2018年
  • 年間第4木曜日
2月1日(木曜日)

第一朗読

列王記上2・1-4、10-12

ソロモンは父ダビデの王座につき、その支配は確立した。

列王記

2・1死期が近づいたとき、ダビデはこう言って王子ソロモンを戒めた。

2「わたしはこの世のすべての者がたどる道を行こうとしている。あなたは勇ましく雄々しくあれ。3あなたの神、主の務めを守ってその道を歩み、モーセの律法に記されているとおり、主の掟と戒めと法と定めを守れ。そうすれば、あなたは何を行っても、どこに向かっても、良い成果を上げることができる。4また主は、わたしについて告げてくださったこと、『あなたの子孫が自分の歩む道に留意し、まことをもって、心を尽くし、魂を尽くしてわたしの道を歩むなら、イスラエルの王座につく者が断たれることはない』という約束を守ってくださるであろう。

10ダビデは先祖と共に眠りにつき、ダビデの町に葬られた。11ダビデがイスラエルの王であった期間は四十年に及んだ。彼はヘブロンで七年、エルサレムで三十三年間王位にあった。

12ソロモンは父ダビデの王座につき、その支配は確立した。

答唱詩編

詩編72・1+2、17

神はすべてのものを治め、偉大な力に満ちておられる。

詩編72

72・1神よ、あなたの正義を王に与え、
あなたの正しさを王に授けてください。
2王が正しく民をおさめ、
正義をもって貧しい人を守るように。

17王の名は世々に及び、
子孫はいつまでも栄える。
すべての人は彼によって祝福され、
すべての国は彼をたたえる。

福音朗読

マルコ6・7-13

イエスは、十二人は出かけて行って、悔い改めさせるために宣教した。

マルコによる福音

そのとき、イエスは6・7十二人を呼び寄せ、二人ずつ組にして遣わすことにされた。その際、汚れた霊に対する権能を授け、8旅には杖一本のほか何も持たず、パンも、袋も、また帯の中に金も持たず、9ただ履物は履くように、そして「下着は二枚着てはならない」と命じられた。10また、こうも言われた。「どこでも、ある家に入ったら、その土地から旅立つときまで、その家にとどまりなさい。11しかし、あなたがたを迎え入れず、あなたがたに耳を傾けようともしない所があったら、そこを出ていくとき、彼らへの証しとして足の裏の埃を払い落としなさい。」12十二人は出かけて行って、悔い改めさせるために宣教した。13そして、多くの悪霊を追い出し、油を塗って多くの病人をいやした。

  • 主の奉献
2月2日(金曜日) 祝日

第一朗読

マラキ3・1-4

わたしは使者を送る。彼はわが前に道を備える。

マラキの預言

万軍の主は言われる。
3・1見よ、わたしは使者を送る。
彼はわが前に道を備える。
あなたたちが待望している主は
突如、その聖所に来られる。
あなたたちが喜びとしている契約の使者
見よ、彼が来る。

2だが、彼の来る日に誰が身を支えうるか。
彼の現れるとき、誰が耐えうるか。
彼は精錬する者の火、洗う者の灰汁のようだ。
3彼は精錬する者、銀を清める者として座し
レビの子らを清め
金や銀のように彼らの汚れを除く。
彼らが主に献げ物を
正しくささげる者となるためである。
4そのとき、ユダとエルサレムの献げ物は
遠い昔の日々に
過ぎ去った年月にそうであったように
主にとって好ましいものとなる。

または

ヘブライ2・14-18

イエスはアブラハムの子孫を助けられる。

ヘブライ人への手紙

人は2・14血と肉を備えているので、イエスもまた同様に、これらのものを備えられました。それは、死をつかさどる者、つまり悪魔を御自分の死によって滅ぼし、15死の恐怖のために一生涯、奴隷の状態にあった者たちを解放なさるためでした。16確かに、イエスは天使たちを助けず、アブラハムの子孫を助けられるのです。17それで、イエスは、神の御前において憐れみ深い、忠実な大祭司となって、民の罪を償うために、すべての点で兄弟たちと同じようにならねばならなかったのです。18事実、御自身、試練を受けて苦しまれたからこそ、試練を受けている人たちを助けることがおできになるのです。

答唱詩編

詩編24・3+4、5+6、8+10

門よ、とびらを開け、永遠の戸よ、上がれ。栄光の王が入る。

詩編24

24・3だれが神の山に登れよう。
だれが聖所に立てよう。
4それは手に汚れなく、心の清いひと、
むなしいことに心を向けず、いつわりを口にしないひと。

5その人は神に祝福され、
救いの恵みを受ける。
6彼はヤコブの一族、
神を求め、その顔を慕う。

8栄光の王とはだれか。
勝利を得られる力ある神。
10栄光の王とはだれか。
すべてを治める神、神は栄光の王。

福音朗読

ルカ2・22-40

わたしはこの目であなたの救いを見た

ルカによる福音

2・22モーセの律法に定められた彼らの清めの期間が過ぎたとき、両親はその子を主に献げるため、エルサレムに連れて行った。23それは主の律法に、「初めて生まれる男子は皆、主のために聖別される」と書いてあるからである。24また、主の律法に言われているとおりに、山鳩一つがいか、家鳩の雛二羽をいけにえとして献げるためであった。

25そのとき、エルサレムにシメオンという人がいた。この人は正しい人で信仰があつく、イスラエルの慰められるのを待ち望み、聖霊が彼にとどまっていた。26そして、主が遣わすメシアに会うまでは決して死なない、とのお告げを聖霊から受けていた。27シメオンが〝霊〟に導かれて神殿の境内に入って来たとき、両親は、幼子のために律法の規定どおりにいけにえを献げようとして、イエスを連れて来た。28シメオンは幼子を腕に抱き、神をたたえて言った。
29「主よ、今こそあなたは、お言葉どおり
この僕を安らかに去らせてくださいます。
30わたしはこの目であなたの救いを見たからです。
31これは万民のために整えてくださった救いで、
32異邦人を照らす啓示の光、
あなたの民イスラエルの誉れです。」

33父と母は、幼子についてこのように言われたことに驚いていた。34シメオンは彼らを祝福し、母親のマリアに言った。「御覧なさい。この子は、イスラエルの多くの人を倒したり立ち上がらせたりするためにと定められ、また、反対を受けるしるしとして定められています。35――あなた自身も剣で心を刺し貫かれます――多くの人の心にある思いがあらわにされるためです。」

36また、アシェル族のファヌエルの娘で、アンナという女預言者がいた。非常に年をとっていて、若いとき嫁いでから七年間夫と共に暮らしたが、37夫に死に別れ、八十四歳になっていた。彼女は神殿を離れず、断食したり祈ったりして、夜も昼も神に仕えていたが、38そのとき、近づいて来て神を賛美し、エルサレムの救いを待ち望んでいる人々皆に幼子のことを話した。

39親子は主の律法で定められたことをみな終えたので、自分たちの町であるガリラヤのナザレに帰った。40幼子はたくましく育ち、知恵に満ち、神の恵みに包まれていた。

  • 年間第4土曜日
2月3日(土曜日)

第一朗読

列王記上3・4-13

わたしはまた、あなたの求めなかったもの、富と栄光も与える。

列王記

その日、3・4王はいけにえをささげるためにギブオンへ行った。そこに重要な聖なる高台があったからである。ソロモンはその祭壇に一千頭もの焼き尽くす献げ物をささげた。5その夜、主はギブオンでソロモンの夢枕に立ち、「何事でも願うがよい。あなたに与えよう」と言われた。6ソロモンは答えた。「あなたの僕、わたしの父ダビデは忠実に、憐れみ深く正しい心をもって御前を歩んだので、あなたは父に豊かな慈しみをお示しになりました。またあなたはその豊かな慈しみを絶やすことなくお示しになって、今日、その王座につく子を父に与えられました。7わが神、主よ、あなたは父ダビデに代わる王として、この僕をお立てになりました。しかし、わたしは取るに足らない若者で、どのようにふるまうべきかを知りません。8僕はあなたのお選びになった民の中にいますが、その民は多く、数えることも調べることもできないほどです。9どうか、あなたの民を正しく裁き、善と悪を判断することができるように、この僕に聞き分ける心をお与えください。そうでなければ、この数多いあなたの民を裁くことが、誰にできましょう。」

10主はソロモンのこの願いをお喜びになった。11神はこう言われた。「あなたは自分のために長寿を求めず、富を求めず、また敵の命も求めることなく、訴えを正しく聞き分ける知恵を求めた。12見よ、わたしはあなたの言葉に従って、今あなたに知恵に満ちた賢明な心を与える。あなたの先にも後にもあなたに並ぶ者はいない。13わたしはまた、あなたの求めなかったもの、富と栄光も与える。生涯にわたってあなたと肩を並べうる王は一人もいない。」

