2017年
  • 年間第34金曜日
12月1日(金曜日)

第一朗読

ダニエル7・2-14

諸国、諸族、諸言語の民は皆、彼に仕え、彼の支配はとこしえに続き、その統治は滅びることがない。

ダニエルの預言

7・2ある夜、わたしは幻を見た。見よ、天の四方から風が起こって、大海を波立たせた。3すると、その海から四頭の大きな獣が現れた。それぞれ形が異なり、4第一のものは獅子のようであったが、鷲の翼が生えていた。見ていると、翼は引き抜かれ、地面から起き上がらされて人間のようにその足で立ち、人間の心が与えられた。5第二の獣は熊のようで、横ざまに寝て、三本の肋骨を口にくわえていた。これに向かって、「立て、多くの肉を食らえ」という声がした。6次に見えたのはまた別の獣で、豹のようであった。背には鳥の翼が四つあり、頭も四つあって、権力がこの獣に与えられた。7この夜の幻で更に続けて見たものは、第四の獣で、ものすごく、恐ろしく、非常に強く、巨大な鉄の歯を持ち、食らい、かみ砕き、残りを足で踏みにじった。他の獣と異なって、これには十本の角があった。8その角を眺めていると、もう一本の小さな角が生えてきて、先の角のうち三本はそのために引き抜かれてしまった。この小さな角には人間のように目があり、また、口もあって尊大なことを語っていた。9なお見ていると、
王座が据えられ
「日の老いたる者」がそこに座した。
その衣は雪のように白く
その白髪は清らかな羊の毛のようであった。
その王座は燃える炎
その車輪は燃える火
10その前から火の川が流れ出ていた。
幾千人が御前に仕え
幾万人が御前に立った。
裁き主は席に着き
巻物が繰り広げられた。

11さて、その間にもこの角は尊大なことを語り続けていたが、ついにその獣は殺され、死体は破壊されて燃え盛る火に投げ込まれた。12他の獣は権力を奪われたが、それぞれの定めの時まで生かしておかれた。

13夜の幻をなお見ていると、
見よ、「人の子」のような者が天の雲に乗り
「日の老いたる者」の前に来て、そのもとに進み
14権威、威光、王権を受けた。
諸国、諸族、諸言語の民は皆、彼に仕え
彼の支配はとこしえに続き
その統治は滅びることがない。

答唱詩編

詩編148・11+12、13+14

いのちあるすベてのものは、神をたたえよ。

詩編148

148・11地を治める王、すべての民は神をたたえよ。
すべての支配者は神をたたえよ。
12若者とおとめたちは神をたたえよ。
年老いた者も、子どもたちも神をたたえよ。

13すべての者は神の名をたたえよ。
神は偉大。その栄光は天地を覆う。
14神は、その民を高められた。
神に選ばれた民、イスラエルは賛美の声をあげる。

福音朗読

ルカ21・29-33

天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない。

ルカによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに21・29たとえを話された。「いちじくの木や、ほかのすべての木を見なさい。30葉が出始めると、それを見て、既に夏の近づいたことがおのずと分かる。31それと同じように、あなたがたは、これらのことが起こるのを見たら、神の国が近づいていると悟りなさい。32はっきり言っておく。すべてのことが起こるまでは、この時代は決して滅びない。33天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない。」

  • 年間第34土曜日
12月2日(土曜日)

第一朗読

ダニエル7・15-27

その国はとこしえに続き、支配者はすべて、彼らに仕え、彼らに従う。

ダニエルの預言

7・15わたしダニエルは大いに憂い、頭に浮かんだこの幻に悩まされた。16そこに立っている人の一人に近づいてこれらのことの意味を尋ねると、彼はそれを説明し、解釈してくれた。17「これら四頭の大きな獣は、地上に起ころうとする四人の王である。18しかし、いと高き者の聖者らが王権を受け、王国をとこしえに治めるであろう。」19更にわたしは、第四の獣について知りたいと思った。これは他の獣と異なって、非常に恐ろしく、鉄の歯と青銅のつめをもち、食らい、かみ砕き、残りを足で踏みにじったものである。20その頭には十本の角があり、更に一本の角が生え出たので、十本の角のうち三本が抜け落ちた。その角には目があり、また、口もあって尊大なことを語った。これは、他の角よりも大きく見えた。21見ていると、この角は聖者らと闘って勝ったが、22やがて、「日の老いたる者」が進み出て裁きを行い、いと高き者の聖者らが勝ち、時が来て王権を受けたのである。

23さて、その人はこう言った。
「第四の獣は地上に興る第四の国
これはすべての国に異なり
全地を食らい尽くし、踏みにじり、打ち砕く。
24十の角はこの国に立つ十人の王
そのあとにもう一人の王が立つ。
彼は十人の王と異なり、三人の王を倒す。
25彼はいと高き方に敵対して語り
いと高き方の聖者らを悩ます。
彼は時と法を変えようとたくらむ。
聖者らは彼の手に渡され
一時期、二時期、半時期がたつ。
26やがて裁きの座が開かれ
彼はその権威を奪われ
滅ぼされ、絶やされて終わる。
27天下の全王国の王権、権威、支配の力は
いと高き方の聖なる民に与えられ
その国はとこしえに続き
支配者はすべて、彼らに仕え、彼らに従う。」

答唱詩編

ダニエル補遺・アザルヤ29、34+栄唱

神の名はあまねく世界に輝き、その栄光は天にそびえる。

ダニエル補遺・アザルヤ

29わたしたちの先祖の神である主よ、あなたに賛美。
あなたは代々にたたえられ、あがめられる。
あなたの栄光の聖なる名に賛美。
その名は代々にたたえられ、あがめられる。

34造られたものはみな神を賛美し、
代々に神をほめたたえよ。
栄唱栄光は父と子と聖霊に。
初めのように今もいつも世々に。アーメン。

福音朗読

ルカ21・34-36

いつも目を覚まして祈りなさい。

ルカによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。21・34「放縦や深酒や生活の煩いで、心が鈍くならないように注意しなさい。さもないと、その日が不意に罠のようにあなたがたを襲うことになる。35その日は、地の表のあらゆる所に住む人々すべてに襲いかかるからである。36しかし、あなたがたは、起ころうとしているこれらすべてのことから逃れて、人の子の前に立つことができるように、いつも目を覚まして祈りなさい。」

  • 待降節第1主日
12月3日(日曜日)

第一朗読

イザヤ63・16b-17、19b、64・2b-7

わたしたちは皆、あなたの御手の業。

イザヤの預言

63・16b主よ、あなたはわたしたちの父です。
「わたしたちの贖い主」これは永遠の昔からあなたの御名です。
17なにゆえ主よ、あなたはわたしたちをあなたの道から迷い出させ
わたしたちの心をかたくなにして
あなたを畏れないようにされるのですか。
立ち帰ってください、あなたの僕たちのために
あなたの嗣業である部族のために。

19bどうか、天を裂いて降ってください。
64・2b御前に山々が揺れ動くように。
あなたが降られればあなたの御前に山々は揺れ動く。
3あなたを待つ者に計らってくださる方は、
神よ、あなたのほかにはありません。
昔から、ほかに聞いた者も耳にした者も目に見た者もありません。
4喜んで正しいことを行いあなたの道に従って、
あなたを心に留める者を
あなたは迎えてくださいます。
あなたは憤られました、
わたしたちが罪を犯したからです。
しかし、あなたの御業によってわたしたちはとこしえに救われます。

5わたしたちは皆、汚れた者となり
正しい業もすべて汚れた着物のようになった。
わたしたちは皆、枯れ葉のようになり、
わたしたちの悪は風のようにわたしたちを運び去った。
6あなたの御名を呼ぶ者はなくなり、
奮い立ってあなたにすがろうとする者もない。
あなたはわたしたちから御顔を隠し
わたしたちの悪のゆえに、力を奪われた。
7しかし、主よ、あなたは我らの父。
わたしたちは粘土、あなたは陶工、
わたしたちは皆、あなたの御手の業。

答唱詩編

詩編80・2、15+16、18+19

神よ、わたしに目を注ぎ、強めてください、手をさしのべて。

詩編80

80・2イスラエルを牧するかたよ、耳を傾けてください。
ヨセフを羊のように導くかた、
光を放ってください。
ケルビムの上に座しておられるかた。

15すべてを治める神よ、あなたの目を注いで、
またこのぶどうの木を顧みてください。
16あなたがご自分で植えられた苗と、
強められた若枝を守ってください。

18あなたの手はあなたの右腕である人の上に、
強められた民の上に。
19わたしたちはあなたから離れることなく、
いのちであるあなたを呼び求める。

第二朗読

①コリント1・3-9

あなたがたは神の子、わたしたちの主イエス・キリストとの交わりに招き入れられたのです。

使徒パウロのコリントの教会への手紙

1・3皆さん、わたしたちの父である神と主イエス・キリストからの恵みと平和が、あなたがたにあるように。

4わたしは、あなたがたがキリスト・イエスによって神の恵みを受けたことについて、いつもわたしの神に感謝しています。5あなたがたはキリストに結ばれ、あらゆる言葉、あらゆる知識において、すべての点で豊かにされています。6こうして、キリストについての証しがあなたがたの間で確かなものとなったので、7その結果、あなたがたは賜物に何一つ欠けるところがなく、わたしたちの主イエス・キリストの現れを待ち望んでいます。8主も最後まであなたがたをしっかり支えて、わたしたちの主イエス・キリストの日に、非のうちどころのない者にしてくださいます。9神は真実な方です。この神によって、あなたがたは神の子、わたしたちの主イエス・キリストとの交わりに招き入れられたのです。

福音朗読

マルコ13・33-37

あなたがたに言うことは、すべての人に言うのだ。目を覚ましていなさい。

マルコによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。13・33「気をつけて、目を覚ましていなさい。その時がいつなのか、あなたがたには分からないからである。34それは、ちょうど、家を後に旅に出る人が、僕たちに仕事を割り当てて責任を持たせ、門番には目を覚ましているようにと、言いつけておくようなものだ。35だから、目を覚ましていなさい。いつ家の主人が帰って来るのか、夕方か、夜中か、鶏の鳴くころか、明け方か、あなたがたには分からないからである。36主人が突然帰って来て、あなたがたが眠っているのを見つけるかもしれない。37あなたがたに言うことは、すべての人に言うのだ。目を覚ましていなさい。」

  • 待降節第1月曜日
12月4日(月曜日)

第一朗読

イザヤ2・1-5

神はすべての民を御国の永遠の平和に招かれる。

イザヤの預言

2・1アモツの子イザヤが、ユダとエルサレムについて幻に見たこと。

2終わりの日に
主の神殿の山は、山々の頭として堅く立ち、
どの峰よりも高くそびえる。
国々はこぞって大河のようにそこに向かい
3多くの民が来て言う。
「主の山に登り、ヤコブの神の家に行こう。
主はわたしたちに道を示される。
わたしたちはその道を歩もう」と。
主の教えはシオンから
御言葉はエルサレムから出る。
4主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。
彼らは剣を打ち直して鋤とし、
槍を打ち直して鎌とする。
国は国に向かって剣を上げず
もはや戦うことを学ばない。
5ヤコブの家よ、主の光の中を歩もう。

答唱詩編

詩編122・1+2、3+4ab

喜びに心をはずませ、神の家に行こう。

詩編122

122・1「神の家に行こう」と言われて、
わたしの心は喜びにはずんだ。
2エルサレムよ、わたしたちは今、
お前の門のうちに立っている。

3しげく連なる町、エルサレム、
すべての民の都。
4abそこにはイスラエルの部族、
神の民がのぼって来る。

福音朗読

マタイ8・5-11

イスラエルの中でさえ、わたしはこれほどの信仰を見たことがない。

マタイによる福音

そのとき、8・5イエスがカファルナウムに入られると、一人の百人隊長が近づいて来て懇願し、6「主よ、わたしの僕が中風で家に寝込んで、ひどく苦しんでいます」と言った。7そこでイエスは、「わたしが行って、いやしてあげよう」と言われた。8すると、百人隊長は答えた。「主よ、わたしはあなたを自分の屋根の下にお迎えできるような者ではありません。ただ、ひと言おっしゃってください。そうすれば、わたしの僕はいやされます。9わたしも権威の下にある者ですが、わたしの下には兵隊がおり、一人に『行け』と言えば行きますし、他の一人に『来い』と言えば来ます。また、部下に『これをしろ』と言えば、そのとおりにします。」10イエスはこれを聞いて感心し、従っていた人々に言われた。「はっきり言っておく。イスラエルの中でさえ、わたしはこれほどの信仰を見たことがない。11言っておくが、いつか、東や西から大勢の人が来て、天の国でアブラハム、イサク、ヤコブと共に宴会の席に着く。」

