と伸ばした御腕と大いなる恐るべき行為をもって、あえて一つの国民を他の国民の中から選び出し、御自身のものとされた神があったであろうか。39あなたは、今日、上の天においても下の地においても主こそ神であり、ほかに神のいないことをわきまえ、心に留め、40今日、わたしが命じる主の掟と戒めを守りなさい。そうすれば、あなたもあなたに続く子孫も幸いを得、あなたの神、主がとこしえに与えられる土地で長く生きる。

答唱詩編

詩編33・4+5、6+11、20+21

神の注がれる目は、神をおそれる者に、神の愛に希望をおく者の上に。

詩編33

33・4神のことばはただしく、
そのわざにはいつわりがない。
5神は正義と公平を愛し、
いつくしみは地に満ちている。

6天は神のことばによってつくられ、
星座はそのいぶきによってすえられた。
11神のはからいはとこしえに、
み心の思いは世々に及ぶ。

20神はたて、神はすくい、
わたしたちは神を待ち望む。
21心は神のうちにあってよろこび、
とうといその名により頼む。

第二朗読

ローマ8・14-17

神の子とする霊を受け、この霊によってわたしたちは、「アッバ、父よ」と呼ぶ。

使徒パウロのローマの教会への手紙

皆さん、8・14神の霊によって導かれる者は皆、神の子なのです。15あなたがたは、人を奴隷として再び恐れに陥れる霊ではなく、神の子とする霊を受けたのです。この霊によってわたしたちは、「アッバ、父よ」と呼ぶのです。16この霊こそは、わたしたちが神の子供であることを、わたしたちの霊と一緒になって証ししてくださいます。17もし子供であれば、相続人でもあります。神の相続人、しかもキリストと共同の相続人です。キリストと共に苦しむなら、共にその栄光をも受けるからです。

福音朗読

マタイ28・16-20

アレルヤ、アレルヤ。栄光は父と子と聖霊に。神は今あり、かつてあり、また来られる方。アレルヤ、アレルヤ。

マタイによる福音

そのとき、28・16十一人の弟子たちはガリラヤに行き、イエスが指示しておかれた山に登った。17そして、イエスに会い、ひれ伏した。しかし、疑う者もいた。18イエスは、近寄って来て言われた。「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。19だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、20あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」

聖母の訪問 5月31日(月) 祝日

第一朗読

セファニヤ3・14-18

娘シオンよ、喜び叫べ。イスラエルよ、歓呼の声をあげよ。

セファニヤの宣教

3・14娘シオンよ、喜び叫べ。
イスラエルよ、歓呼の声をあげよ。
娘エルサレムよ、心の底から喜び躍れ。
15主はお前に対する裁きを退け
お前の敵を追い払われた。
イスラエルの王なる主はお前の中におられる。
お前はもはや、災いを恐れることはない。

16その日、人々はエルサレムに向かって言う。
「シオンよ、恐れるな
力なく手を垂れるな。
17お前の主なる神はお前のただ中におられ
勇士であって勝利を与えられる。
主はお前のゆえに喜び楽しみ
愛によってお前を新たにし
お前のゆえに喜びの歌をもって楽しまれる。」
18わたしは
祭りを祝えず苦しめられていた者を集める。
彼らはお前から遠く離れ
お前の重い恥となっていた。

または

ローマ12・9-16a

兄弟愛をもって互いに愛しなさい。

使徒パウロのローマの教会への手紙

皆さん、12・9愛には偽りがあってはなりません。悪を憎み、善から離れず、10兄弟愛をもって互いに愛し、尊敬をもって互いに相手を優れた者と思いなさい。11怠らず励み、霊に燃えて、主に仕えなさい。12希望をもって喜び、苦難を耐え忍び、たゆまず祈りなさい。13聖なる者たちの貧しさを自分のものとして彼らを助け、旅人をもてなすよう努めなさい。14あなたがたを迫害する者のために祝福を祈りなさい。祝福を祈るのであって、呪ってはなりません。15喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。16互いに思いを一つにし、高ぶらず、身分の低い人々と交わりなさい。

答唱詩編

イザヤ12・2、5

喜びに心をはずませ、救いの泉から水をくむ。

イザヤ12

12・2神はわたしの救い、わたしは信頼して恐れない。
神はわたしの力、わたしの歌、わたしの救い。

5神は不思議なわざをなしとげられた。
神をほめ歌い、そのわざを世界にのべ伝えよう。

福音朗読

ルカ1・39-56

アレルヤ、アレルヤ。おとめマリア、信じたあなたは幸い。神からあなたに言われたことは成就される。アレルヤ、アレルヤ。

ルカによる福音

1・39そのころ、マリアは出かけて、急いで山里に向かい、ユダの町に行った。40そして、ザカリアの家に入ってエリサベトに挨拶した。41マリアの挨拶をエリサベトが聞いたとき、その胎内の子がおどった。エリサベトは聖霊に満たされて、42声高らかに言った。「あなたは女の中で祝福された方です。胎内のお子さまも祝福されています。43わたしの主のお母さまがわたしのところに来てくださるとは、どういうわけでしょう。44あなたの挨拶のお声をわたしが耳にしたとき、胎内の子は喜んでおどりました。45主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう。」

46そこで、マリアは言った。

「わたしの魂は主をあがめ、
47わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。
48身分の低い、この主のはしためにも目を留めてくださったからです。
今から後、いつの世の人もわたしを幸いな者と言うでしょう、
49力ある方が、わたしに偉大なことをなさいましたから。
その御名は尊く、
50その憐れみは代々に限りなく、
主を畏れる者に及びます。
51主はその腕で力を振るい、
思い上がる者を打ち散らし、
52権力ある者をその座から引き降ろし、
身分の低い者を高く上げ、
53飢えた人を良い物で満たし、
富める者を空腹のまま追い返されます。
54その僕イスラエルを受け入れて、
憐れみをお忘れになりません、
55わたしたちの先祖におっしゃったとおり、
アブラハムとその子孫に対してとこしえに。」

56マリアは、三か月ほどエリサベトのところに滞在してから、自分の家に帰った。