答唱詩編

詩編119・10+11b+108b、17+18

神よ、あなたのことばはわたしの足のともしび、わたしの道の光。

詩編119

119・10あなたのすすめからそれないように、
心を尽くしてあなたを求める。
11bわたしは仰せを心にいだく。
108bあなたのさばきを示してください。

17神よ、あなたのことばを生涯守れるように、
豊かな恵みを与えてください。
18教えの偉大さを悟れるように、
わたしの目を開いてください。

福音朗読

マルコ6・30-34

さあ、あなたがただけで人里離れた所へ行って、しばらく休むがよい

マルコによる福音

そのとき、6・30使徒たちはイエスのところに集まって来て、自分たちが行ったことや教えたことを残らず報告した。31イエスは、「さあ、あなたがただけで人里離れた所へ行って、しばらく休むがよい」と言われた。出入りする人が多くて、食事をする暇もなかったからである。32そこで、一同は舟に乗って、自分たちだけで人里離れた所へ行った。33ところが、多くの人々は彼らが出かけて行くのを見て、それと気づき、すべての町からそこへ一斉に駆けつけ、彼らより先に着いた。34イエスは舟から上がり、大勢の群衆を見て、飼い主のいない羊のような有様を深く憐れみ、いろいろと教え始められた。

  • 年間第5主日
2月4日(日曜日)

第一朗読

ヨブ7・1-4、6-7

わたしはいらだって夜明けを待つ。

ヨブ記

ヨブは言った。
7・1この地上に生きる人間は兵役にあるようなもの。
傭兵のように日々を送らなければならない。
2奴隷のように日の暮れるのを待ち焦がれ
傭兵のように報酬を待ち望む。
3そうだ、わたしの嗣業はむなしく過ぎる月日。
労苦の夜々が定められた報酬。
4横たわればいつ起き上がれるのかと思い
夜の長さに倦み
いらだって夜明けを待つ。
6わたしの一生は機の梭よりも速く
望みもないままに過ぎ去る。

7忘れないでください
わたしの命は風にすぎないことを。
わたしの目は二度と幸いを見ないでしょう。

答唱詩編

詩編147・1+2、4+5、3+6

栄光は世界に及び、すべてを越えて神は偉大。

詩編147

147・1神をたたえ、賛美の歌をうたおう。
神をたたえることは、美しく正しい。
2神はエルサレムを建て直し、
その散らされた者を集められる。

4神は星の数を定め、
そのすべてに名をつけられる。
5わたしたちの主は力に満ちて偉大。
その知恵ははかり知れない。

3神は失意の人々を支え、
その傷をいやされる。
6へりくだる人を支え、
逆らう者を地に倒される。

第二朗読

①コリント9・16-19、22-23

福音を告げ知らせないなら、わたしは不幸である。

使徒パウロのコリントの教会への手紙

皆さん、9・16わたしが福音を告げ知らせても、それはわたしの誇りにはなりません。そうせずにはいられないことだからです。福音を告げ知らせないなら、わたしは不幸なのです。17自分からそうしているなら、報酬を得るでしょう。しかし、強いられてするなら、それは、ゆだねられている務めなのです。18では、わたしの報酬とは何でしょうか。それは、福音を告げ知らせるときにそれを無報酬で伝え、福音を伝えるわたしが当然持っている権利を用いないということです。

19わたしは、だれに対しても自由な者ですが、すべての人の奴隷になりました。できるだけ多くの人を得るためです。22弱い人に対しては、弱い人のようになりました。弱い人を得るためです。すべての人に対してすべてのものになりました。何とかして何人かでも救うためです。23福音のためなら、わたしはどんなことでもします。それは、わたしが福音に共にあずかる者となるためです。

福音朗読

マルコ1・29-39

イエスは、いろいろな病気にかかっている大勢の人たちをいやした。

マルコによる福音

そのとき、イエスは会堂を出て、1・29シモンとアンデレの家に行った。ヤコブとヨハネも一緒であった。30シモンのしゅうとめが熱を出して寝ていたので、人々は早速、彼女のことをイエスに話した。31イエスがそばに行き、手を取って起こされると、熱は去り、彼女は一同をもてなした。32夕方になって日が沈むと、人々は、病人や悪霊に取りつかれた者を皆、イエスのもとに連れて来た。33町中の人が、戸口に集まった。34イエスは、いろいろな病気にかかっている大勢の人たちをいやし、また、多くの悪霊を追い出して、悪霊にものを言うことをお許しにならなかった。悪霊はイエスを知っていたからである。

35朝早くまだ暗いうちに、イエスは起きて、人里離れた所へ出て行き、そこで祈っておられた。36シモンとその仲間はイエスの後を追い、37見つけると、「みんなが捜しています」と言った。38イエスは言われた。「近くのほかの町や村へ行こう。そこでも、わたしは宣教する。そのためにわたしは出て来たのである。」39そして、ガリラヤ中の会堂に行き、宣教し、悪霊を追い出された。

  • 日本二十六聖人殉教者
2月5日(月曜日) 祝日

第一朗読

ガラテヤ2・19-20

わたしは、キリストと共に十字架につけられています。

使徒パウロのガラテヤの教会への手紙

皆さん、2・19わたしは神に対して生きるために、律法に対しては律法によって死んだのです。わたしは、キリストと共に十字架につけられています。20生きているのは、もはやわたしではありません。キリストがわたしの内に生きておられるのです。わたしが今、肉において生きているのは、わたしを愛し、わたしのために身を献げられた神の子に対する信仰によるものです。

答唱詩編

詩編126・1+2、6+3

主とともに働くわれらは、主とともにその実りを味わう。

詩編126

126・1神が捕われびとをシオンにもどされたとき、
わたしたちは夢を見ている思いがした。
2わたしたちの顔がほほえみ、
口には喜びの歌が浮かれた。

6種を手に涙を流して出て行く人は、
束をかかえ、喜びにあふれて帰ってくる。
3神はわたしたちに偉大なわざを行われ、
わたしたちは喜びにあふれた。

福音朗読

マタイ28・16-20

わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。

マタイによる福音

そのとき、28・16十一人の弟子たちはガリラヤに行き、イエスが指示しておかれた山に登った。17そして、イエスに会い、ひれ伏した。しかし、疑う者もいた。18イエスは、近寄って来て言われた。「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。19だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、20あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」

  • 年間第5火曜日
2月6日(火曜日)

第一朗読

列王記上8・22-23、27-30

あなたのお住まいである天にいまして耳を傾け、聞き届けて、罪を赦してください。

列王記

その日、8・22ソロモンは、イスラエルの全会衆の前で、主の祭壇の前に立ち、両手を天に伸ばして、23祈った。「イスラエルの神、主よ、上は天、下は地のどこにもあなたに並ぶ神はありません。心を尽くして御前を歩むあなたの僕たちに対して契約を守り、慈しみを注がれる神よ27あなたは果たして地上にお住まいになるでしょうか。天も、天の天もあなたをお納めすることができません。わたしが建てたこの神殿など、なおふさわしくありません。28わが神、主よ、ただ僕の祈りと願いを顧みて、今日僕が御前にささげる叫びと祈りを聞き届けてください。29そして、夜も昼もこの神殿に、この所に御目を注いでください。ここはあなたが、『わたしの名をとどめる』と仰せになった所です。この所に向かって僕がささげる祈りを聞き届けてください。30僕とあなたの民イスラエルがこの所に向かって祈り求める願いを聞き届けてください。どうか、あなたのお住まいである天にいまして耳を傾け、聞き届けて、罪を赦してください。」

答唱詩編

詩編84・2+3、4

しあわせな人、神をおそれ、主の道を歩む者。

詩編84

84・2すべてを治められる神よ、
あなたの住まいはうるわしい。
3わたしの魂は主の庭を慕い、
心とからだは生ける神にあこがれる。

4万軍の主、わたしたちの神よ、
あなたの祭壇のきわに、
すずめさえすみかを見つけ、
つばめも巣を作ってひなを育てる。

福音朗読

マルコ7・1-13

なぜ、あなたの弟子たちは昔の人の言い伝えに従って歩まず、汚れた手で食事をするのですか。

マルコによる福音

そのとき、7・1ファリサイ派の人々と数人の律法学者たちが、エルサレムから来て、イエスのもとに集まった。2そして、イエスの弟子たちの中に汚れた手、つまり洗わない手で食事をする者がいるのを見た。3――ファリサイ派の人々をはじめユダヤ人は皆、昔の人の言い伝えを固く守って、念入りに手を洗ってからでないと食事をせず、4また、市場から帰ったときには、身を清めてからでないと食事をしない。そのほか、杯、鉢、銅の器や寝台を洗うことなど、昔から受け継いで固く守っていることがたくさんある。――5そこで、ファリサイ派の人々と律法学者たちが尋ねた。「なぜ、あなたの弟子たちは昔の人の言い伝えに従って歩まず、汚れた手で食事をするのですか。」6イエスは言われた。「イザヤは、あなたたちのような偽善者のことを見事に預言したものだ。彼はこう書いている。

『この民は口先ではわたしを敬うが、
その心はわたしから遠く離れている。
7人間の戒めを教えとしておしえ、
むなしくわたしをあがめている。』

8あなたたちは神の掟を捨てて、人間の言い伝えを固く守っている。」9更に、イエスは言われた。「あなたたちは自分の言い伝えを大事にして、よくも神の掟をないがしろにしたものである。10モーセは、『父と母を敬え』と言い、『父または母をののしる者は死刑に処せられるべきである』とも言っている。11それなのに、あなたたちは言っている。『もし、だれかが父または母に対して、「あなたに差し上げるべきものは、何でもコルバン、つまり神への供え物です」と言えば、12その人はもはや父または母に対して何もしないで済むのだ』と。13こうして、あなたたちは、受け継いだ言い伝えで神の言葉を無にしている。また、これと同じようなことをたくさん行っている。」

  • 年間第5水曜日
2月7日(水曜日)