  • 待降節第1火曜日
12月5日(火曜日)

第一朗読

イザヤ11・1-10

彼は弱い人のために正当な裁きを行う。

イザヤの預言

その日、
11・1エッサイの株からひとつの芽が萌えいで、
その根からひとつの若枝が育ち
2その上に主の霊がとどまる。
知恵と識別の霊
思慮と勇気の霊
主を知り、畏れ敬う霊。
3彼は主を畏れ敬う霊に満たされる。
目に見えるところによって裁きを行わず
耳にするところによって弁護することはない。
4弱い人のために正当な裁きを行い
この地の貧しい人を公平に弁護する。
その口の鞭をもって地を打ち
唇の勢いをもって逆らう者を死に至らせる。
5正義をその腰の帯とし
真実をその身に帯びる。

6狼は小羊と共に宿り
豹は子山羊と共に伏す。
子牛は若獅子と共に育ち
小さい子供がそれらを導く。
7牛も熊も共に草をはみ
その子らは共に伏し
獅子も牛もひとしく干し草を食らう。
8乳飲み子は毒蛇の穴に戯れ
幼子は腹の巣に手を入れる。
9わたしの聖なる山においては
何ものも害を加えず、滅ぼすこともない。
水が海を覆っているように
大地は主を知る知識で満たされる。
10その日が来れば
エッサイの根はすべての民の旗印として立てられ
国々はそれを求めて集う。
そのとどまるところは栄光に輝く。

答唱詩編

詩編72・12+13、17

神はすべてのものを治め、偉大な力に満ちておられる。

詩編72

72・12王は助けを求める乏しい人と
見捨てられた貧しい人を救う。
13貧しく不幸な人をあわれみ、
苦しむ人に救いをもたらす。

17王の名は世々に及び、
子孫はいつまでも栄える。
すべての人は彼によって祝福きれ、
すべての国は彼をたたえる。

福音朗読

ルカ10・21-24

天地の主である父よ、あなたをほめたたえます。

ルカによる福音

10・21そのとき、イエスは聖霊によって喜びにあふれて言われた。「天地の主である父よ、あなたをほめたたえます。これらのことを知恵ある者や賢い者には隠して、幼子のような者にお示しになりました。そうです、父よ、これは御心に適うことでした。22すべてのことは、父からわたしに任せられています。父のほかに、子がどういう者であるかを知る者はなく、父がどういう方であるかを知る者は、子と、子が示そうと思う者のほかには、だれもいません。」23それから、イエスは弟子たちの方を振り向いて、彼らだけに言われた。「あなたがたの見ているものを見る目は幸いだ。24言っておくが、多くの預言者や王たちは、あなたがたが見ているものを見たかったが、見ることができず、あなたがたが聞いているものを聞きたかったが、聞けなかったのである。」

  • 待降節第1水曜日
12月6日(水曜日)

第一朗読

イザヤ25・6-10a

神の驚くべき御業

イザヤの預言

その日、25・6万軍の主はこの山で祝宴を開き
すべての民に良い肉と古い酒を供される。
それは脂肪に富む良い肉とえり抜きの酒。
7主はこの山で
すべての民の顔を包んでいた布と
すべての国を覆っていた布を滅ぼし
8死を永久に滅ぼしてくださる。
主なる神は、すべての顔から涙をぬぐい
御自分の民の恥を地上からぬぐい去ってくださる。
これは主が語られたことである。
9その日には、人は言う。
見よ、この方こそわたしたちの神。
わたしたちは待ち望んでいた。
この方がわたしたちを救ってくださる。
この方こそわたしたちが待ち望んでいた主。
その救いを祝って喜び躍ろう。
10主の御手はこの山の上にとどまる。

答唱詩編

詩編23・5、6

主はわれらの牧者、わたしは乏しいことがない。

詩編23

23・5あなたははむかう者の前で、
わたしのために会食を整え、
わたしの頭に油を注ぎ、
わたしの杯を満たされる。

6神の恵みといつくしみに
生涯伴われ、
わたしはとこしえに
神の家に生きる。

福音朗読

マタイ15・29-37

人々は皆、食べて満腹した。

マタイによる福音

そのとき、イエスは15・29ガリラヤ湖のほとりに行かれた。そして、山に登って座っておられた。30大勢の群衆が、足の不自由な人、目の見えない人、体の不自由な人、口の利けない人、その他多くの病人を連れて来て、イエスの足もとに横たえたので、イエスはこれらの人々をいやされた。31群衆は、口の利けない人が話すようになり、体の不自由な人が治り、足の不自由な人が歩き、目の見えない人が見えるようになったのを見て驚き、イスラエルの神を賛美した。

32イエスは弟子たちを呼び寄せて言われた。「群衆がかわいそうだ。もう三日もわたしと一緒にいるのに、食べ物がない。空腹のままで解散させたくはない。途中で疲れきってしまうかもしれない。」33弟子たちは言った。「この人里離れた所で、これほど大勢の人に十分食べさせるほどのパンが、どこから手に入るでしょうか。」34イエスが「パンは幾つあるか」と言われると、弟子たちは、「七つあります。それに、小さい魚が少しばかり」と答えた。35そこで、イエスは地面に座るように群衆に命じ、36七つのパンと魚を取り、感謝の祈りを唱えてこれを裂き、弟子たちにお渡しになった。弟子たちは群衆に配った。37人々は皆、食べて満腹した。残ったパンの屑を集めると、七つの籠いっぱいになった。

  • 待降節第1木曜日
12月7日(木曜日)

第一朗読

イザヤ26・1-6

勝利の歌

イザヤの預言

26・1その日には、ユダの地でこの歌がうたわれる。
我らには、堅固な都がある。
救いのために、城壁と堡塁が築かれた。
2城門を開け
神に従い、信仰を守る民が入れるように。
3堅固な思いを、あなたは平和に守られる
あなたに信頼するゆえに、平和に。
4どこまでも主に信頼せよ、主こそはとこしえの岩。
5主は高い所に住まう者を引きおろし
築き上げられた都を打ち倒し
地に打ち倒して、塵に伏させる。
6貧しい者の足がそれを踏みにじり
弱い者の足が踏みつけて行く。

答唱詩編

詩編100・4、5

わたしたちは神の民、そのまきばの群れ。

詩編100

100・4感謝に満ちて門をくぐり、
賛美を歌って中庭に入る。
神に感謝をささげて、
その名をたたえよう。

5神はいつくしみ深く、
そのあわれみは限りなく
そのまことは代々に及ぶ。

福音朗読

マタイ7・21、24-27

岩の上に自分の家を建てた賢い人

マタイによる福音

そのとき、イエスは弟子たちにいわれた。7・21「わたしに向かって、『主よ、主よ』と言う者が皆、天の国に入るわけではない。わたしの天の父の御心を行う者だけが入るのである。

24そこで、わたしのこれらの言葉を聞いて行う者は皆、岩の上に自分の家を建てた賢い人に似ている。25雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家を襲っても、倒れなかった。岩を土台としていたからである。26わたしのこれらの言葉を聞くだけで行わない者は皆、砂の上に家を建てた愚かな人に似ている。27雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家に襲いかかると、倒れて、その倒れ方がひどかった。」

  • 無原罪の聖マリア
12月8日(金曜日) 祭日

第一朗読

創世記3・9-15、20

お前の子孫と女の子孫の間に、わたしは敵意を置く。

創世記

アダムが木の実を食べた後に、3・9主なる神は彼を呼ばれた。
「どこにいるのか。」
10彼は答えた。
「あなたの足音が園の中に聞こえたので、恐ろしくなり、隠れております。わたしは裸ですから。」
11神は言われた。
「お前が裸であることを誰が告げたのか。取って食べるなと命じた木から食べたのか。」
12アダムは答えた。
「あなたがわたしと共にいるようにしてくださった女が、木から取って与えたので、食べました。」
13主なる神は女に向かって言われた。
「何ということをしたのか。」
女は答えた。
「蛇がだましたので、食べてしまいました。」
14主なる神は、蛇に向かって言われた。
「このようなことをしたお前は
あらゆる家畜、あらゆる野の獣の中で
呪われるものとなった。
お前は、生涯這いまわり、塵を食らう。
15お前と女、お前の子孫と女の子孫の間に
わたしは敵意を置く。
彼はお前の頭を砕き
お前は彼のかかとを砕く。」

20アダムは女をエバ(命)と名付けた。彼女がすべて命あるものの母となったからである。

答唱詩編

詩編98・1、4+5

遠く地の果てまで、すべての者が神の救いを見た。

詩編98

98・1新しい歌を神にうたえ。
神は不思議なわざを行われた。
神の偉大な右の手、
そのとうとい腕は救いの力。

4世界よ、神に向かって喜びの声をあげ、
賛美の歌で神をほめよ。
5たて琴をかなでて神をたたえ、
その調べに合わせてほめ歌え。

第二朗読

エフェソ1・3-6、11-12

天地創造の前に、神はわたしたちをキリストにおいてお選びになった。

使徒パウロのエフェソの教会への手紙

1・3わたしたちの主イエス・キリストの父である神は、ほめたたえられますように。神は、わたしたちをキリストにおいて、天のあらゆる霊的な祝福で満たしてくださいました。4天地創造の前に、神はわたしたちを愛して、御自分の前で聖なる者、汚れのない者にしようと、キリストにおいてお選びになりました。5イエス・キリストによって神の子にしようと、御心のままに前もってお定めになったのです。6神がその愛する御子によって与えてくださった輝かしい恵みを、わたしたちがたたえるためです。11キリストにおいてわたしたちは、御心のままにすべてのことを行われる方の御計画によって前もって定められ、約束されたものの相続者とされました。12それは、以前からキリストに希望を置いていたわたしたちが、神の栄光をたたえるためです。

福音朗読

ルカ1・26-38

おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。

ルカによる福音

そのとき、1・26天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から遣わされた。27ダビデ家のヨセフという人のいいなずけであるおとめのところに遣わされたのである。そのおとめの名はマリアといった。28天使は、彼女のところに来て言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」29マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考え込んだ。30すると、天使は言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。31あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。32その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。神である主は、彼に父ダビデの王座をくださる。33彼は永遠にヤコブの家を治め、その支配は終わることがない。」34マリアは天使に言った。「どうして、そのようなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに。」35天使は答えた。「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。だから、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。36あなたの親類のエリサベトも、年をとっているが、男の子を身ごもっている。不妊の女と言われていたのに、もう六か月になっている。37神にできないことは何一つない。」38マリアは言った。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」そこで、天使は去って行った。

  • 待降節第1土曜日
12月9日(土曜日)

第一朗読

イザヤ30・19-21、23-26

救いのとき

イザヤの預言

イスラエルの聖なる神、主は言われる。
30・19まことに、シオンの民、エルサレムに住む者よ
もはや泣くことはない。
主はあなたの呼ぶ声に答えて
必ず恵みを与えられる。
主がそれを聞いて、直ちに答えてくださる。
20わが主はあなたたちに
災いのパンと苦しみの水を与えられた。
あなたを導かれる方はもはや隠れておられることなく
あなたの目は常にあなたを導かれる方を見る。
21あなたの耳は、背後から語られる言葉を聞く。
「これが行くべき道だ、ここを歩け
右に行け、左に行け」と。
23主は、あなたが地に蒔く種に雨を与えられる。
地の産み出す穀物は豊かに実る。
その日には
あなたの家畜は広い牧場で草をはみ
24地を耕す牛やろばは
ふるいや箕でえり分け
発酵させた飼葉を食べる。
25大いなる殺戮の日、塔の倒れるとき
そびえ立つすべての山、高い丘の上に
水路が造られて、水を運ぶ。
26主が民の傷を包み
重い打ち傷をいやされる日
月の光は太陽の光になり
太陽の光は七倍になり
七つの日の光となる。

答唱詩編

詩編147・1+2、3+6

栄光は世界に及び、すべてを越えて神は偉大。

詩編147

147・1神をたたえ、賛美の歌をうたおう。
神をたたえることは美しく正しい。
2神はエルサレムを建て直し、
その散らされた者を集められる。

3神は失意の人々を支え、
その傷をいやされる。
6へりくだる人を支え、
逆らう者を地に倒される。

福音朗読

マタイ9・35-10・1、5a、6-8

「行って、『天の国は近づいた』と宣べ伝えなさい。」

マタイによる福音

そのとき、9・35イエスは町や村を残らず回って、会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、ありとあらゆる病気や患いをいやされた。36また、群衆が飼い主のいない羊のように弱り果て、打ちひしがれているのを見て、深く憐れまれた。37そこで、弟子たちに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない。38だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい。」

10・1イエスは十二人の弟子を呼び寄せ、汚れた霊に対する権能をお授けになった。汚れた霊を追い出し、あらゆる病気や患いをいやすためであった。

5イエスはこの十二人を派遣するにあたり、次のように命じられた。

6「イスラエルの家の失われた羊のところへ行きなさい。7行って、『天の国は近づいた』と宣べ伝えなさい。8病人をいやし、死者を生き返らせ、重い皮膚病を患っている人を清くし、悪霊を追い払いなさい。ただで受けたのだから、ただで与えなさい。」

  • 待降節第2主日
12月10日(日曜日)

第一朗読

イザヤ40・1-5、9-11

主のために、道を備えよ

イザヤの預言

40・1慰めよ、わたしの民を慰めよと、
あなたたちの神は言われる。
2エルサレムの心に語りかけ、
彼女に呼びかけよ、
苦役の時は今や満ち、彼女の答は償われた、と。
罪のすべてに倍する報いを主の御手から受けた、と。

3呼びかける声がある。
主のために、荒れ野に道を備え、
わたしたちの神のために、荒れ地に広い道を通せ。
4谷はすべて身を起こし、山と丘は身を低くせよ。
険しい道は平らに、狭い道は広い谷となれ。
5主の栄光がこうして現れるのを肉なる者は共に見る。
主の口がそう宣言される。

9高い山に登れ、
良い知らせをシオンに伝える者よ。
力を振るって声をあげよ、
良い知らせをエルサレムに伝える者よ。
声をあげよ、恐れるな、
ユダの町々に告げよ。

見よ、あなたたちの神、
10見よ、主なる神。
彼は力を帯びて来られ
御腕をもって統治される。
見よ、主のかち得られたものは御もとに従い、
主の働きの実りは御前を進む。
11主は羊飼いとして群れを養い、御腕をもって集め
小羊をふところに抱き、その母を導いて行かれる。

答唱詩編

詩編85・9、10+11、12+13+14

神よ、わたしに目を注ぎ、強めてください、手をさしのべて。

詩編85

85・9神の語られることばを聞こう。
神は平和を約束される、
その民、神に従う民に、
心を神に向ける人に。

10救いは神をおそれる人に近く、
栄光はわたしたちの地に住む。
11いつくしみとまことはめぐり合い、
正義と平和はいだき合う。

12まことは地から芽ばえ、
正義は天から見守る。
13神は恵みを注がれ、地は豊かに実る。
14正義は神の前を進み、平和はその足跡に従う。

第二朗読

②ペトロ3・8-14

わたしたちは新しい天と新しい地とを待ち望んでいる。

使徒ペトロの手紙

3・8愛する人たち、このことだけは忘れないでほしい。主のもとでは、一日は千年のようで、千年は一日のようです。9ある人たちは、遅いと考えているようですが、主は約束の実現を遅らせておられるのではありません。そうではなく、一人も滅びないで皆が悔い改めるようにと、あなたがたのために忍耐しておられるのです。10主の日は盗人のようにやって来ます。その日、天は激しい音をたてながら消えうせ、自然界の諸要素は熱に熔け尽くし、地とそこで造り出されたものは暴かれてしまいます。11このように、すべてのものは滅び去るのですから、あなたがたは聖なる信心深い生活を送らなければなりません。12神の日の来るのを待ち望み、また、それが来るのを早めるようにすべきです。その日、天は焼け崩れ、自然界の諸要素は燃え尽き、熔け去ることでしょう。13しかしわたしたちは、義の宿る新しい天と新しい地とを、神の約束に従って待ち望んでいるのです。

14だから、愛する人たち、このことを待ち望みながら、きずや汚れが何一つなく、平和に過ごしていると神に認めていただけるように励みなさい。

福音朗読

マルコ1・1-8

主の道筋をまっすぐにせよ!

マルコによる福音

1・1神の子イエス・キリストの福音の初め。
2預言者イザヤの書にこう書いてある。
「見よ、わたしはあなたより先に使者を遣わし、
あなたの道を準備させよう。
3荒れ野で叫ぶ者の声がする。
『主の道を整え、
その道筋をまっすぐにせよ。』」
そのとおり、4洗礼者ヨハネが荒れ野に現れて、罪の赦しを得させるために悔い改めの洗礼を宣べ伝えた。5ユダヤの全地方とエルサレムの住民は皆、ヨハネのもとに来て、罪を告白し、ヨルダン川で彼から洗礼を受けた。6ヨハネはらくだの毛衣を着、腰に革の帯を締め、いなごと野蜜を食べていた。7彼はこう宣べ伝えた。「わたしよりも優れた方が、後から来られる。わたしは、かがんでその方の履物のひもを解く値打ちもない。8わたしは水であなたたちに洗礼を授けたが、その方は聖霊で洗礼をお授けになる。」

  • 待降節第2月曜日
12月11日(月曜日)

第一朗読

イザヤ35・1-10

栄光の回復

イザヤの預言

35・1荒れ野よ、荒れ地よ、喜び躍れ
砂漠よ、喜び、花を咲かせよ
野ばらの花を一面に咲かせよ。
2花を咲かせ
大いに喜んで、声をあげよ。
砂漠はレバノンの栄光を与えられ
カルメルとシャロンの輝きに飾られる。
人々は主の栄光と我らの神の輝きを見る。

3弱った手に力を込め
よろめく膝を強くせよ。
4心おののく人々に言え。
「雄々しくあれ、恐れるな。
見よ、あなたたちの神を。
敵を打ち、悪に報いる神が来られる。
神は来て、あなたたちを救われる。」

5そのとき、見えない人の目が開き
聞こえない人の耳が開く。
6そのとき歩けなかった人が鹿のように躍り上がる。
口の利けなかった人が喜び歌う。
荒れ野に水が湧きいで
荒れ地に川が流れる。
7熱した砂地は湖となり
乾いた地は水の湧くところとなる。
山犬がうずくまるところは
葦やパピルスの茂るところとなる。
8そこに大路が敷かれる。
その道は聖なる道と呼ばれ
汚れた者がその道を通ることはない。
主御自身がその民に先立って歩まれ
愚か者がそこに迷い入ることはない。
9そこに、獅子はおらず
獣が上って来て襲いかかることもない。
解き放たれた人々がそこを進み
10主に贖われた人々は帰って来る。
とこしえの喜びを先頭に立てて
喜び歌いつつシオンに帰り着く。
喜びと楽しみが彼らを迎え
嘆きと悲しみは逃げ去る。

答唱詩編

詩編85・9、12+13+14

神よ、わたしに目を注ぎ、強めてください、手をさしのべて。

詩編85

85・9神の語られることばを聞こう。
神は平和を約束される、
その民、神に従う民に、
心を神に向ける人に。

12まことは地から芽ばえ、正義は天から見守る。
13神は恵みを注がれ、地は豊かに実る。
14正義は神の前を進み、
平和はその足跡に従う。

福音朗読

ルカ5・17-26

『あなたの罪は赦された』

ルカによる福音

5・17ある日のこと、イエスが教えておられると、ファリサイ派の人々と律法の教師たちがそこに座っていた。この人々は、ガリラヤとユダヤのすべての村、そしてエルサレムから来たのである。主の力が働いて、イエスは病気をいやしておられた。18すると、男たちが中風を患っている人を床に乗せて運んで来て、家の中に入れてイエスの前に置こうとした。19しかし、群衆に阻まれて、運び込む方法が見つからなかったので、屋根に上って瓦をはがし、人々の真ん中のイエスの前に、病人を床ごとつり降ろした。20イエスはその人たちの信仰を見て、「人よ、あなたの罪は赦された」と言われた。21ところが、律法学者たちやファリサイ派の人々はあれこれと考え始めた。「神を冒涜するこの男は何者だ。ただ神のほかに、いったいだれが、罪を赦すことができるだろうか。」22イエスは、彼らの考えを知って、お答えになった。「何を心の中で考えているのか。23『あなたの罪は赦された』と言うのと、『起きて歩け』と言うのと、どちらが易しいか。24人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを知らせよう。」そして、中風の人に、「わたしはあなたに言う。起き上がり、床を担いで家に帰りなさい」と言われた。25その人はすぐさま皆の前で立ち上がり、寝ていた台を取り上げ、神を賛美しながら家に帰って行った。26人々は皆大変驚き、神を賛美し始めた。そして、恐れに打たれて、「今日、驚くべきことを見た」と言った。

  • 待降節第2火曜日
12月12日(火曜日)

第一朗読

イザヤ40・1-11

帰還の約束

イザヤの預言

40・1慰めよ、わたしの民を慰めよ
とあなたたちの神は言われる。
2エルサレムの心に語りかけ
彼女に呼びかけよ
苦役の時は今や満ち、彼女の咎は償われた、と。
罪のすべてに倍する報いを主の御手から受けた、と。

3呼びかける声がある。主のために、荒れ野に道を備え
わたしたちの神のために、荒れ地に広い道を通せ。
4谷はすべて身を起こし、山と丘は身を低くせよ。
険しい道は平らに、狭い道は広い谷となれ。
5主の栄光がこうして現れるのを肉なる者は共に見る。
主の口がこう宣言される。

6呼びかけよ、と声は言う。
わたしは言う、何と呼びかけたらよいのか、と。
肉なる者は皆、草に等しい。
永らえても、すべては野の花のようなもの。
7草は枯れ、花はしぼむ。
主の風が吹きつけたのだ。この民は草に等しい。
8草は枯れ、花はしぼむが
わたしたちの神の言葉はとこしえに立つ。

9高い山に登れ
良い知らせをシオンに伝える者よ。
力を振るって声をあげよ
良い知らせをエルサレムに伝える者よ。
声をあげよ、恐れるな
ユダの町々に告げよ。
見よ、あなたたちの神
10見よ、主なる神。
彼は力を帯びて来られ
御腕をもって統治される。
見よ、主のかち得られたものは御もとに従い
主の働きの実りは御前を進む。
11主は羊飼いとして群れを養い、御腕をもって集め
小羊をふところに抱き、その母を導いて行かれる。

答唱詩編

詩編96・1+2、11+12

遠く地の果てまで、すべての者が神の救いを見た。

詩編96

96・1新しい歌を神にうたえ。
世界よ、神に向かって喜び歌え。
2神の名をたたえて歌い、
日ごとに救いを告げ知らせよ。

11天地は喜びにあふれ、
海とそこに満ちるものは叫びをあげる。
12野とそこにあるものはどよめき、
森の木々は声をあげて、神の前で歌う。

福音朗読

マタイ18・12-14

これらの小さな者が一人でも滅びることは、あなたがたの天の父の御心ではない。

マタイによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。18・12「あなたがたはどう思うか。ある人が羊を百匹持っていて、その一匹が迷い出たとすれば、九十九匹を山に残しておいて、迷い出た一匹を捜しに行かないだろうか。13はっきり言っておくが、もし、それを見つけたら、迷わずにいた九十九匹より、その一匹のことを喜ぶだろう。14そのように、これらの小さな者が一人でも滅びることは、あなたがたの天の父の御心ではない。」