第一朗読

列王記上10・1-10

シェバの女王は主の御名によるソロモンの名声を聞き、難問をもって彼を試そうとしてやって来た。

列王記

その日、10・1シェバの女王は主の御名によるソロモンの名声を聞き、難問をもって彼を試そうとしてやって来た。2彼女は極めて大勢の随員を伴い、香料、非常に多くの金、宝石をらくだに積んでエルサレムに来た。ソロモンのところに来ると、彼女はあらかじめ考えておいたすべての質問を浴びせたが、3ソロモンはそのすべてに解答を与えた。王に分からない事、答えられない事は何一つなかった。

4シェバの女王は、ソロモンの知恵と彼の建てた宮殿を目の当たりにし、5また食卓の料理、居並ぶ彼の家臣、丁重にもてなす給仕たちとその装い、献酌官、それに王が主の神殿でささげる焼き尽くす献げ物を見て、息も止まるような思いであった。

6女王は王に言った。

「わたしが国で、あなたの御事績とあなたのお知恵について聞いていたことは、本当のことでした。7わたしは、ここに来て、自分の目で見るまでは、そのことを信じてはいませんでした。しかし、わたしに知らされていたことはその半分にも及ばず、お知恵と富はうわさに聞いていたことをはるかに超えています。8あなたの臣民はなんと幸せなことでしょう。いつもあなたの前に立ってあなたのお知恵に接している家臣たちはなんと幸せなことでしょう。9あなたをイスラエルの王位につけることをお望みになったあなたの神、主はたたえられますように。主はとこしえにイスラエルを愛し、あなたを王とし、公正と正義を行わせられるからです。」

10彼女は金百二十キカル、非常に多くの香料、宝石を王に贈ったが、このシェバの女王がソロモン王に贈ったほど多くの香料は二度と入って来なかった。

答唱詩編

詩編37・5a+6b、17b+18b

喜びに心をはずませ、救いの泉から水をくむ。

詩編37

37・5a歩む道を神にゆだねよ。
6b神は正しさを真昼のように明らかにされる。

17b神に従う人は神に支えられる。
18b彼らのゆずりはいつまでも続く。

福音朗読

マルコ7・14-23

わたしの言うことを聞いて悟りなさい。

マルコによる福音

そのとき、7・14イエスは再び群衆を呼び寄せて言われた。「皆、わたしの言うことを聞いて悟りなさい。15外から人の体に入るもので人を汚すことができるものは何もなく、人の中から出て来るものが、人を汚すのである。」17イエスが群衆と別れて家に入られると、弟子たちはこのたとえについて尋ねた。18イエスは言われた。「あなたがたも、そんなに物分かりが悪いのか。すべて外から人の体に入るものは、人を汚すことができないことが分からないのか。19それは人の心の中に入るのではなく、腹の中に入り、そして外に出される。こうして、すべての食べ物は清められる。」20更に、次のように言われた。「人から出て来るものこそ、人を汚す。21中から、つまり人間の心から、悪い思いが出て来るからである。みだらな行い、盗み、殺意、22姦淫、貪欲、悪意、詐欺、好色、ねたみ、悪口、傲慢、無分別など、23これらの悪はみな中から出て来て、人を汚すのである。」

  • 年間第5木曜日
2月8日(木曜日)

第一朗読

列王記上11・4-13

王国全部を裂いて取り上げることはしない。わが僕ダビデのゆえに、わたしが選んだ都エルサレムのゆえに、あなたの息子に一つの部族を与える。

列王記

11・4ソロモンが老境に入ったとき、彼女たちは王の心を迷わせ、他の神々に向かわせた。こうして彼の心は、父ダビデの心とは異なり、自分の神、主と一つではなかった。5ソロモンは、シドン人の女神アシュトレト、アンモン人の憎むべき神ミルコムに従った。6ソロモンは主の目に悪とされることを行い、父ダビデのようには主に従い通さなかった。7そのころ、ソロモンは、モアブ人の憎むべき神ケモシュのために、エルサレムの東の山に聖なる高台を築いた。アンモン人の憎むべき神モレクのためにもそうした。8また、外国生まれの妻たちすべてのためにも同様に行ったので、彼女らは、自分たちの神々に香をたき、いけにえをささげた。9ソロモンの心は迷い、イスラエルの神、主から離れたので、主は彼に対してお怒りになった。主は二度も彼に現れ、10他の神々に従ってはならないと戒められたが、ソロモンは主の戒めを守らなかった。11そこで、主は仰せになった。「あなたがこのようにふるまい、わたしがあなたに授けた契約と掟を守らなかったゆえに、わたしはあなたから王国を裂いて取り上げ、あなたの家臣に渡す。12あなたが生きている間は父ダビデのゆえにそうしないでおくが、あなたの息子の時代にはその手から王国を裂いて取り上げる。13ただし、王国全部を裂いて取り上げることはしない。わが僕ダビデのゆえに、わたしが選んだ都エルサレムのゆえに、あなたの息子に一つの部族を与える。」

答唱詩編

詩編130・3+4、7a+8

主は豊かなあがないに満ち、いつくしみ深い。

詩編130

130・3あなたが悪に目を留められるなら、
だれがみ前に立てよう。
4しかし、あなたのゆるしのために、
人はあなたをおそれ尊ぶ。

7aイスラエルよ、イスラエルよ、
主を待ち望め。
8主はすべての罪から、
イスラエルを救われる。

福音朗読

マルコ7・24-30

主よ、食卓の下の小犬も、子供のパン屑はいただきます。

マルコによる福音

そのとき、イエスは7・24ティルスの地方に行かれた。ある家に入り、だれにも知られたくないと思っておられたが、人々に気づかれてしまった。25汚れた霊に取りつかれた幼い娘を持つ女が、すぐにイエスのことを聞きつけ、来てその足もとにひれ伏した。26女はギリシア人でシリア・フェニキアの生まれであったが、娘から悪霊を追い出してくださいと頼んだ。27イエスは言われた。「まず、子供たちに十分食べさせなければならない。子供たちのパンを取って、小犬にやってはいけない。」28ところが、女は答えて言った。「主よ、しかし、食卓の下の小犬も、子供のパン屑はいただきます。」29そこで、イエスは言われた。「それほど言うなら、よろしい。家に帰りなさい。悪霊はあなたの娘からもう出てしまった。」30女が家に帰ってみると、その子は床の上に寝ており、悪霊は出てしまっていた。

  • 年間第5金曜日
2月9日(金曜日)

第一朗読

列王記上11・29-32、12・9

わたしはソロモンの手から王国を裂いて取り上げ、十の部族をあなたに与える。

列王記

29そのころ、ヤロブアムがエルサレムを出ると、シロの預言者アヒヤが道で彼に出会った。預言者は真新しい外套を着ていた。野には二人のほかだれもいなかった。30アヒヤは着ていた真新しい外套を手にとり、十二切れに引き裂き、31ヤロブアムに言った。

「十切れを取るがよい。イスラエルの神、主はこう言われる。『わたしはソロモンの手から王国を裂いて取り上げ、十の部族をあなたに与える。32ただ一部族だけは、わが僕ダビデのゆえに、またわたしが全部族の中から選んだ都エルサレムのゆえにソロモンのものとする。

12・9「我々はこの民に何と答えたらよいと思うか。彼らは父が課した軛を軽くしろと言ってきた。」

答唱詩編

詩編81・9+10、12+13

わたしが受けた神のことば。

詩編81

81・9「民よ、聞け、わたしの戒めを。
イスラエルよ、わたしのことばを守れ。
10おまえにほかの神があってはならない。
異国の神を拝んではならない。」

12「しかし、民はわたしの声を聞かず、
イスラエルはわたしに従わなかった。
13わたしはそのかたくなな心にまかせ、
彼らの望みのままに進ませた。」

福音朗読

マルコ7・31-37

天を仰いで深く息をつき、その人に向かって、「エッファタ」と言われた。

マルコによる福音

そのとき、7・31イエスはティルスの地方を去り、シドンを経てデカポリス地方を通り抜け、ガリラヤ湖へやって来られた。32人々は耳が聞こえず舌の回らない人を連れて来て、その上に手を置いてくださるようにと願った。33そこで、イエスはこの人だけを群衆の中から連れ出し、指をその両耳に差し入れ、それから唾をつけてその舌に触れられた。34そして、天を仰いで深く息をつき、その人に向かって、「エッファタ」と言われた。これは、「開け」という意味である。35すると、たちまち耳が開き、舌のもつれが解け、はっきり話すことができるようになった。36イエスは人々に、だれにもこのことを話してはいけない、と口止めをされた。しかし、イエスが口止めをされればされるほど、人々はかえってますます言い広めた。37そして、すっかり驚いて言った。「この方のなさったことはすべて、すばらしい。耳の聞こえない人を聞こえるようにし、口の利けない人を話せるようにしてくださる。」

  • 年間第5土曜日
2月10日(土曜日)

第一朗読

列王記上12・26-32、13・33-34

ここにヤロブアムの家の罪があり、その家は地の面から滅ぼし去られることとなった。

列王記

その日、12・26ヤロブアムは心に思った。「今、王国は、再びダビデの家のものになりそうだ。27この民がいけにえをささげるためにエルサレムの主の神殿に上るなら、この民の心は再び彼らの主君、ユダの王レハブアムに向かい、彼らはわたしを殺して、ユダの王レハブアムのもとに帰ってしまうだろう。」