  • 待降節第2水曜日
12月13日(水曜日)

第一朗読

イザヤ40・25-31

創造と贖いの神

イザヤの預言

40・25お前たちはわたしを誰に似せ
誰に比べようとするのか、と聖なる神は言われる。
26目を高く上げ、誰が天の万象を創造したかを見よ。
それらを数えて、引き出された方
それぞれの名を呼ばれる方の
力の強さ、激しい勢いから逃れうるものはない。

27ヤコブよ、なぜ言うのか
イスラエルよ、なぜ断言するのか
わたしの道は主に隠されている、と
わたしの裁きは神に忘れられた、と。
28あなたは知らないのか、聞いたことはないのか。
主は、とこしえにいます神
地の果てに及ぶすべてのものの造り主。
倦むことなく、疲れることなく
その英知は究めがたい。
29疲れた者に力を与え
勢いを失っている者に大きな力を与えられる。
30若者も倦み、疲れ、勇士もつまずき倒れようが
31主に望みをおく人は新たな力を得
鷲のように翼を張って上る。
走っても弱ることなく、歩いても疲れない。

答唱詩編

詩編103・3+4、8+13

心を尽くして神をたたえ、すべての恵みを心に留めよう。

詩編103

103・3神はわたしの罪をゆるし、
痛みをいやされる。
4わたしのいのちを危機から救い、
いつくしみ深く祝福される。

8神は恵み豊かにあわれみ深く、
怒るにおそくいつくしみ深い。
13父が子どもをいつくしむように、
神の愛は神をおそれる人の上にある。

福音朗読

マタイ11・28-30

だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。

マタイによる福音

そのとき、イエスは言われた。11・28「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。29わたしは柔和で謙遜な者だから、わたしの軛を負い、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたは安らぎを得られる。30わたしの軛は負いやすく、わたしの荷は軽いからである。」

  • 待降節第2木曜日
12月14日(木曜日)

第一朗読

イザヤ41・13-20

諸国民の審判

イザヤの預言

41・13わたしは主、あなたの神。
あなたの右の手を固く取って言う
恐れるな、わたしはあなたを助ける、と。
14あなたを贖う方、イスラエルの聖なる神主は言われる。
恐れるな、虫けらのようなヤコブよ
イスラエルの人々よ、わたしはあなたを助ける。
15見よ、わたしはあなたを打穀機とする
新しく鋭く、多くの刃をつけた打穀機と。
あなたは山々を踏み砕き、丘をもみ殻とする。
16あなたがそれをあおると、風が巻き上げ
嵐がそれを散らす。
あなたは主によって喜び躍り
イスラエルの聖なる神によって誇る。

17苦しむ人、貧しい人は水を求めても得ず
渇きに舌は干上がる。
主であるわたしが彼らに答えよう。
イスラエルの神であるわたしは彼らを見捨てない。
18わたしは不毛の高原に大河を開き
谷あいの野に泉を湧き出させる。
荒れ野を湖とし
乾いた地を水の源とする。
19荒れ野に杉やアカシヤを
ミルトスやオリーブの木を植え
荒れ地に糸杉、樅、つげの木を共に茂らせる。
20彼らはこれを見て、悟り
互いに気づかせ、目覚めさせる
主の御手がこれを成し遂げ
イスラエルの聖なる神がこれを創造されたことを。

答唱詩編

詩編145・7+9、10+11

神は恵みとあわれみに満ち、怒るに遅く、いつくしみ深い。

詩編145

145・7あなたの豊かな恵みを思い、
喜んであなたの正義をうたう。
9その恵みはすべてのものに及び、
いつくしみは造られたすべてのものの上にある。

10神よ、造られたすべてのものはあなたをたたえ、
あなたに従う人は感謝してうたう。
11彼らはあなたの国の栄光を語り、
力あるわざを告げ知らせる。

福音朗読

マタイ11・11-15

およそ女から生まれた者のうち、洗礼者ヨハネより偉大な者は現れなかった。

マタイによる福音

そのとき、イエスは人々に言われた。11・11「はっきり言っておく。およそ女から生まれた者のうち、洗礼者ヨハネより偉大な者は現れなかった。しかし、天の国で最も小さな者でも、彼よりは偉大である。12彼が活動し始めたときから今に至るまで、天の国は力ずくで襲われており、激しく襲う者がそれを奪い取ろうとしている。13すべての預言者と律法が預言したのは、ヨハネの時までである。14あなたがたが認めようとすれば分かることだが、実は、彼は現れるはずのエリヤである。15耳のある者は聞きなさい。」

  • 待降節第2金曜日
12月15日(金曜日)

第一朗読

イザヤ48・17-19

あなたの平和は大河のように

イザヤの預言

48・17イスラエルの聖なる神
あなたを贖う主はこう言われる。
わたしは主、あなたの神
わたしはあなたを教えて力をもたせ
あなたを導いて道を行かせる。
18わたしの戒めに耳を傾けるなら
あなたの平和は大河のように
恵みは海の波のようになる。
19あなたの子孫は砂のように
あなたから出る子らは砂の粒のように増え
その名はわたしの前から断たれることも、滅ぼされることもない。

答唱詩編

詩編1・1ac+2、3

流れのほとりの木のように、神に従う人は実を結ぶ。

詩編1

1・1acしあわせな人、
罪びとの道を歩むことなく、
2神のおきてを喜びとし、
昼も夜も教えを心に留める人。

3流れのほとりに植えられた木が、
季節になると豊かに実り、
葉もしおれることのないように、
この人の行いも実を結ぶ。

福音朗読

マタイ11・16-19

今の時代を何にたとえたらよいか

マタイによる福音

そのとき、イエスは人々に言われた。11・16「今の時代を何にたとえたらよいか。広場に座って、ほかの者にこう呼びかけている子供たちに似ている。
17『笛を吹いたのに、
踊ってくれなかった。
葬式の歌をうたったのに、
悲しんでくれなかった。』
18ヨハネが来て、食べも飲みもしないでいると、『あれは悪霊に取りつかれている』と言い、19人の子が来て、飲み食いすると、『見ろ、大食漢で大酒飲みだ。徴税人や罪人の仲間だ』と言う。しかし、知恵の正しさは、その働きによって証明される。」

  • 待降節第2土曜日
12月16日(土曜日)

第一朗読

シラ書48・1-4、9-11

彼の言葉は松明のように燃えていた。

シラ書

そのころ、48・1火のような預言者エリヤが登場した。
彼の言葉は松明のように燃えていた。
2彼は人々に飢饉をもたらし、
その熱意をもって人々の数を減らした。
3彼は主の言葉によって天を閉ざし、
三度、火を降らせた。
4エリヤよ、あなたはその驚くべき業のゆえに、
どれほどほめたたえられたことだろうか。
あなたと等しく誇りうる者があろうか。
9あなたは火の旋風に包まれ、
火の馬の引く車に乗せられ天に上げられた。
10あなたは、書き記されているとおり、
定められた時に備える者。
神の怒りが激しくなる前に、これを静め、
父の心を子に向けさせ、
ヤコブの諸部族を立て直す者。
11あなたを見る者、
また、愛のうちに眠りについた者は幸いである。
確かに、わたしたちも生きるであろう。

答唱詩編

詩編80・15+16、18+19

神よ、わたしに目を注ぎ、強めてください、手をさしのべて。

詩編80

80・15すべてを治める神よ、あなたの目を注いで、
またこのぶどうの木を顧みてください。
16あなたがご自分で植えられた苗と、
強められた若枝を守ってください。

18あなたの手はあなたの右腕である人の上に、
強められた民の上に。
19わたしたちはあなたから離れることなく、
いのちであるあなたを呼び求める。

福音朗読

マタイ17・10-13

言っておくが、エリヤは既に来たのだ。

マタイによる福音

山を下りるとき、弟子たちは17・10イエスに、「なぜ、律法学者は、まずエリヤが来るはずだと言っているのでしょうか」と尋ねた。11イエスはお答えになった。「確かにエリヤが来て、すべてを元どおりにする。12言っておくが、エリヤは既に来たのだ。人々は彼を認めず、好きなようにあしらったのである。人の子も、そのように人々から苦しめられることになる。」13そのとき、弟子たちは、イエスが洗礼者ヨハネのことを言われたのだと悟った。

  • 待降節第3日曜日
12月17日(日曜日)

第一朗読

イザヤ61・1-2a、10-11

わたしは主によって喜び楽しむ。

イザヤの預言

61・1主はわたしに油を注ぎ、
主なる神の霊がわたしをとらえた。
わたしを遣わして
貧しい人に良い知らせを伝えさせるために。
打ち砕かれた心を包み、
捕らわれ人には自由を、
つながれている人には解放を告知させるために。
2a主が恵みをお与えになる年、
わたしたちの神が報復される日を告知させるために。

10わたしは主によって喜び楽しみ、
わたしの魂はわたしの神にあって喜び躍る。
主は救いの衣をわたしに着せ、
恵みの晴れ着をまとわせてくださる。
花婿のように輝きの冠をかぶらせ、
花嫁のように宝石で飾ってくださる。
11大地が草の芽を萌えいでさせ、
園が蒔かれた種を芽生えさせるように、
主なる神はすべての民の前で
恵みと栄誉を芽生えさせてくださる。

答唱詩編

ルカ1・46-55

わたしは神をあがめ、神の救いに喜びおどる。

マリアの歌

1・46わたしは神をあがめ、
47わたしの心は神の救いに喜びおどる。
48神は卑しいはしためを顧みられ、
いつの代の人もわたしをしあわせな者と呼ぶ。
49神はわたしに偉大なわざを行われた。
その名はとうとく、50あわれみは代々、
神をおそれ敬う人のうえに。

51神はその力をあらわし、
思いあがる者を打ちくだき、
52権力をふるう者をその座からおろし、
見捨てられた人を高められる。
53飢えに苦しむ人はよいもので満たされ、
おごり暮らす者はむなしくなってかえる。

神はいつくしみを忘れることなく、
54しもベイスラエルを助けられた。
55わたしたちの祖先、アブラハムとその子孫に約束されたように。
栄光は父と子と聖霊に。
初めのように今もいつも世々に。アーメン。

第二朗読

①テサロニケ5・16-24

主の来られるとき、あなたがたの霊も魂も体も守られるように。

使徒パウロのテサロニケの教会への手紙

皆さん、5・16いつも喜んでいなさい。17絶えず祈りなさい。18どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。19〝霊〟の火を消してはいけません。20預言を軽んじてはいけません。21すべてを吟味して、良いものを大事にしなさい。22あらゆる悪いものから遠ざかりなさい。

23どうか、平和の神御自身が、あなたがたを全く聖なる者としてくださいますように。また、あなたがたの霊も魂も体も何一つ欠けたところのないものとして守り、わたしたちの主イエス・キリストの来られるとき、非のうちどころのないものとしてくださいますように。24あなたがたをお招きになった方は、真実で、必ずそのとおりにしてくださいます。

福音朗読

ヨハネ1・6-8、19-28

あなたがたの中には、あなたがたの知らない方がおられる。

ヨハネによる福音

1・6神から遣わされた一人の人がいた。その名はヨハネである。7彼は証しをするために来た。光について証しをするため、また、すべての人が彼によって信じるようになるためである。8彼は光ではなく、光について証しをするために来た。

19さて、ヨハネの証しはこうである。エルサレムのユダヤ人たちが、祭司やレビ人たちをヨハネのもとへ遣わして、「あなたは、どなたですか」と質問させたとき、20彼は公言して隠さず、「わたしはメシアではない」と言い表した。21彼らがまた、「では何ですか。あなたはエリヤですか」と尋ねると、ヨハネは、「違う」と言った。更に、「あなたは、あの預言者なのですか」と尋ねると、「そうではない」と答えた。22そこで、彼らは言った。「それではいったい、だれなのです。わたしたちを遣わした人々に返事をしなければなりません。あなたは自分を何だと言うのですか。」23ヨハネは、預言者イザヤの言葉を用いて言った。
「わたしは荒れ野で叫ぶ声である。
『主の道をまっすぐにせよ』と。」
24遣わされた人たちはファリサイ派に属していた。25彼らがヨハネに尋ねて、「あなたはメシアでも、エリヤでも、またあの預言者でもないのに、なぜ、洗礼を授けるのですか」と言うと、26ヨハネは答えた。「わたしは水で洗礼を授けるが、あなたがたの中には、あなたがたの知らない方がおられる。27その人はわたしの後から来られる方で、わたしはその履物のひもを解く資格もない。」28これは、ヨハネが洗礼を授けていたヨルダン川の向こう側、ベタニアでの出来事であった。

  • 待降節・12月18日
12月18日(月曜日)

第一朗読

エレミヤ23・5-8

ユダの回復

エレミヤの預言

23・5見よ、このような日が来る、と主は言われる。
わたしはダビデのために正しい若枝を起こす。
王は治め、栄え
この国に正義と恵みの業を行う。
6彼の代にユダは救われ
イスラエルは安らかに住む。
彼の名は、「主は我らの救い」と呼ばれる。

7それゆえ、見よ、このような日が来る、と主は言われる。人々はもはや、「イスラエルの人々をエジプトの国から導き上った主は生きておられる」と言って誓わず、8「イスラエルの家の子孫を、北の国や、彼が追いやられた国々から導き上り、帰らせて自分の国に住まわせた主は生きておられる」と言って誓うようになる。

答唱詩編

詩編72・1+2、11+13

神はすべてのものを治め、偉大な力に満ちておられる。

詩編72

72・1神よ、あなたの正義を王に与え、
あなたの正しさを王に授けてください。
2王が正しく民をおさめ、
正義をもって貧しい人を守るように。

11王は助けを求める乏しい人と
見捨てられた貧しい人を救う。
13貧しく不幸な人をあわれみ、
苦しむ人に救いをもたらす。

福音朗読

マタイ1・18-24

イエスは、ダビデの子ヨセフのいいなずけであるマリアから生まれる。

マタイによる福音

1・18イエス・キリストの誕生の次第は次のようであった。母マリアはヨセフと婚約していたが、二人が一緒になる前に、聖霊によって身ごもっていることが明らかになった。19夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表ざたにするのを望まず、ひそかに縁を切ろうと決心した。20このように考えていると、主の天使が夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。21マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。」22このすべてのことが起こったのは、主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。

23「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。
その名はインマヌエルと呼ばれる。」
この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。24ヨセフは眠りから覚めると、主の天使が命じたとおり、妻を迎え入れた。

  • 待降節・12月19日
12月19日(火曜日)

第一朗読

士師記13・2-7、24-25

神は、「不妊の女」に子を授けられる。

士師記

そのころ、13・2その名をマノアという一人の男がいた。彼はダンの氏族に属し、ツォルアの出身であった。彼の妻は不妊の女で、子を産んだことがなかった。3主の御使いが彼女に現れて言った。「あなたは不妊の女で、子を産んだことがない。だが、身ごもって男の子を産むであろう。4今後、ぶどう酒や強い飲み物を飲まず、汚れた物も一切食べないように気をつけよ。5あなたは身ごもって男の子を産む。その子は胎内にいるときから、ナジル人として神にささげられているので、その子の頭にかみそりを当ててはならない。彼は、ペリシテ人の手からイスラエルを解き放つ救いの先駆者となろう。」6女は夫のもとに来て言った。「神の人がわたしのところにおいでになりました。姿は神の御使いのようで、非常に恐ろしく、どこからおいでになったのかと尋ねることもできず、その方も名前を明かされませんでした。7ただその方は、わたしが身ごもって男の子を産むことになっており、その子は胎内にいるときから死ぬ日までナジル人として神にささげられているので、わたしにぶどう酒や強い飲み物を飲まず、汚れた物も一切食べないようにとおっしゃいました。」

24この女は男の子を産み、その名をサムソンと名付けた。子は成長し、主はその子を祝福された。25主の霊が彼を奮い立たせ始めたのは、彼がツォルアとエシュタオルの間にあるマハネ・ダンにいたときのことであった。

答唱詩編

詩編139・1+2、13+14

神のはからいは限りなく、生涯わたしはその中に生きる。

詩編139

139・1神よ、あなたはわたしを心にかけ、
わたしのすべてを知っておられる。
2わたしが座るのも立つのも知り、
遠くからわたしの思いを見通される。

13あなたはわたしのからだを造り、
母の胎内でわたしを形造られた。
14わたしを造られたあなたのわざは不思議。
わたしは心からその偉大なわざをたたえる。

福音朗読

ルカ1・5-25

洗礼者ヨハネの誕生、予告される

ルカによる福音

1・5ユダヤの王ヘロデの時代、アビヤ組の祭司にザカリアという人がいた。その妻はアロン家の娘の一人で、名をエリサベトといった。6二人とも神の前に正しい人で、主の掟と定めをすべて守り、非のうちどころがなかった。7しかし、エリサベトは不妊の女だったので、彼らには、子供がなく、二人とも既に年をとっていた。8さて、ザカリアは自分の組が当番で、神の御前で祭司の務めをしていたとき、9祭司職のしきたりによってくじを引いたところ、主の聖所に入って香をたくことになった。10香をたいている間、大勢の民衆が皆外で祈っていた。11すると、主の天使が現れ、香壇の右に立った。12ザカリアはそれを見て不安になり、恐怖の念に襲われた。13天使は言った。「恐れることはない。ザカリア、あなたの願いは聞き入れられた。あなたの妻エリサベトは男の子を産む。その子をヨハネと名付けなさい。14その子はあなたにとって喜びとなり、楽しみとなる。多くの人もその誕生を喜ぶ。15彼は主の御前に偉大な人になり、ぶどう酒や強い酒を飲まず、既に母の胎にいるときから聖霊に満たされていて、16イスラエルの多くの子らをその神である主のもとに立ち帰らせる。17彼はエリヤの霊と力で主に先立って行き、父の心を子に向けさせ、逆らう者に正しい人の分別を持たせて、準備のできた民を主のために用意する。」18そこで、ザカリアは天使に言った。「何によって、わたしはそれを知ることができるのでしょうか。わたしは老人ですし、妻も年をとっています。」19天使は答えた。「わたしはガブリエル、神の前に立つ者。あなたに話しかけて、この喜ばしい知らせを伝えるために遣わされたのである。20あなたは口が利けなくなり、この事の起こる日まで話すことができなくなる。時が来れば実現するわたしの言葉を信じなかったからである。」

21民衆はザカリアを待っていた。そして、彼が聖所で手間取るのを、不思議に思っていた。22ザカリアはやっと出て来たけれども、話すことができなかった。そこで、人々は彼が聖所で幻を見たのだと悟った。ザカリアは身振りで示すだけで、口が利けないままだった。23やがて、務めの期間が終わって自分の家に帰った。24その後、妻エリサベトは身ごもって、五か月の間身を隠していた。そして、こう言った。25「主は今こそ、こうして、わたしに目を留め、人々の間からわたしの恥を取り去ってくださいました。」

  • 待降節・12月20日
12月20日(水曜日)

第一朗読

イザヤ7・10-14

見よ、おとめが身ごもって、男の子を産む。

イザヤの預言

その日、7・10主はアハズに向かって言われた。
11「主なるあなたの神に、しるしを求めよ。
深く陰府の方に、あるいは高く天の方に。」
12しかし、アハズは言った。
「わたしは求めない。主を試すようなことはしない。」
13イザヤは言った。
「ダビデの家よ聞け。あなたたちは人間にもどかしい思いをさせるだけでは足りず、
わたしの神にも、もどかしい思いをさせるのか。
14それゆえ、わたしの主が御自らあなたたちにしるしを与えられる。
見よ、おとめが身ごもって、男の子を産みその名をインマヌエルと呼ぶ。」

答唱詩編

詩編24・3+4、5+6

門よ、とびらを開け、永遠の戸よ、上がれ。栄光の王が入る。

詩編24

24・3だれが神の山に登れよう。
だれが聖所に立てよう。
4それは手に汚れなく、心の清いひと、
むなしいことに心を向けず、いつわりを口にしないひと。

5その人は神に祝福され、
救いの恵みを受ける。
6彼はヤコブの一族、
神を求め、その顔を慕う。

福音朗読

ルカ1・26-38

イエスの誕生が予告される

ルカによる福音

1・26六か月目に、天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から遣わされた。27ダビデ家のヨセフという人のいいなずけであるおとめのところに遣わされたのである。そのおとめの名はマリアといった。28天使は、彼女のところに来て言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」29マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考え込んだ。30すると、天使は言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。31あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。32その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。神である主は、彼に父ダビデの王座をくださる。33彼は永遠にヤコブの家を治め、その支配は終わることがない。」34マリアは天使に言った。「どうして、そのようなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに。」35天使は答えた。「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。だから、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。36あなたの親類のエリサベトも、年をとっているが、男の子を身ごもっている。不妊の女と言われていたのに、もう六か月になっている。37神にできないことは何一つない。」38マリアは言った。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」そこで、天使は去って行った。

  • 待降節・12月21日
12月21日(木曜日)

第一朗読

雅歌2・8-14

「美しい子よ、さあ、たって出ておいで。」

雅歌

8恋しい人の声が聞こえます。
山を越え、丘を跳んでやって来ます。
9恋しい人はかもしかのよう
若い雄鹿のようです。
ごらんなさい、もう家の外に立って
窓からうかがい
格子の外からのぞいています。

10恋しい人は言います。
「恋人よ、美しいひとよさあ、立って出ておいで。
11ごらん、冬は去り、雨の季節は終った。
12花は地に咲きいで、小鳥の歌うときが来た。
この里にも山鳩の声が聞こえる。
13いちじくの実は熟し、ぶどうの花は香る。
恋人よ、美しいひとよさあ、立って出ておいで。

14岩の裂け目、崖の穴にひそむわたしの鳩よ
姿を見せ、声を聞かせておくれ。
お前の声は快く、お前の姿は愛らしい。」

または

ゼファニヤ3・14-17

主はお前のゆえに喜びの歌をもって楽しまれる。

ゼファニアの預言

3・14娘シオンよ、喜び叫べ。
イスラエルよ、歓呼の声をあげよ。
娘エルサレムよ、心の底から喜び躍れ。
15主はお前に対する裁きを退け
お前の敵を追い払われた。
イスラエルの王なる主はお前の中におられる。
お前はもはや、災いを恐れることはない。

16その日、人々はエルサレムに向かって言う。
「シオンよ、恐れるな
力なく手を垂れるな。
17お前の主なる神はお前のただ中におられ
勇士であって勝利を与えられる。
主はお前のゆえに喜び楽しみ
愛によってお前を新たにし
お前のゆえに喜びの歌をもって楽しまれる。」

答唱詩編

詩編33・12+13、20+21

神の注がれる目は、神をおそれる者に、神の愛に希望をおく者の上に。

詩編33

12神を王としていただく国、
神のものとして選ばれた民はしあわせ。
13神は天から目をそそぎ、
人々をすべて見ておられる。

20神はたて、神はすくい、
わたしたちは神を待ち望む。
21心は神のうちにあってよろこび、
とうといその名により頼む。

福音朗読

ルカ1・39-45

マリア、エリサベトを訪ねる

ルカによる福音

1・39そのころ、マリアは出かけて、急いで山里に向かい、ユダの町に行った。40そして、ザカリアの家に入ってエリサベトに挨拶した。41マリアの挨拶をエリサベトが聞いたとき、その胎内の子がおどった。エリサベトは聖霊に満たされて、42声高らかに言った。「あなたは女の中で祝福された方です。胎内のお子さまも祝福されています。43わたしの主のお母さまがわたしのところに来てくださるとは、どういうわけでしょう。44あなたの挨拶のお声をわたしが耳にしたとき、胎内の子は喜んでおどりました。45主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう。」

  • 待降節・12月22日
12月22日(金曜日)