28彼はよく考えたうえで、金の子牛を二体造り、人々に言った。「あなたたちはもはやエルサレムに上る必要はない。見よ、イスラエルよ、これがあなたをエジプトから導き上ったあなたの神である。」29彼は一体をベテルに、もう一体をダンに置いた。30この事は罪の源となった。民はその一体の子牛を礼拝するためダンまで行った。31彼はまた聖なる高台に神殿を設け、レビ人でない民の中から一部の者を祭司に任じた。32ヤロブアムはユダにある祭りに倣って第八の月の十五日に祭りを執り行い、自ら祭壇に上った。ベテルでこのように行って、彼は自分の造った子牛にいけにえをささげ、自分の造った聖なる高台のための祭司をベテルに立てた。

13・33この出来事の後も、ヤロブアムは悪の道を離れて立ち帰ることがなく、繰り返し民の中から一部の者を聖なる高台の祭司に任じた。志望する者はだれでも聖別して、聖なる高台の祭司にした。34ここにヤロブアムの家の罪があり、その家は地の面から滅ぼし去られることとなった。

答唱詩編

詩編78・10+11・32+33

神のわざを思い起こそう、力ある不思議なわざ。

詩編

78・10彼らは神の契約を守らず、
教えに従って歩もうとせず、
11神の行われたわざと、
示された不思議なわざを忘れ去った。

32それでも彼らは罪を犯し、
不思議なわざを信じようとしなかった。
33彼らの日々は吹き消され、
そのいのちはにわかに絶えた。

福音朗読

マルコ8・1-10

人々は食べて満腹したが、残ったパンの屑を集めると、七籠になった。

マルコによる福音

8・1そのころ、また群衆が大勢いて、何も食べる物がなかったので、イエスは弟子たちを呼び寄せて言われた。2「群衆がかわいそうだ。もう三日もわたしと一緒にいるのに、食べ物がない。3空腹のまま家に帰らせると、途中で疲れきってしまうだろう。中には遠くから来ている者もいる。」4弟子たちは答えた。「こんな人里離れた所で、いったいどこからパンを手に入れて、これだけの人に十分食べさせることができるでしょうか。」5イエスが「パンは幾つあるか」とお尋ねになると、弟子たちは、「七つあります」と言った。6そこで、イエスは地面に座るように群衆に命じ、七つのパンを取り、感謝の祈りを唱えてこれを裂き、人々に配るようにと弟子たちにお渡しになった。弟子たちは群衆に配った。7また、小さい魚が少しあったので、賛美の祈りを唱えて、それも配るようにと言われた。8人々は食べて満腹したが、残ったパンの屑を集めると、七籠になった。9およそ四千人の人がいた。イエスは彼らを解散させられた。10それからすぐに、弟子たちと共に舟に乗って、ダルマヌタの地方に行かれた。

  • 年間第6主日
2月11日(日曜日)

第一朗読

創世記3・16-19

お前のゆえに、土は呪われるものとなった。お前は生涯苦しむ。

創世記

3・16神は女に向かって言われた。
「お前のはらみの苦しみを大きなものにする。
お前は、苦しんで子を産む。
お前は男を求め
彼はお前を支配する。」
17神はアダムに向かって言われた。
「お前は女の声に従い取って食べるなと命じた木から食べた。
お前のゆえに、土は呪われるものとなった。
お前は、生涯食べ物を得ようと苦しむ。
18お前に対して
土は茨とあざみを生えいでさせる
野の草を食べようとするお前に。
19お前は顔に汗を流してパンを得る
土に返るときまで。
お前がそこから取られた土に。
塵にすぎないお前は塵に返る。」

または

レビ記13・1-2、45-46

「わたしは汚れた者です。汚れた者です」と呼ばわらねばならない。

レビ記

13・1主はモーセとアロンに仰せになった。2もし、皮膚に湿疹、斑点、疱疹が生じて、皮膚病の疑いがある場合、その人を祭司アロンのところか彼の家系の祭司の一人のところに連れて行く。

45重い皮膚病にかかっている患者は、衣服を裂き、髪をほどき、口ひげを覆い、「わたしは汚れた者です。汚れた者です」と呼ばわらねばならない。46この症状があるかぎり、その人は汚れている。その人は独りで宿営の外に住まねばならない。

答唱詩編

詩編32・5、10+11

主は豊かなあがないに満ち、いつくしみ深い。

詩編32

32・5わたしは罪をあなたに表し、
わたしのとがを隠さずに言う。
あなたはわたしの罪をゆるし、
わたしのとがを清めてくださる。

10神に逆らう者は嘆きに包まれ、
神に信頼する人は恵みにおおわれる。
11神に従う人は神のうちにあって喜べ。
心の正しい人はみな喜び歌え。

第二朗読

①コリント10・31-11・1

わたしがキリストに倣う者であるように、あなたがたもこのわたしに倣う者となりなさい。

使徒パウロのコリントの教会への手紙

皆さん、10・31あなたがたは食べるにしろ飲むにしろ、何をするにしても、すべて神の栄光を現すためにしなさい。32ユダヤ人にも、ギリシア人にも、神の教会にも、あなたがたは人を惑わす原因にならないようにしなさい。33わたしも、人々を救うために、自分の益ではなく多くの人の益を求めて、すべての点ですべての人を喜ばそうとしているのですから。11・1わたしがキリストに倣う者であるように、あなたがたもこのわたしに倣う者となりなさい。

福音朗読

マルコ1・40-45

重い皮膚病は去り、その人は清くなった。

マルコによる福音

そのとき、1・40重い皮膚病を患っている人が、イエスのところに来てひざまずいて願い、「御心ならば、わたしを清くすることがおできになります」と言った。41イエスが深く憐れんで、手を差し伸べてその人に触れ、「よろしい。清くなれ」と言われると、42たちまち重い皮膚病は去り、その人は清くなった。43イエスはすぐにその人を立ち去らせようとし、厳しく注意して、44言われた。「だれにも、何も話さないように気をつけなさい。ただ、行って祭司に体を見せ、モーセが定めたものを清めのために献げて、人々に証明しなさい。」45しかし、彼はそこを立ち去ると、大いにこの出来事を人々に告げ、言い広め始めた。それで、イエスはもはや公然と町に入ることができず、町の外の人のいない所におられた。それでも、人々は四方からイエスのところに集まって来た。

  • 年間第6月曜日
2月12日(月曜日)

第一朗読

ヤコブ1・1-11

貧しい兄弟は、自分が高められることを誇りに思いなさい。また、富んでいる者は、自分が低くされることを誇りに思いなさい。

使徒ヤコブの手紙

1・1神と主イエス・キリストの僕であるヤコブが、離散している十二部族の人たちに挨拶いたします。

2わたしの兄弟たち、いろいろな試練に出会うときは、この上ない喜びと思いなさい。3信仰が試されることで忍耐が生じると、あなたがたは知っています。4あくまでも忍耐しなさい。そうすれば、完全で申し分なく、何一つ欠けたところのない人になります。5あなたがたの中で知恵の欠けている人がいれば、だれにでも惜しみなくとがめだてしないでお与えになる神に願いなさい。そうすれば、与えられます。6いささかも疑わず、信仰をもって願いなさい。疑う者は、風に吹かれて揺れ動く海の波に似ています。7そういう人は、主から何かいただけると思ってはなりません。8心が定まらず、生き方全体に安定を欠く人です。

9貧しい兄弟は、自分が高められることを誇りに思いなさい。10また、富んでいる者は、自分が低くされることを誇りに思いなさい。富んでいる者は草花のように滅び去るからです。11日が昇り熱風が吹きつけると、草は枯れ、花は散り、その美しさは失せてしまいます。同じように、富んでいる者も、人生の半ばで消えうせるのです。

答唱詩編

詩編119・57+72、111+124

主よ、あなたは永遠のいのちのことば。

詩編119

119・57神よ、あなたはわたしのすべて。
あなたのことばをわたしは守る。
72あなたの教えはすばらしい。
すべての金銀にまさる。

111あなたのさとしはとこしえに、
わたしの宝、わたしの心の喜び。
124わたしにいつくしみを現し、
おきてを授けてください。

福音朗読

マルコ8・11-13

どうして、今の時代の者たちはしるしを欲しがるのだろう。はっきり言っておく。

マルコによる福音

そのとき、8・11ファリサイ派の人々が来て、イエスを試そうとして、天からのしるしを求め、議論をしかけた。12イエスは、心の中で深く嘆いて言われた。「どうして、今の時代の者たちはしるしを欲しがるのだろう。はっきり言っておく。今の時代の者たちには、決してしるしは与えられない。」13そして、彼らをそのままにして、また舟に乗って向こう岸へ行かれた。

  • 年間第6火曜日
2月13日(火曜日)

第一朗読

ヤコブ1・12-18

試練を耐え忍ぶ人は幸いです。

使徒ヤコブの手紙

1・12試練を耐え忍ぶ人は幸いです。その人は適格者と認められ、神を愛する人々に約束された命の冠をいただくからです。13誘惑に遭うとき、だれも、「神に誘惑されている」と言ってはなりません。神は、悪の誘惑を受けるような方ではなく、また、御自分でも人を誘惑したりなさらないからです。14むしろ、人はそれぞれ、自分自身の欲望に引かれ、唆されて、誘惑に陥るのです。15そして、欲望ははらんで罪を生み、罪が熟して死を生みます。