第一朗読

サムエル上1・24-28

ハンナ、サムエルをささげる

サムエル記

サムエルが1・24乳離れした後、ハンナは三歳の雄牛一頭、麦粉を一エファ、ぶどう酒の革袋を一つ携え、その子を連れてシロの主の家に上って行った。この子は幼子にすぎなかったが、25人々は雄牛を屠り、その子をエリのもとに連れて行った。26ハンナは言った。「祭司様、あなたは生きておられます。わたしは、ここであなたのそばに立って主に祈っていたあの女です。27わたしはこの子を授かるようにと祈り、主はわたしが願ったことをかなえてくださいました。28わたしは、この子を主にゆだねます。この子は生涯、主にゆだねられた者です。」

彼らはそこで主を礼拝した。

答唱詩編

詩編105・1+2、3+4

わたしの心は神のうちに喜び、その救いに喜びおどる。

詩編105

105・1神に感謝してその名をたたえよ。
諸国の民に神のわざを告げ知らせよ。
2賛美の歌を神にうたい、
そのすべての不思議なわざを語れ。

3尊いその名をたたえよ。
神を捜し求める者よ、心から喜べ。
4神にその力を求め、
いつも、その顔を慕い求めよ。

福音朗読

ルカ1・46-56

マリアの賛歌

ルカによる福音

1・46そのとき、マリアは言った。

「わたしの魂は主をあがめ、
47わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。
48身分の低い、この主のはしためにも目を留めてくださったからです。
今から後、いつの世の人もわたしを幸いな者と言うでしょう、
49力ある方が、わたしに偉大なことをなさいましたから。
その御名は尊く、
50その憐れみは代々に限りなく、
主を畏れる者に及びます。
51主はその腕で力を振るい、
思い上がる者を打ち散らし、
52権力ある者をその座から引き降ろし、
身分の低い者を高く上げ、
53飢えた人を良い物で満たし、
富める者を空腹のまま追い返されます。
54その僕イスラエルを受け入れて、
憐れみをお忘れになりません、
55わたしたちの先祖におっしゃったとおり、
アブラハムとその子孫に対してとこしえに。」

56マリアは、三か月ほどエリサベトのところに滞在してから、自分の家に帰った。

  • 待降節・12月23日
12月23日(土曜日)

第一朗読

マラキ3・1-4、23-24

悔い改めよ。天の国は近づいた。

マラキの預言

3・1見よ、わたしは使者を送る。
彼はわが前に道を備える。
あなたたちが待望している主は
突如、その聖所に来られる。
あなたたちが喜びとしている契約の使者
見よ、彼が来る、と万軍の主は言われる。
2だが、彼の来る日に誰が身を支えうるか。
彼の現れるとき、誰が耐えうるか。
彼は精錬する者の火、洗う者の灰汁のようだ。
3彼は精錬する者、銀を清める者として座し
レビの子らを清め
金や銀のように彼らの汚れを除く。
彼らが主に献げ物を
正しくささげる者となるためである。
4そのとき、ユダとエルサレムの献げ物は
遠い昔の日々に
過ぎ去った年月にそうであったように
主にとって好ましいものとなる。

23見よ、わたしは
大いなる恐るべき主の日が来る前に
預言者エリヤをあなたたちに遣わす。
24彼は父の心を子に
子の心を父に向けさせる。
わたしが来て、破滅をもって
この地を撃つことがないように。

答唱詩編

詩編25・4+5a、10+14

すべての人の救いを願い、わたしはあなたを待ち望む。

詩編25

25・4神よ、あなたの道を示し、
その小道を教えてください。
5aあなたの真理のうちに、
わたしを導き、さとしてください。

10契約とさとしを守る人に、
神への小道はいつくしみとまことにあふれる。
14神をおそれる人に神は心を開き、
契約を示し、さとされる。

福音朗読

ルカ1・57-66

洗礼者ヨハネの誕生

ルカによる福音

1・57さて、月が満ちて、エリサベトは男の子を産んだ。58近所の人々や親類は、主がエリサベトを大いに慈しまれたと聞いて喜び合った。59八日目に、その子に割礼を施すために来た人々は、父の名を取ってザカリアと名付けようとした。60ところが、母は、「いいえ、名はヨハネとしなければなりません」と言った。61しかし人々は、「あなたの親類には、そういう名の付いた人はだれもいない」と言い、62父親に、「この子に何と名を付けたいか」と手振りで尋ねた。63父親は字を書く板を出させて、「この子の名はヨハネ」と書いたので、人々は皆驚いた。64すると、たちまちザカリアは口が開き、舌がほどけ、神を賛美し始めた。65近所の人々は皆恐れを感じた。そして、このことすべてが、ユダヤの山里中で話題になった。66聞いた人々は皆これを心に留め、「いったい、この子はどんな人になるのだろうか」と言った。この子には主の力が及んでいたのである。

  • 待降節第4日曜日
12月24日(日曜日)

第一朗読

サムエル下7・1-5、8b-12、14a、16

ダビデの王国は、ダビデの行く手にとこしえに続く。

サムエル記

7・1ダビデ王は王宮に住むようになり、主は周囲の敵をすべて退けて彼に安らぎをお与えになった。2王は預言者ナタンに言った。「見なさい。わたしはレバノン杉の家に住んでいるが、神の箱は天幕を張った中に置いたままだ。」3ナタンは王に言った。「心にあることは何でも実行なさるとよいでしょう。主はあなたと共におられます。」4しかし、その夜、ナタンに臨んだ主の言葉は次のとおりであった。

5「わたしの僕ダビデのもとに行って告げよ。主はこう言われる。あなたがわたしのために住むべき家を建てようというのか。

8bわたしは牧場の羊の群れの後ろからあなたを取って、わたしの民イスラエルの指導者にした。9あなたがどこに行こうとも、わたしは共にいて、あなたの行く手から敵をことごとく断ち、地上の大いなる者に並ぶ名声を与えよう。10わたしの民イスラエルには一つの所を定め、彼らをそこに植え付ける。民はそこに住み着いて、もはや、おののくことはなく、昔のように不正を行う者に圧迫されることもない。11わたしの民イスラエルの上に士師を立てたころからの敵をわたしがすべて退けて、あなたに安らぎを与える。主はあなたに告げる。主があなたのために家を興す。

12あなたが生涯を終え、先祖と共に眠るとき、あなたの身から出る子孫に跡を継がせ、その王国を揺るぎないものとする。14aわたしは彼の父となり、彼はわたしの子となる。

16あなたの家、あなたの王国は、あなたの行く手にとこしえに続き、あなたの王座はとこしえに堅く据えられる。」

答唱詩編

詩編89・21+22、25+27、29+35

神のいつくしみをとこしえに歌い、主のまことを代々に告げよう。

詩編89

89・21わたしはしもべダビドを選び、
とうとい油を彼に注いだ。
22わたしの手はいつも彼とともにあり、
わたしの腕は彼を強める。

25いつくしみとまことは彼とともにあり、
彼はわたしによって高められる。
27彼はわたしに呼びかける。
「わたしの父、わたしの神、わたしの救いの力。」

29わたしのいつくしみは永遠に変わることなく、
わたしの結んだ契約はとこしえに保たれる。
35わたしは契約を破らず、
約束したことばを変えない。

第二朗読

ローマ16・25-27

世々にわたって隠されていた秘められた計画は、今や現された。

使徒パウロのローマの教会への手紙

皆さん、16・25神は、わたしの福音すなわちイエス・キリストについての宣教によって、あなたがたを強めることがおできになります。この福音は、世々にわたって隠されていた、秘められた計画を啓示するものです。26その計画は今や現されて、永遠の神の命令のままに、預言者たちの書き物を通して、信仰による従順に導くため、すべての異邦人に知られるようになりました。27この知恵ある唯一の神に、イエス・キリストを通して栄光が世々限りなくありますように、アーメン。

福音朗読

ルカ1・26-38

あなたは身ごもって男の子を産む。

ルカによる福音

そのとき、1・26天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から遣わされた。27ダビデ家のヨセフという人のいいなずけであるおとめのところに遣わされたのである。そのおとめの名はマリアといった。28天使は、彼女のところに来て言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」29マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考え込んだ。30すると、天使は言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。31あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。32その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。神である主は、彼に父ダビデの王座をくださる。33彼は永遠にヤコブの家を治め、その支配は終わることがない。」34マリアは天使に言った。「どうして、そのようなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに。」35天使は答えた。「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。だから、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。36あなたの親類のエリサベトも、年をとっているが、男の子を身ごもっている。不妊の女と言われていたのに、もう六か月になっている。37神にできないことは何一つない。」38マリアは言った。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」そこで、天使は去って行った。

  • 主の降誕(夜半のミサ)
12月24日(日曜日) 祭日

第一朗読

イザヤ9・1-3、5-6

ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。

イザヤの預言

9・1闇の中を歩む民は、大いなる光を見、
死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた。
2あなたは深い喜びと大きな楽しみをお与えになり、
人々は御前に喜び祝った。
刈り入れの時を祝うように
戦利品を分け合って楽しむように。
3彼らの負う軛、肩を打つ杖、虐げる者の鞭を
あなたはミディアンの日のように折ってくださった。
ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。
5ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。
権威が彼の肩にある。
その名は、「驚くべき指導者、力ある神
永遠の父、平和の君」と唱えられる。
6ダビデの王座とその王国に権威は増し
平和は絶えることがない。
王国は正義と恵みの業によって
今もそしてとこしえに、立てられ支えられる。
万軍の主の熱意がこれを成し遂げる。

答唱詩編

詩編96・1+2、11+12、9+13

遠く地の果てまで、すべての者が神の救いを見た。

詩編96

96・1新しい歌を神にうたえ。
世界よ、神に向かって喜び歌え。
2神の名をたたえて歌い、
日ごとに救いを告げ知らせよ。

11天地は喜びにあふれ、
海とそこに満ちるものは叫びをあげる。
12野とそこにあるものはどよめき、
森の木々は声をあげて、神の前で歌う。

9聖なるものが現れるとき、神をおがめ。
世界よ、神をおそれよ。
13神は来られる、世界をさばきに来られる。
正義とまことをもって、すべての民をさばかれる。

第二朗読

テトス2・11-14

すべての人々に神の恵みが現れた。

使徒パウロのテトスへの手紙

愛する者よ、2・11すべての人々に救いをもたらす神の恵みが現れました。12その恵みは、わたしたちが不信心と現世的な欲望を捨てて、この世で、思慮深く、正しく、信心深く生活するように教え、13また、祝福に満ちた希望、すなわち偉大なる神であり、わたしたちの救い主であるイエス・キリストの栄光の現れを待ち望むように教えています。14キリストがわたしたちのために御自身を献げられたのは、わたしたちをあらゆる不法から購い出し、良い行いに熱心な民を御自分のものとして清めるためだったのです。

福音朗読

ルカ2・1-14

今日、あなたがたのために救い主がお生まれになった。

ルカによる福音

2・1そのころ、皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録をせよとの勅令が出た。2これは、キリニゥスがシリア州の総督であったときに行われた最初の住民登録である。3人々は皆、登録するためにおのおの自分の町へ旅立った。4ヨセフもダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。5身ごもっていた、いいなずけのマリアと一緒に登録するためである。6ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、7初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。

8その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。9すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。10天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。11今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。12あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」13すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。

14「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ。」

  • 主の降誕(日中のミサ)
12月25日(月曜日) 祭日

第一朗読

イザヤ52・7-10

地の果てまで、すべての人がわたしたちの神の救いを仰ぐ。

イザヤの預言

52・7いかに美しいことか
山々を行き巡り、良い知らせを伝える者の足は。
彼は平和を告げ、恵みの良い知らせを伝え
救いを告げ
あなたの神は王となられた、とシオンに向かって呼ばわる。
8その声に、あなたの見張りは声をあげ
皆共に、喜び歌う。
彼らは目の当たりに見る主がシオンに帰られるのを。
9歓声をあげ、共に喜び歌え、エルサレムの廃虚よ。
主はその民を慰め、エルサレムを購われた。
10主は聖なる御腕の力を国々の民の目にあらわにされた。
地の果てまで、すべての人がわたしたちの神の救いを仰ぐ。

答唱詩編

詩編98・1、2+3a、4+5

遠く地の果てまで、すべての者が神の救いを見た。

詩編98

98・1新しい歌を神にうたえ。
神は不思議なわざを行われた。
神の偉大な右の手、
そのとうとい腕は救いの力。

2神は救いをしめし、
諸国の民に正義を現された。
3aいつくしみとまことをもって、
イスラエルに心を留められる。

4世界よ、神に向かって喜びの声をあげ、
賛美の歌で神をほめよ。
5たて琴をかなでて、神をたたえ、
その調べに合わせてほめ歌え。

第二朗読

ヘブライ1・1-6

神は、御子によってわたしたちに語られた。

ヘブライ人への手紙

1・1神は、かつて預言者たちによって、多くのかたちで、また多くのしかたで先祖に語られたが、2この終わりの時代には、御子によってわたしたちに語られました。神は、この御子を万物の相続者と定め、また、御子によって世界を創造されました。御子は、3神の栄光の反映であり、神の本質の完全な現れであって、万物を御自分の力ある言葉によって支えておられますが、人々の罪を清められた後、天の高い所におられる大いなる方の右の座にお着きになりました。4御子は、天使たちより優れた者となられました。天使たちの名より優れた名を受け継がれたからです。

5いったい神は、かつて天使のだれに、
「あなたはわたしの子、
わたしは今日、あなたを産んだ」
と言われ、6更にまた、
「わたしは彼の父となり、
彼はわたしの子となる」
と言われたでしょうか。むしろ、神はその長子をこの世界に送るとき、
「神の天使たちは皆、彼を礼拝せよ」
と言われました。

福音朗読

ヨハネ1・1-18

言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。

ヨハネによる福音

1・1初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。2この言は、初めに神と共にあった。3万物は言によって成った。成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。4言の内に命があった。命は人間を照らす光であった。5光は暗闇の中で輝いている。暗闇は光を理解しなかった。

6神から遣わされた一人の人がいた。その名はヨハネである。7彼は証しをするために来た。光について証しをするため、また、すべての人が彼によって信じるようになるためである。8彼は光ではなく、光について証しをするために来た。9その光は、まことの光で、世に来てすべての人を照らすのである。10言は世にあった。世は言によって成ったが、世は言を認めなかった。11言は、自分の民のところへ来たが、民は受け入れなかった。12しかし、言は、自分を受け入れた人、その名を信じる人々には神の子となる資格を与えた。12この人々は、血によってではなく、肉の欲によってではなく、人の欲によってでもなく、神によって生まれたのである。

14言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた。

15ヨハネは、この方について証しをし、声を張り上げて言った。「『わたしの後から来られる方は、わたしより優れている。わたしよりも先におられたからである』とわたしが言ったのは、この方のことである。」16わたしたちは皆、この方の満ちあふれる豊かさの中から、恵みの上に、更に恵みを受けた。17律法はモーセを通して与えられたが、恵みと真理はイエス・キリストを通して現れたからである。18いまだかつて、神を見た者はいない。父のふところにいる独り子である神、この方が神を示されたのである。

  • 主の降誕(朝のミサ)
12月25日(月曜日) 祭日

第一朗読

イザヤ62・11-12

見よ、あなたの救いが進んで来る。

イザヤの預言

62・11見よ、主は地の果てにまで布告される。
娘シオンに言え。
見よ、あなたの救いが進んで来る。
見よ、主のかち得られたものは御もとに従い
主の働きの実りは御前を進む。
12彼らは聖なる民、主に購われた者、と呼ばれ
あなたは尋ね求められる女、
捨てられることのない都と呼ばれる。

答唱詩編

詩編97・1+2、6+9、8+12

栄光は世界に及び、すべてを越えて神は偉大。

詩編97

97・1神は王。世界よ、喜びおどれ。
島々は叫びをあげよ。
2神は雲と霧を従え、
正義とさばきが王座を支える。

6天は神の正義を告げ、
諸国の民はその栄光を仰ぐ。
9神よ、あなたは世界の上に高く立ち、
すべての神々を越えて偉大なかた。

8神よ、あなたのさばきは、
シオンを喜びで満たし、ユダの町を豊かにする。
12神に従う人は神のうちにあって喜べ。
そのとうとい名をたたえよ。

第二朗読

テトス3・4-7

神は御自分の憐れみによって、わたしたちを救ってくださった。

使徒パウロのテトスへの手紙

愛する者よ、3・4わたしたちの救い主である神の慈しみと、人間に対する愛とが現れたときに、5神は、わたしたちが行った義の業によってではなく、御自分の憐れみによって、わたしたちを救ってくださいました。この救いは、聖霊によって新しく生まれさせ、新たに造りかえる洗いを通して実現したのです。6神は、わたしたちの救い主イエス・キリストを通して、この聖霊をわたしたちに豊かに注いでくださいました。7こうしてわたしたちは、キリストの恵みによって義とされ、希望どおり永遠の命を受け継ぐ者とされたのです。

福音朗読

ルカ2・15-20

羊飼いたちは、マリアとヨセフと乳飲み子を探し当てた。

ルカによる福音

2・15天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、「さあ、ベツレヘムヘ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合った。16そして急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。17その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。18聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。19しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。20羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。

  • 聖ステファノ殉教者
12月26日(火曜日) 祝日

第一朗読

使徒言行録6・8-10、7・54-60

主よ、この罪を彼らに負わせないでください

使徒たちの宣教

そのころ、ステファノは恵みと力に満ち、すばらしい不思議な業としるしを民衆の間で行っていた。9ところが、キレネとアレクサンドリアの出身者で、いわゆる「解放された奴隷の会堂」に属する人々、またキリキア州とアジア州出身の人々などのある者たちが立ち上がり、ステファノと議論した。10しかし、彼が知恵と〝霊〟とによって語るので、歯が立たなかった。

54人々は激しく怒り、ステファノに向かって歯ぎしりした。55ステファノは聖霊に満たされ、天を見つめ、神の栄光と神の右に立っておられるイエスとを見て、56「天が開いて、人の子が神の右に立っておられるのが見える」と言った。57人々は大声で叫びながら耳を手でふさぎ、ステファノ目がけて一斉に襲いかかり、58都の外に引きずり出して石を投げ始めた。証人たちは、自分の着ている物をサウロという若者の足もとに置いた。59人々が石を投げつけている間、ステファノは主に呼びかけて、「主イエスよ、わたしの霊をお受けください」と言った。60それから、ひざまずいて、「主よ、この罪を彼らに負わせないでください」と大声で叫んだ。ステファノはこう言って、眠りについた。

答唱詩編

詩編31・2+6、15+16

父よ、あなたこそわたしの神、わたしのすべてをあなたに。

詩編31

31・2神よ、あなたのもとにわたしはのがれる。
とこしえに恥を負わせず、正義によって救ってください。
6あなたの手にわたしの霊をゆだねる。
神よ、まことの神よ、わたしをあがなってください。

15神よ、わたしはあなたにより頼む。
「あなたこそわたしの神。」
16あなたの手にわたしの生涯をゆだねる。
わたしの敵から救い出してください。

福音朗読

マタイ10・17-22

話すのは、あなたがたの中で語ってくださる、父の霊である。

マタイによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。10・17「人々を警戒しなさい。あなたがたは地方法院に引き渡され、会堂で鞭打たれるからである。18また、わたしのために総督や王の前に引き出されて、彼らや異邦人に証しをすることになる。19引き渡されたときは、何をどう言おうかと心配してはならない。そのときには、言うべきことは教えられる。20実は、話すのはあなたがたではなく、あなたがたの中で語ってくださる、父の霊である。21兄弟は兄弟を、父は子を死に追いやり、子は親に反抗して殺すだろう。22また、わたしの名のために、あなたがたはすべての人に憎まれる。しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。」

  • 聖ヨハネ使徒福音記者
12月27日(水曜日) 祝日

第一朗読

①ヨハネ1・1-4

わたしたちが見、また聞いたことを、あなたがたにも伝えます。

使徒ヨハネの手紙

愛する皆さん、1・1初めからあったもの、わたしたちが聞いたもの、目で見たもの、よく見て、手で触れたものを伝えます。すなわち、命の言について。――2この命は現れました。御父と共にあったが、わたしたちに現れたこの永遠の命を、わたしたちは見て、あなたがたに証しし、伝えるのです。――3わたしたちが見、また聞いたことを、あなたがたにも伝えるのは、あなたがたもわたしたちとの交わりを持つようになるためです。わたしたちの交わりは、御父と御子イエス・キリストとの交わりです。4わたしたちがこれらのことを書くのは、わたしたちの喜びが満ちあふれるようになるためです。

答唱詩編

詩編97・1+2、10+11

栄光は世界に及び、すべてを越えて神は偉大。

詩編97

97・1神は王。世界よ、喜びおどれ。
島々は叫びをあげよ。
2神は雲と霧を従え、
正義とさばきが王座を支える。

10神は悪と戦う人を愛し、
神を敬う人を支え、悪の力から救われる。
11光は神に従う人の上に、
喜びは心の正しい人の上にある。

福音朗読

ヨハネ20・2-8

先に墓に着いたもう一人の弟子も入って来て、見て、信じた。

ヨハネによる福音

週の初めの日、マグダラのマリアは20・2シモン・ペトロのところへ、また、イエスが愛しておられたもう一人の弟子のところへ走って行って彼らに告げた。「主が墓から取り去られました。どこに置かれているのか、わたしたちには分かりません。」3そこで、ペトロとそのもう一人の弟子は、外に出て墓へ行った。4二人は一緒に走ったが、もう一人の弟子の方が、ペトロより速く走って、先に墓に着いた。5身をかがめて中をのぞくと、亜麻布が置いてあった。しかし、彼は中には入らなかった。6続いて、シモン・ペトロも着いた。彼は墓に入り、亜麻布が置いてあるのを見た。7イエスの頭を包んでいた覆いは、亜麻布と同じ所には置いてなく、離れた所に丸めてあった。8それから、先に墓に着いたもう一人の弟子も入って来て、見て、信じた。

  • 幼子殉教者
12月28日(木曜日) 祝日

第一朗読

①ヨハネ1・5-2・2

この方こそ、全世界の罪を償ういけにえです。

使徒ヨハネの手紙

愛する皆さん、5わたしたちがイエスから既に聞いていて、あなたがたに伝える知らせとは、神は光であり、神には闇が全くないということです。6わたしたちが、神との交わりを持っていると言いながら、闇の中を歩むなら、それはうそをついているのであり、真理を行ってはいません。7しかし、神が光の中におられるように、わたしたちが光の中を歩むなら、互いに交わりを持ち、御子イエスの血によってあらゆる罪から清められます。8自分に罪がないと言うなら、自らを欺いており、真理はわたしたちの内にありません。9自分の罪を公に言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、罪を赦し、あらゆる不義からわたしたちを清めてくださいます。10罪を犯したことがないと言うなら、それは神を偽り者とすることであり、神の言葉はわたしたちの内にありません。

2・1わたしの子たちよ、これらのことを書くのは、あなたがたが罪を犯さないようになるためです。たとえ罪を犯しても、御父のもとに弁護者、正しい方、イエス・キリストがおられます。2この方こそ、わたしたちの罪、いや、わたしたちの罪ばかりでなく、全世界の罪を償ういけにえです。

答唱詩編

詩編30・2b+4、6

神はわたしを救われる。そのいつくしみをたたえよう。

詩編30

30・2b神よ、あなたはわたしを救い、
死の力が勝ち誇るのを許されない。
4神よ、あなたは死の国からわたしを引きあげ、
危ういいのちを助けてくださった。

6滅びは神の怒りのうちに、
いのちは恵みのうちにある。
夜が嘆きに包まれても、
朝は喜びに明けそめる。

福音朗読

マタイ2・13-18

ベツレヘムとその周辺一帯にいた二歳以下の男の子を、一人残らず殺させた。

マタイによる福音

2・13占星術の学者たちが帰って行くと、主の天使が夢でヨセフに現れて言った。「起きて、子供とその母親を連れて、エジプトに逃げ、わたしが告げるまで、そこにとどまっていなさい。ヘロデが、この子を探し出して殺そうとしている。」14ヨセフは起きて、夜のうちに幼子とその母を連れてエジプトへ去り、15ヘロデが死ぬまでそこにいた。それは、「わたしは、エジプトからわたしの子を呼び出した」と、主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。