16わたしの愛する兄弟たち、思い違いをしてはいけません。17良い贈り物、完全な賜物はみな、上から、光の源である御父から来るのです。御父には、移り変わりも、天体の動きにつれて生ずる陰もありません。18御父は、御心のままに、真理の言葉によってわたしたちを生んでくださいました。それは、わたしたちを、いわば造られたものの初穂となさるためです。

答唱詩編

詩編19・10、13

主よ、あなたは永遠のいのちのことば。

詩編19

19・10神のことばは正しく、世々に及び、
そのさばきは真実で、すべて正しい。

13だれが自分の過ちを知り尽くすことができようか。
隠れた罪から私を清めてください。

福音朗読

マルコ8・14-21

ファリサイ派の人々のパン種とヘロデのパン種によく気をつけなさい

マルコによる福音

そのとき、8・14弟子たちはパンを持って来るのを忘れ、舟の中には一つのパンしか持ち合わせていなかった。15そのとき、イエスは、「ファリサイ派の人々のパン種とヘロデのパン種によく気をつけなさい」と戒められた。16弟子たちは、これは自分たちがパンを持っていないからなのだ、と論じ合っていた。17イエスはそれに気づいて言われた。「なぜ、パンを持っていないことで議論するのか。まだ、分からないのか。悟らないのか。心がかたくなになっているのか。18目があっても見えないのか。耳があっても聞こえないのか。覚えていないのか。19わたしが五千人に五つのパンを裂いたとき、集めたパンの屑でいっぱいになった籠は、幾つあったか。」弟子たちは、「十二です」と言った。20「七つのパンを四千人に裂いたときには、集めたパンの屑でいっぱいになった籠は、幾つあったか。」「七つです」と言うと、21イエスは、「まだ悟らないのか」と言われた。

  • 四旬節灰の水曜日
2月14日(水曜日)

第一朗読

ヨエル2・12-18

衣を裂くのではなく、お前たちの心を引き裂け

ヨエルの預言

2・12主は言われる。

「今こそ、心からわたしに立ち帰れ
断食し、泣き悲しんで。
13衣を裂くのではなく
お前たちの心を引き裂け。」

あなたたちの神、主に立ち帰れ。
主は恵みに満ち、憐れみ深く
忍耐強く、慈しみに富み
くだした災いを悔いられるからだ。
14あるいは、主が思い直され
その後に祝福を残し
あなたたちの神、主にささげる穀物とぶどう酒を
残してくださるかもしれない。

15シオンで角笛を吹き
断食を布告し、聖会を召集せよ。
16民を呼び集め、会衆を聖別し
長老を集合させよ。
幼子、乳飲み子を呼び集め
花婿を控えの間から
花嫁を祝いの部屋から呼び出せ。
17祭司は神殿の入り口と祭壇の間で泣き
主に仕える者は言うがよい。
「主よ、あなたの民を憐れんでください。
あなたの嗣業である民を恥に落とさず
国々の嘲りの種としないでください。
『彼らの神はどこにいるのか』と、
なぜ諸国の民に言わせておかれるのですか。」

18そのとき
主は御自分の国を強く愛し
その民を深く憐れまれた。

答唱詩編

詩編51・3+4、5+6cd

あなたのいぶきを受けて、わたしは新しくなる。

詩編51

51・3神よ、いつくしみ深くわたしを顧み、
豊かなあわれみによってわたしのとがをゆるしてください。
4悪に染まったわたしを洗い、
罪深いわたしを清めてください。

5わたしは自分のあやまちを認め、
罪はわたしの目の前にある。
6cdあなたがわたしをさばかれるとき、
そのさばきはいつも正しい。

第二朗読

②コリント5・20-6・2

神と和解させていただきなさい。今や恵みの時

使徒パウロのコリントの教会への手紙

皆さん、5・20神がわたしたちを通して勧めておられるので、わたしたちはキリストの使者の務めを果たしています。キリストに代わってお願いします。神と和解させていただきなさい。21罪と何のかかわりもない方を、神はわたしたちのために罪となさいました。

わたしたちはその方によって神の義を得ることができたのです。6・1わたしたちはまた、神の協力者としてあなたがたに勧めます。神からいただいた恵みを無駄にしてはいけません。2なぜなら、
「恵みの時に、わたしはあなたの願いを聞き入れた。救いの日に、わたしはあなたを助けた」
と神は言っておられるからです。今や、恵みの時、今こそ、救いの日。

福音朗読

マタイ6・1-6、16-18

隠れたことを見ておられる父が、あなたに報いてくださる

マタイによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。
6・1「見てもらおうとして、人の前で善行をしないように注意しなさい。さもないと、あなたがたの天の父のもとで報いをいただけないことになる。

2だから、あなたは施しをするときには、偽善者たちが人からほめられようと会堂や街角でするように、自分の前でラッパを吹き鳴らしてはならない。はっきりあなたがたに言っておく。彼らは既に報いを受けている。3施しをするときは、右の手のすることを左の手に知らせてはならない。4あなたの施しを人目につかせないためである。そうすれば、隠れたことを見ておられる父が、あなたに報いてくださる。

5祈るときにも、あなたがたは偽善者のようであってはならない。偽善者たちは、人に見てもらおうと、会堂や大通りの角に立って祈りたがる。はっきり言っておく。彼らは既に報いを受けている。6だから、あなたが祈るときは、奥まった自分の部屋に入って戸を閉め、隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れたことを見ておられるあなたの父が報いてくださる。

16断食するときには、あなたがたは偽善者のように沈んだ顔つきをしてはならない。偽善者は、断食しているのを人に見てもらおうと、顔を見苦しくする。はっきり言っておく。彼らは既に報いを受けている。17あなたは、断食するとき、頭に油をつけ、顔を洗いなさい。18それは、あなたの断食が人に気づかれず、隠れたところにおられるあなたの父に見ていただくためである。そうすれば、隠れたことを見ておられるあなたの父が報いてくださる。」

  • 四旬節灰の式後の木曜日
2月15日(木曜日)

第一朗読

申命記30・15-20

わたしは今日、命と幸い、死と災いをあなたの前に置く。

申命記

モーセは民に言った。30・15「見よ、わたしは今日、命と幸い、死と災いをあなたの前に置く。16わたしが今日命じるとおり、あなたの神、主を愛し、その道に従って歩み、その戒めと掟と法を守るならば、あなたは命を得、かつ増える。あなたの神、主は、あなたが入って行って得る土地で、あなたを祝福される。17もしあなたが心変わりして聞き従わず、惑わされて他の神々にひれ伏し仕えるならば、18わたしは今日、あなたたちに宣言する。あなたたちは必ず滅びる。ヨルダン川を渡り、入って行って得る土地で、長く生きることはない。19わたしは今日、天と地をあなたたちに対する証人として呼び出し、生と死、祝福と呪いをあなたの前に置く。あなたは命を選び、あなたもあなたの子孫も命を得るようにし、20あなたの神、主を愛し、御声を聞き、主につき従いなさい。それが、まさしくあなたの命であり、あなたは長く生きて、主があなたの先祖アブラハム、イサク、ヤコブに与えると誓われた土地に住むことができる。」

答唱詩編

詩編1・1ac+2、6

しあわせな人、神をおそれ、主の道を歩む者。

詩編1

1・1acしあわせな人、
罪びとの道を歩むことなく、
2神のおきてを喜びとし、
昼も夜も教えを心に留める人。

6神に従う人の集いは
神のもとにあり、
神に逆らう者の道は、
滅びへと続く。

福音朗読

ルカ9・22-25

わたしについて来たい者は、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。

ルカによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。9・22「人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺され、三日目に復活することになっている。」23それから、イエスは皆に言われた。「わたしについて来たい者は、自分を捨て、日々、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。24自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのために命を失う者は、それを救うのである。25人は、たとえ全世界を手に入れても、自分の身を滅ぼしたり、失ったりしては、何の得があろうか。」

  • 四旬節灰の式後の金曜日
2月16日(金曜日)

第一朗読

イザヤ58・1-9a

あなたが呼べば主は答え、あなたが叫べば「わたしはここにいる」と言われる。

イザヤの預言

主は言われる。

58・1喉をからして叫べ、黙すな
声をあげよ、角笛のように。
わたしの民に、その背きを
ヤコブの家に、その罪を告げよ。
2彼らが日々わたしを尋ね求め
わたしの道を知ろうと望むように。
恵みの業を行い、神の裁きを捨てない民として
彼らがわたしの正しい裁きを尋ね
神に近くあることを望むように。

3何故あなたはわたしたちの断食を顧みず
苦行しても認めてくださらなかったのか。
見よ、断食の日にお前たちはしたい事をし
お前たちのために労する人々を追い使う。
4見よ
お前たちは断食しながら争いといさかいを起こし
神に逆らって、こぶしを振るう。
お前たちが今しているような断食によっては
お前たちの声が天で聞かれることはない。
5そのようなものがわたしの選ぶ断食
苦行の日であろうか。
葦のように頭を垂れ、粗布を敷き、灰をまくこと
それを、お前は断食と呼び
主に喜ばれる日と呼ぶのか。