16さて、ヘロデは占星術の学者たちにだまされたと知って、大いに怒った。そして、人を送り、学者たちに確かめておいた時期に基づいて、ベツレヘムとその周辺一帯にいた二歳以下の男の子を、一人残らず殺させた。17こうして、預言者エレミヤを通して言われていたことが実現した。

18「ラマで声が聞こえた。
激しく嘆き悲しむ声だ。
ラケルは子供たちのことで泣き、
慰めてもらおうともしない、
子供たちがもういないから。」

  • 降誕節・12月29日
12月29日(金曜日)

第一朗読

①ヨハネ2・3-11

兄弟を愛する人は、いつも光の中にいる。

使徒ヨハネの手紙

愛する皆さん、2・3わたしたちは、神の掟を守るなら、それによって、神を知っていることが分かります。4「神を知っている」と言いながら、神の掟を守らない者は、偽り者で、その人の内には真理はありません。5しかし、神の言葉を守るなら、まことにその人の内には神の愛が実現しています。これによって、わたしたちが神の内にいることが分かります。6神の内にいつもいると言う人は、イエスが歩まれたように自らも歩まなければなりません。

7愛する者たち、わたしがあなたがたに書いているのは、新しい掟ではなく、あなたがたが初めから受けていた古い掟です。この古い掟とは、あなたがたが既に聞いたことのある言葉です。8しかし、わたしは新しい掟として書いています。そのことは、イエスにとってもあなたがたにとっても真実です。闇が去って、既にまことの光が輝いているからです。9「光の中にいる」と言いながら、兄弟を憎む者は、今もなお闇の中にいます。10兄弟を愛する人は、いつも光の中におり、その人にはつまずきがありません。11しかし、兄弟を憎む者は闇の中におり、闇の中を歩み、自分がどこへ行くかを知りません。闇がこの人の目を見えなくしたからです。

答唱詩編

詩編96・1+2、3+4

遠く地の果てまで、すべての者が神の救いを見た。

詩編96

96・1新しい歌を神にうたえ。
世界よ、神に向かって喜びうたえ。
2神の名をたたえてうたい、
日ごとに救いを告げ知らせよ。

3すべての国にその栄光をかたり、
すべての民に不思議なわざを伝えよ。
4神は偉大、ほむべきかた、
すべてを越えておそるべきかた。

福音朗読

ルカ2・22-35

異邦人を照らす啓示の光

ルカによる福音

2・22モーセの律法に定められた彼らの清めの期間が過ぎたとき、両親はイエスを主に献げるため、エルサレムに連れて行った。23それは主の律法に、「初めて生まれる男子は皆、主のために聖別される」と書いてあるからである。24また、主の律法に言われているとおりに、山鳩一つがいか、家鳩の雛二羽をいけにえとして献げるためであった。

25そのとき、エルサレムにシメオンという人がいた。この人は正しい人で信仰があつく、イスラエルの慰められるのを待ち望み、聖霊が彼にとどまっていた。26そして、主が遣わすメシアに会うまでは決して死なない、とのお告げを聖霊から受けていた。27シメオンが〝霊〟に導かれて神殿の境内に入って来たとき、両親は、幼子のために律法の規定どおりにいけにえを献げようとして、イエスを連れて来た。28シメオンは幼子を腕に抱き、神をたたえて言った。
29「主よ、今こそあなたは、お言葉どおり
この僕を安らかに去らせてくださいます。
30わたしはこの目であなたの救いを見たからです。
31これは万民のために整えてくださった救いで、
32異邦人を照らす啓示の光、
あなたの民イスラエルの誉れです。」
33父と母は、幼子についてこのように言われたことに驚いていた。34シメオンは彼らを祝福し、母親のマリアに言った。「御覧なさい。この子は、イスラエルの多くの人を倒したり立ち上がらせたりするためにと定められ、また、反対を受けるしるしとして定められています。35――あなた自身も剣で心を刺し貫かれます――多くの人の心にある思いがあらわにされるためです。」

  • 降誕節・12月30日
12月30日(土曜日)

第一朗読

①ヨハネ2・12-17

イエスの名によってあなたがたの罪が赦されている。

使徒ヨハネの手紙

2・12子たちよ、わたしがあなたがたに書いているのは、
イエスの名によってあなたがたの罪が赦されているからである。
13父たちよ、わたしがあなたがたに書いているのは、
あなたがたが、初めから存在なさる方を知っているからである。
若者たちよ、わたしがあなたがたに書いているのは、
あなたがたが悪い者に打ち勝ったからである。
14子供たちよ、わたしがあなたがたに書いているのは、
あなたがたが御父を知っているからである。
父たちよ、わたしがあなたがたに書いているのは、
あなたがたが、初めから存在なさる方を知っているからである。
若者たちよ、わたしがあなたがたに書いているのは、
あなたがたが強く、
神の言葉があなたがたの内にいつもあり、
あなたがたが悪い者に打ち勝ったからである。
15世も世にあるものも、愛してはいけません。世を愛する人がいれば、御父への愛はその人の内にありません。16なぜなら、すべて世にあるもの、肉の欲、目の欲、生活のおごりは、御父から出ないで、世から出るからです。17世も世にある欲も、過ぎ去って行きます。しかし、神の御心を行う人は永遠に生き続けます。

答唱詩編

詩編96・7+8、9+13

遠く地の果てまで、すべての者が神の救いを見た。

詩編96

96・7諸国の民よ、神をほめ、
その力と栄えをほめたたえよ。
8ささげものを携えて中庭に入り、
神の名をほめたたえよ。

9聖なるものが現れるとき、神を拝め。
世界よ、神をおそれよ。
13神は来られる、世界をさばきに来られる。
正義とまことをもって、すべての民をさばかれる。

福音朗読

ルカ2・36-40

彼女は、エルサレムの救いを待ち望んでいる人々皆に幼子のことを話した。

ルカによる福音

そのとき、2・36アシェル族のファヌエルの娘で、アンナという女預言者がいた。非常に年をとっていて、若いとき嫁いでから七年間夫と共に暮らしたが、37夫に死に別れ、八十四歳になっていた。彼女は神殿を離れず、断食したり祈ったりして、夜も昼も神に仕えていたが、38そのとき、近づいて来て神を賛美し、エルサレムの救いを待ち望んでいる人々皆に幼子のことを話した。

39親子は主の律法で定められたことをみな終えたので、自分たちの町であるガリラヤのナザレに帰った。40幼子はたくましく育ち、知恵に満ち、神の恵みに包まれていた。

  • 聖家族
12月31日(日曜日)

第一朗読

創世記15・1-6、21・1-3

あなたから生まれる者が跡を継ぐ

創世記

その日、15・1主の言葉が幻の中でアブラムに臨んだ。

「恐れるな、アブラムよ。
わたしはあなたの盾である。
あなたの受ける報いは非常に大きいであろう。」

2アブラムは尋ねた。「わが神、主よ。わたしに何をくださるというのですか。わたしには子供がありません。家を継ぐのはダマスコのエリエゼルです。」3アブラムは言葉をついだ。「御覧のとおり、あなたはわたしに子孫を与えてくださいませんでしたから、家の僕が跡を継ぐことになっています。」

4見よ、主の言葉があった。

「その者があなたの跡を継ぐのではなく、あなたから生まれる者が跡を継ぐ。」

5主は彼を外に連れ出して言われた。「天を仰いで、星を数えることができるなら、数えてみるがよい。」そして言われた。「あなたの子孫はこのようになる。」

6アブラムは主を信じた。主はそれを彼の義と認められた。

やがて、21・1主は、約束されたとおりサラを顧み、さきに語られたとおりサラのために行われたので、2彼女は身ごもり、年老いたアブラハムとの間に男の子を産んだ。それは、神が約束されていた時期であった。3アブラハムは、サラが産んだ自分の子をイサクと名付けた。

答唱詩編

詩編105・1+2、3b+4+5、6+7+8a+10b

心を尽くして神をたたえ、すべての恵みを心に留めよう。

詩編105

105・1神に感謝してその名をたたえよ。
諸国の民に神のわざを告げ知らせよ。
2賛美の歌を神に歌い、そのすべての不思議なわざを語れ。
神をさがし求める者よ、心から喜べ。

3b神にその力を求め、
4いつもその顔を慕い求めよ。
5神が行われた不思議なわざを思い起こせ、
救いのしるしとさばきのことばを。

6神のしもべ、選ばれた者よ、
7神のさばきは世界に及ぶ。
8a神は契約をとこしえに守られる。
10bイスラエルのための永遠の契約。

第二朗読

ヘブライ11・8、11-12、17-19

アブラハム、サラ、イサクの信仰

ヘブライ人への手紙

皆さん、11・8信仰によって、アブラハムは、自分が財産として受け継ぐことになる土地に出て行くように召し出されると、これに服従し、行き先も知らずに出発したのです。11信仰によって、不妊の女サラ自身も、年齢が盛りを過ぎていたのに子をもうける力を得ました。約束をなさった方は真実な方であると、信じていたからです。12それで、死んだも同様の一人の人から空の星のように、また海辺の数えきれない砂のように、多くの子孫が生まれたのです。

17信仰によって、アブラハムは、試練を受けたとき、イサクを献げました。つまり、約束を受けていた者が、独り子を献げようとしたのです。18この独り子については、「イサクから生まれる者が、あなたの子孫と呼ばれる」と言われていました。19アブラハムは、神が人を死者の中から生き返らせることもおできになると信じたのです。それで彼は、イサクを返してもらいましたが、それは死者の中から返してもらったも同然です。

福音朗読

ルカ2・22-40

幼子は育ち、知恵に満ちていた。

ルカによる福音

2・22モーセの律法に定められた彼らの清めの期間が過ぎたとき、両親はその子を主に献げるため、エルサレムに連れて行った。23それは主の律法に、「初めて生まれる男子は皆、主のために聖別される」と書いてあるからである。24また、主の律法に言われているとおりに、山鳩一つがいか、家鳩の雛二羽をいけにえとして献げるためであった。

25そのとき、エルサレムにシメオンという人がいた。この人は正しい人で信仰があつく、イスラエルの慰められるのを待ち望み、聖霊が彼にとどまっていた。26そして、主が遣わすメシアに会うまでは決して死なない、とのお告げを聖霊から受けていた。27シメオンが〝霊〟に導かれて神殿の境内に入って来たとき、両親は、幼子のために律法の規定どおりにいけにえを献げようとして、イエスを連れて来た。28シメオンは幼子を腕に抱き、神をたたえて言った。

29「主よ、今こそあなたは、お言葉どおり
この僕を安らかに去らせてくださいます。
30わたしはこの目であなたの救いを見たからです。
31これは万民のために整えてくださった救いで、
32異邦人を照らす啓示の光、あなたの民イスラエルの誉れです。」
33父と母は、幼子についてこのように言われたことに驚いていた。34シメオンは彼らを祝福し、母親のマリアに言った。「御覧なさい。この子は、イスラエルの多くの人を倒したり立ち上がらせたりするためにと定められ、また、反対を受けるしるしとして定められています。35――あなた自身も剣で心を刺し貫かれます――多くの人の心にある思いがあらわにされるためです。」

36また、アシェル族のファヌエルの娘で、アンナという女預言者がいた。非常に年をとっていて、若いとき嫁いでから七年間夫と共に暮らしたが、37夫に死に別れ、八十四歳になっていた。彼女は神殿を離れず、断食したり祈ったりして、夜も昼も神に仕えていたが、38そのとき、近づいて来て神を賛美し、エルサレムの救いを待ち望んでいる人々皆に幼子のことを話した。

39親子は主の律法で定められたことをみな終えたので、自分たちの町であるガリラヤのナザレに帰った。40幼子はたくましく育ち、知恵に満ち、神の恵みに包まれていた。

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