6わたしの選ぶ断食とはこれではないか。
悪による束縛を断ち、軛の結び目をほどいて
虐げられた人を解放し、軛をことごとく折ること。
7更に、飢えた人にあなたのパンを裂き与え
さまよう貧しい人を家に招き入れ
裸の人に会えば衣を着せかけ
同胞に助けを惜しまないこと。
8そうすれば、あなたの光は曙のように射し出で
あなたの傷は速やかにいやされる。
あなたの正義があなたを先導し
主の栄光があなたのしんがりを守る。
9あなたが呼べば主は答え
あなたが叫べば
「わたしはここにいる」と言われる。

答唱詩編

詩編51・12+13、18+19

あなたのいぶきを受けて、わたしは新しくなる。

詩編51

51・12神よ、わたしのうちに清い心を造り、
あなたのいぶきでわたしを強め、新たにしてください。
13わたしをあなたのもとから退けず、
聖なるいぶきをわたしから取り去らないでください。

18あなたはいけにえを望まれず、
はんさいをささげても喜ばれない。
19神よ、わたしのささげものはうち砕かれた心。
あなたは悔い改める心を見捨てられない。

福音朗読

マタイ9・14-15

花婿が一緒にいる間、婚礼の客は悲しむことができるだろうか。

マタイによる福音

そのとき、9・14ヨハネの弟子たちがイエスのところに来て、「わたしたちとファリサイ派の人々はよく断食しているのに、なぜ、あなたの弟子たちは断食しないのですか」と言った。15イエスは言われた。「花婿が一緒にいる間、婚礼の客は悲しむことができるだろうか。しかし、花婿が奪い取られる時が来る。そのとき、彼らは断食することになる。」

  • 四旬節灰の式後の土曜日
2月17日(土曜日)

第一朗読

イザヤ58・9b-14

安息日を喜びの日と呼ぶ。

申命記

主は言われる。

58・9b軛を負わすこと、指をさすこと
呪いの言葉をはくことを
あなたの中から取り去るなら
10飢えている人に心を配り
苦しめられている人の願いを満たすなら
あなたの光は、闇の中に輝き出で
あなたを包む闇は、真昼のようになる。
11主は常にあなたを導き
焼けつく地であなたの渇きをいやし
骨に力を与えてくださる。
あなたは潤された園、水の涸れない泉となる。
12人々はあなたの古い廃虚を築き直し
あなたは代々の礎を据え直す。
人はあなたを「城壁の破れを直す者」と呼び
「道を直して、人を再び住まわせる者」と呼ぶ。
13安息日に歩き回ることをやめ
わたしの聖なる日にしたい事をするのをやめ
安息日を喜びの日と呼び
主の聖日を尊ぶべき日と呼び
これを尊び、旅をするのをやめ
したいことをし続けず、取り引きを慎むなら
14そのとき、あなたは主を喜びとする。
わたしはあなたに地の聖なる高台を支配させ
父祖ヤコブの嗣業を享受させる。
主の口がこう宣言される。

答唱詩編

詩編86・5+6、15+16

すべての人の救いを願い、わたしはあなたを待ち望む。

詩編86

86・5神よ、あなたは恵み深く、心のひろいかた。
あなたに助けを求める人にいつくしみを注がれる。
6神よ、わたしの祈りを聞き、
願いの声に耳を傾けてください。

15神よ、あなたはあわれみに満ち、恵み深いかた。
怒るにおそく、いつくしみとまことにあふれておられる。
16あなたのしもべに力を授け、
あなたに仕える者を救ってください。

福音朗読

ルカ5・27-32

彼は何もかも捨てて立ち上がり、イエスに従った。

ルカによる福音

そのとき、イエスは、5・27レビという徴税人が収税所に座っているのを見て、「わたしに従いなさい」と言われた。28彼は何もかも捨てて立ち上がり、イエスに従った。29そして、自分の家でイエスのために盛大な宴会を催した。そこには徴税人やほかの人々が大勢いて、一緒に席に着いていた。30ファリサイ派の人々やその派の律法学者たちはつぶやいて、イエスの弟子たちに言った。「なぜ、あなたたちは、徴税人や罪人などと一緒に飲んだり食べたりするのか。」31イエスはお答えになった。「医者を必要とするのは、健康な人ではなく病人である。32わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるためである。」

  • 四旬節第1主日
2月18日(日曜日)

第一朗読

創世記9・8-15

わたしは、あなたたちと、そして後に続く子孫と、契約を立てる。

創世記

9・8神はノアと彼の息子たちに言われた。

9「わたしは、あなたたちと、そして後に続く子孫と、契約を立てる。10あなたたちと共にいるすべての生き物、またあなたたちと共にいる鳥や家畜や地のすべての獣など、箱舟から出たすべてのもののみならず、地のすべての獣と契約を立てる。11わたしがあなたたちと契約を立てたならば、二度と洪水によって肉なるものがことごとく滅ぼされることはなく、洪水が起こって地を滅ぼすことも決してない。」

12更に神は言われた。

「あなたたちならびにあなたたちと共にいるすべての生き物と、代々とこしえにわたしが立てる契約のしるしはこれである。13すなわち、わたしは雲の中にわたしの虹を置く。これはわたしと大地の間に立てた契約のしるしとなる。14わたしが地の上に雲を湧き起こらせ、雲の中に虹が現れると、15わたしは、わたしとあなたたちならびにすべての生き物、すべて肉なるものとの間に立てた契約に心を留める。水が洪水となって、肉なるものをすべて滅ぼすことは決してない。」

答唱詩編

詩編25・4+5a、8+9、10+14

すべての人の救いを願い、わたしはあなたを待ち望む。

詩編25

25・4神よ、あなたの道を示し、
その小道を教えてください。
5aあなたの真理のうちに、
わたしを導き、さとしてください。

8神はあわれみ深く正義に満ち、
罪びとに道を示される。
9神は貧しい人を正義に導き、
へりくだる人にその道を教えられる。

10契約とさとしを守る人に、
神への小道はいつくしみとまことにあふれる。
14神をおそれる人に神は心を開き、
契約を示し、さとされる。

第二朗読

①ペトロ3・18-22

洗礼は今やあなたがたをも救う。

使徒ペトロの手紙

愛する皆さん、3・18キリストは、罪のためにただ一度苦しまれました。正しい方が、正しくない者たちのために苦しまれたのです。あなたがたを神のもとへ導くためです。キリストは、肉では死に渡されましたが、霊では生きる者とされたのです。19そして、霊においてキリストは、捕らわれていた霊たちのところへ行って宣教されました。20この霊たちは、ノアの時代に箱舟が作られていた間、神が忍耐して待っておられたのに従わなかった者です。この箱舟に乗り込んだ数人、すなわち八人だけが水の中を通って救われました。21この水で前もって表された洗礼は、今やイエス・キリストの復活によってあなたがたをも救うのです。洗礼は、肉の汚れを取り除くことではなくて、神に正しい良心を願い求めることです。22キリストは、天に上って神の右におられます。天使、また権威や勢力は、キリストの支配に服しているのです。

福音朗読

マルコ1・12-15

イエスはサタンから誘惑を受けられた。天使たちがイエスに仕えていた。

マルコによる福音

そのとき、1・12〝霊〟はイエスを荒れ野に送り出した。13イエスは四十日間そこにとどまり、サタンから誘惑を受けられた。その間、野獣と一緒におられたが、天使たちが仕えていた。

14ヨハネが捕らえられた後、イエスはガリラヤへ行き、神の福音を宣べ伝えて、15「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言われた。

  • 四旬節第1月曜日
2月19日(月曜日)

第一朗読

レビ19・1-2、11-18

自分自身を愛するように隣人を愛しなさい。

レビ記

19・1主はモーセに仰せになった。

2イスラエルの人々の共同体全体に告げてこう言いなさい。

あなたたちは聖なる者となりなさい。あなたたちの神、主であるわたしは聖なる者である。

11あなたたちは盗んではならない。うそをついてはならない。互いに欺いてはならない。12わたしの名を用いて偽り誓ってはならない。それによってあなたの神の名を汚してはならない。わたしは主である。

13あなたは隣人を虐げてはならない。奪い取ってはならない。雇い人の労賃の支払いを翌朝まで延ばしてはならない。14耳の聞こえぬ者を悪く言ったり、目の見えぬ者の前に障害物を置いてはならない。あなたの神を畏れなさい。わたしは主である。

15あなたたちは不正な裁判をしてはならない。あなたは弱い者を偏ってかばったり、力ある者におもねってはならない。同胞を正しく裁きなさい。16民の間で中傷をしたり、隣人の生命にかかわる偽証をしてはならない。わたしは主である。

17心の中で兄弟を憎んではならない。同胞を率直に戒めなさい。そうすれば彼の罪を負うことはない。18復讐してはならない。民の人々に恨みを抱いてはならない。自分自身を愛するように隣人を愛しなさい。わたしは主である。

答唱詩編

詩編19・10、15

神のことばは正しく、わたしの心の喜び。神のみ旨は清く、わたしの目を開く。

詩編19

19・10神のことばは正しく、世々に及び、
そのさばきは真実、すべて正しい。

15神よ、わたしの力、わたしのあがないぬし、
わたしのことばと思いがあなたの喜びとなるように。

福音朗読

マタイ25・31-46

この者どもは永遠の罰を受け、正しい人たちは永遠の命にあずかるのである。

マタイによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。25・31「人の子は、栄光に輝いて天使たちを皆従えて来るとき、その栄光の座に着く。32そして、すべての国の民がその前に集められると、羊飼いが羊と山羊を分けるように、彼らをより分け、33羊を右に、山羊を左に置く。34そこで、王は右側にいる人たちに言う。『さあ、わたしの父に祝福された人たち、天地創造の時からお前たちのために用意されている国を受け継ぎなさい。35お前たちは、わたしが飢えていたときに食べさせ、のどが渇いていたときに飲ませ、旅をしていたときに宿を貸し、36裸のときに着せ、病気のときに見舞い、牢にいたときに訪ねてくれたからだ。』37すると、正しい人たちが王に答える。『主よ、いつわたしたちは、飢えておられるのを見て食べ物を差し上げ、のどが渇いておられるのを見て飲み物を差し上げたでしょうか。38いつ、旅をしておられるのを見てお宿を貸し、裸でおられるのを見てお着せしたでしょうか。39いつ、病気をなさったり、牢におられたりするのを見て、お訪ねしたでしょうか。』40そこで、王は答える。『はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。』

41それから、王は左側にいる人たちにも言う。『呪われた者ども、わたしから離れ去り、悪魔とその手下のために用意してある永遠の火に入れ。42お前たちは、わたしが飢えていたときに食べさせず、のどが渇いたときに飲ませず、43旅をしていたときに宿を貸さず、裸のときに着せず、病気のとき、牢にいたときに、訪ねてくれなかったからだ。』44すると、彼らも答える。『主よ、いつわたしたちは、あなたが飢えたり、渇いたり、旅をしたり、裸であったり、病気であったり、牢におられたりするのを見て、お世話をしなかったでしょうか。』45そこで、王は答える。『はっきり言っておく。この最も小さい者の一人にしなかったのは、わたしにしてくれなかったことなのである。』46こうして、この者どもは永遠の罰を受け、正しい人たちは永遠の命にあずかるのである。」

  • 四旬節第1火曜日
2月20日(火曜日)

第一朗読

イザヤ55・10−11

わたしが与えた使命を必ず果たす。

イザヤの預言

主は言われる。

55・10雨も雪も、ひとたび天から降れば
むなしく天に戻ることはない。
それは大地を潤し、芽を出させ、生い茂らせ
種蒔く人には種を与え
食べる人には糧を与える。
11そのように、わたしの口から出るわたしの言葉もむなしくは、わたしのもとに戻らない。
それはわたしの望むことを成し遂げ
わたしが与えた使命を必ず果たす。

答唱詩編

詩編34・4+5、16+18

主を仰ぎ見て、光を受けよう。主が訪れる人の顔は輝く。

詩編34

34・4心を合わせて主をあがめ、
ともにその名をたたえよう。
5主はわたしたちの祈りに心を留め、
すべての恐れを遠ざけてくださる。

16主のまなざしは正しい人に、
耳は彼らの叫びに。
18主は正しい人の声を聞き、
悩みの中から救ってくださる。

福音朗読

マタイ6・7-15

天におられるわたしたちの父よ

マタイによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。6・7あなたがたが祈るときは、異邦人のようにくどくどと述べてはならない。異邦人は、言葉数が多ければ、聞き入れられると思い込んでいる。8彼らのまねをしてはならない。あなたがたの父は、願う前から、あなたがたに必要なものをご存じなのだ。9だから、こう祈りなさい。

『天におられるわたしたちの父よ、
御名が崇められますように。
10御国が来ますように。
御心が行われますように、
天におけるように地の上にも。
11わたしたちに必要な糧を今日与えてください。
12わたしたちの負い目を赦してください、
わたしたちも自分に負い目のある人を
赦しましたように。
13わたしたちを誘惑に遭わせず、
悪い者から救ってください。』

14もし人の過ちを赦すなら、あなたがたの天の父もあなたがたの過ちをお赦しになる。15しかし、もし人を赦さないなら、あなたがたの父もあなたがたの過ちをお赦しにならない。」

  • 四旬節第1水曜日
2月21日(水曜日)

第一朗読

ヨナ3・1-10

あと四十日すれば、ニネベの都は滅びる。

ヨナの預言

3・1主の言葉が再びヨナに臨んだ。2「さあ、大いなる都ニネベに行って、わたしがお前に語る言葉を告げよ。」

3ヨナは主の命令どおり、直ちにニネベに行った。ニネベは非常に大きな都で、一回りするのに三日かかった。4ヨナはまず都に入り、一日分の距離を歩きながら叫び、そして言った。

「あと四十日すれば、ニネベの都は滅びる。」

5すると、ニネベの人々は神を信じ、断食を呼びかけ、身分の高い者も低い者も身に粗布をまとった。6このことがニネベの王に伝えられると、王は王座から立ち上がって王衣を脱ぎ捨て、粗布をまとって灰の上に座し、7王と大臣たちの名によって布告を出し、ニネベに断食を命じた。

「人も家畜も、牛、羊に至るまで、何一つ食物を口にしてはならない。食べることも、水を飲むことも禁ずる。8人も家畜も粗布をまとい、ひたすら神に祈願せよ。おのおの悪の道を離れ、その手から不法を捨てよ。9そうすれば神が思い直されて激しい怒りを静め、我々は滅びを免れるかもしれない。」

10神は彼らの業、彼らが悪の道を離れたことを御覧になり、思い直され、宣告した災いをくだすのをやめられた。

答唱詩編

詩編51・12+13、18+19

あなたのいぶきを受けて、わたしは新しくなる。

詩編51

51・12神よ、わたしのうちに清い心を造り、
あなたのいぶきでわたしを強め、新たにしてください。
13わたしをあなたのもとから退けず、
聖なるいぶきをわたしから取り去らないでください。

18あなたはいけにえを望まれず、
はんさいをささげても喜ばれない。
19神よ、わたしのささげものはうち砕かれた心。
あなたは悔い改める心を見捨てられない。

福音朗読

ルカ11・29-32

ヨナのしるしのほかには、しるしは与えられない。

ルカによる福音

そのとき、11・29群衆の数がますます増えてきたので、イエスは話し始められた。「今の時代の者たちはよこしまだ。しるしを欲しがるが、ヨナのしるしのほかには、しるしは与えられない。30つまり、ヨナがニネベの人々に対してしるしとなったように、人の子も今の時代の者たちに対してしるしとなる。31南の国の女王は、裁きの時、今の時代の者たちと一緒に立ち上がり、彼らを罪に定めるであろう。この女王はソロモンの知恵を聞くために、地の果てから来たからである。ここに、ソロモンにまさるものがある。32また、ニネベの人々は裁きの時、今の時代の者たちと一緒に立ち上がり、彼らを罪に定めるであろう。ニネベの人々は、ヨナの説教を聞いて悔い改めたからである。ここに、ヨナにまさるものがある。」

  • 聖ペトロの使徒座
2月22日(木曜日) 祝日

第一朗読

①ペトロ5・1-4

大牧者がお見えになるとき、あなたがたは栄冠を受けることになります。

使徒ペトロの手紙

愛する皆さん、5・1わたしは長老の一人として、また、キリストの受難の証人、やがて現れる栄光にあずかる者として、あなたがたのうちの長老たちに勧めます。2あなたがたにゆだねられている、神の羊の群れを牧しなさい。強制されてではなく、神に従って、自ら進んで世話をしなさい。卑しい利得のためにではなく献身的にしなさい。3ゆだねられている人々に対して、権威を振り回してもいけません。むしろ、群れの模範になりなさい。4そうすれば、大牧者がお見えになるとき、あなたがたはしぼむことのない栄冠を受けることになります。

答唱詩編

詩編23・2+3、4

主はわれらの牧者、わたしは乏しいことがない。

詩編23

23・2神はわたしを緑のまきばに伏させ、
いこいの水辺に伴われる。
3神はわたしを生き返らせ、
いつくしみによって正しい道に導かれる。

4たとえ死の陰の谷を歩んでも、
わたしはわざわいを恐れない。
あなたがわたしとともにおられ、
その鞭と杖はわたしを守る。

福音朗読

マタイ16・13-19

シモン・ペトロが、「あなたはメシア、生ける神の子です」と答えた

マタイによる福音

16・13イエスは、フィリポ・カイサリア地方に行ったとき、弟子たちに、「人々は、人の子のことを何者だと言っているか」とお尋ねになった。14弟子たちは言った。「『洗礼者ヨハネだ』と言う人も、『エリヤだ』と言う人もいます。ほかに、『エレミヤだ』とか、『預言者の一人だ』と言う人もいます。」15イエスが言われた。「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」16シモン・ペトロが、「あなたはメシア、生ける神の子です」と答えた。17すると、イエスはお答えになった。「シモン・バルヨナ、あなたは幸いだ。あなたにこのことを現したのは、人間ではなく、わたしの天の父なのだ。18わたしも言っておく。あなたはペトロ。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てる。陰府の力もこれに対抗できない。19わたしはあなたに天の国の鍵を授ける。あなたが地上でつなぐことは、天上でもつながれる。あなたが地上で解くことは、天上でも解かれる。」

  • 四旬節第1金曜日
2月23日(金曜日)

第一朗読

エゼキエル18・21-28

彼は悔い改めて、必ず生きる。死ぬことはない。

エゼキエルの預言

主は言われる。18・21「悪人であっても、もし犯したすべての過ちから離れて、わたしの掟をことごとく守り、正義と恵みの業を行うなら、必ず生きる。死ぬことはない。22彼の行ったすべての背きは思い起こされることなく、行った正義のゆえに生きる。23わたしは悪人の死を喜ぶだろうか、と主なる神は言われる。彼がその道から立ち帰ることによって、生きることを喜ばないだろうか。

24しかし、正しい人でも、その正しさから離れて不正を行い、悪人がするようなすべての忌まわしい事を行うなら、彼は生きることができようか。彼の行ったすべての正義は思い起こされることなく、彼の背信の行為と犯した過ちのゆえに彼は死ぬ。

25それなのにお前たちは、『主の道は正しくない』と言う。聞け、イスラエルの家よ。わたしの道が正しくないのか。正しくないのは、お前たちの道ではないのか。26正しい人がその正しさから離れて不正を行い、そのゆえに死ぬなら、それは彼が行った不正のゆえに死ぬのである。27しかし、悪人が自分の行った悪から離れて正義と恵みの業を行うなら、彼は自分の命を救うことができる。28彼は悔い改めて、自分の行ったすべての背きから離れたのだから、必ず生きる。死ぬことはない。」

答唱詩編

詩編130・1+2、3+4

主は豊かなあがないに満ち、いつくしみ深い。

詩編130

130・1神よ、深い淵から、
あなたに呼び、
2嘆き祈る私の声を
聞いてください。

3あなたが悪に目を留められるなら、
だれがみ前に立てよう。
4しかし、あなたのゆるしのために、
人はあなたをおそれ尊ぶ。

福音朗読

マタイ5・20-26

まず行って兄弟と仲直りをし、それから、供え物を献げなさい。

マタイによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。5・20「言っておくが、あなたがたの義が律法学者やファリサイ派の人々の義にまさっていなければ、あなたがたは決して天の国に入ることができない。

21あなたがたも聞いているとおり、昔の人は『殺すな。人を殺した者は裁きを受ける』と命じられている。22しかし、わたしは言っておく。兄弟に腹を立てる者はだれでも裁きを受ける。兄弟に『ばか』と言う者は、最高法院に引き渡され、『愚か者』と言う者は、火の地獄に投げ込まれる。23だから、あなたが祭壇に供え物を献げようとし、兄弟が自分に反感を持っているのをそこで思い出したなら、24その供え物を祭壇の前に置き、まず行って兄弟と仲直りをし、それから帰って来て、供え物を献げなさい。25あなたを訴える人と一緒に道を行く場合、途中で早く和解しなさい。さもないと、その人はあなたを裁判官に引き渡し、裁判官は下役に引き渡し、あなたは牢に投げ込まれるにちがいない。26はっきり言っておく。最後の一クァドランスを返すまで、決してそこから出ることはできない。」

  • 四旬節第1土曜日
2月24日(土曜日)

第一朗読

申命記26・16-19

あなたをあなたの神、主の聖なる民にする

申命記

モーセは民に言った。26・16「今日、あなたの神、主はあなたに、これらの掟と法を行うように命じられる。あなたは心を尽くし、魂を尽くして、それを忠実に守りなさい。17今日、あなたは誓約した。『主を自分の神とし、その道に従って歩み、掟と戒めと法を守り、御声に聞き従います』と。18主もまた、今日、あなたに誓約された。『既に約束したとおり、あなたは宝の民となり、すべての戒めを守るであろう。19造ったあらゆる国民にはるかにまさるものとし、あなたに賛美と名声と誉れを与え、既に約束したとおり、あなたをあなたの神、主の聖なる民にする』と。」

答唱詩編

詩編119・1+2a+3b、15+16

神よ、あなたのことばはわたしの足のともしび、わたしの道の光。

詩編119

119・1しあわせな人、道からそれず、
2a神の教えに従って歩む人。
3bそのさとしをとがなく守り、
神の道を歩む人。

15あなたの定めを思いめぐらし、
あなたの道に目を注ぐ。
16わたしはおきてを喜びとし、
あなたのことばを忘れない。

福音朗読

マタイ5・43-48

あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたがたも完全な者となりなさい。

マタイによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。5・43「あなたがたも聞いているとおり、『隣人を愛し、敵を憎め』と命じられている。44しかし、わたしは言っておく。敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。45あなたがたの天の父の子となるためである。父は悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださるからである。46自分を愛してくれる人を愛したところで、あなたがたにどんな報いがあろうか。徴税人でも、同じことをしているではないか。47自分の兄弟にだけ挨拶したところで、どんな優れたことをしたことになろうか。異邦人でさえ、同じことをしているではないか。48だから、あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたがたも完全な者となりなさい。」

  • 四旬節第2主日
2月25日(日曜日)

第一朗読

創世記22・1-2、9a、10-13、15-18

先祖アブラハムの献げ物

創世記

その日、22・1神はアブラハムを試された。
神が、「アブラハムよ」と呼びかけ、彼が、「はい」と答えると、2神は命じられた。
「あなたの息子、あなたの愛する独り子イサクを連れて、モリヤの地に行きなさい。わたしが命じる山の一つに登り、彼を焼き尽くす献げ物としてささげなさい。」
9a神が命じられた場所に着くと、アブラハムはそこに祭壇を築き、薪を並べた。10そしてアブラハムは、手を伸ばして刃物を取り、息子を屠ろうとした。

11そのとき、天から主の御使いが、「アブラハム、アブラハム」と呼びかけた。彼が、「はい」と答えると、12御使いは言った。

「その子に手を下すな。何もしてはならない。あなたが神を畏れる者であることが、今、分かったからだ。あなたは、自分の独り子である息子すら、わたしにささげることを惜しまなかった。」

13アブラハムは目を凝らして見回した。すると、後ろの木の茂みに一匹の雄羊が角をとられていた。アブラハムは行ってその雄羊を捕まえ、息子の代わりに焼き尽くす献げ物としてささげた。

15主の御使いは、再び天からアブラハムに呼びかけた。16御使いは言った。

「わたしは自らにかけて誓う、と主は言われる。あなたがこの事を行い、自分の独り子である息子すら惜しまなかったので、17あなたを豊かに祝福し、あなたの子孫を天の星のように、海辺の砂のように増やそう。あなたの子孫は敵の城門を勝ち取る。18地上の諸国民はすべて、あなたの子孫によって祝福を得る。あなたがわたしの声に聞き従ったからである。」

答唱詩編

詩編116・9+12、16+14

神を敬う人の死は、神の前にとうとい。救いの杯をささげ、神の名を呼び求めよう。

詩編116

116・9わたしは神の前を歩む、
神に生きる人々の中で。
12神が与えてくださったすべての恵みに、
わたしはどのようにこたえようか。

16神よ、わたしはあなたのしもべ、
あなたはわたしを救われる。
14すべての民の前に進み出て、
神に立てた誓いを果たそう。

第二朗読

ローマ8・31b-34

神はその御子をさえ惜しまれなかった。

使徒パウロのローマの教会への手紙

皆さん、8・31bもし神がわたしたちの味方であるならば、だれがわたしたちに敵対できますか。32わたしたちすべてのために、その御子をさえ惜しまず死に渡された方は、御子と一緒にすべてのものをわたしたちに賜らないはずがありましょうか。33だれが神に選ばれた者たちを訴えるでしょう。人を義としてくださるのは神なのです。34だれがわたしたちを罪に定めることができましょう。死んだ方、否、むしろ、復活させられた方であるキリスト・イエスが、神の右に座っていて、わたしたちのために執り成してくださるのです。

福音朗読

マルコ9・2-10

これはわたしの愛する子。

マルコによる福音

そのとき、9・2イエスは、ただペトロ、ヤコブ、ヨハネだけを連れて、高い山に登られた。イエスの姿が彼らの目の前で変わり、3服は真っ白に輝き、この世のどんなさらし職人の腕も及ばぬほど白くなった。4エリヤがモーセと共に現れて、イエスと語り合っていた。5ペトロが口をはさんでイエスに言った。「先生、わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです。仮小屋を三つ建てましょう。一つはあなたのため、一つはモーセのため、もう一つはエリヤのためです。」6ペトロは、どう言えばよいのか、分からなかった。弟子たちは非常に恐れていたのである。7すると、雲が現れて彼らを覆い、雲の中から声がした。「これはわたしの愛する子。これに聞け。」8弟子たちは急いで辺りを見回したが、もはやだれも見えず、ただイエスだけが彼らと一緒におられた。

9一同が山を下りるとき、イエスは、「人の子が死者の中から復活するまでは、今見たことをだれにも話してはいけない」と弟子たちに命じられた。10彼らはこの言葉を心に留めて、死者の中から復活するとはどういうことかと論じ合った。

  • 四旬節第2月曜日
2月26日(月曜日)

第一朗読

ダニエル9・4b-10

憐れみと赦しは主である神のもの。

ダニエルの預言

9・4b「主よ、畏るべき偉大な神よ、主を愛しその戒めに従う者には契約を守って慈しみを施される神よ、5わたしたちは罪を犯し悪行を重ね、背き逆らって、あなたの戒めと裁きから離れ去りました。6あなたの僕である預言者たちが、御名によってわたしたちの王、指導者、父祖、そして地の民のすべてに語ったのに、それに聞き従いませんでした。7主よ、あなたは正しくいます。わたしたちユダの者、エルサレムの住民、すなわち、あなたに背いた罪のために全世界に散らされて、遠くにまた近くに住むイスラエルの民すべてが、今日のように恥を被っているのは当然なのです。8主よ、恥を被るのはわたしたちであり、その王、指導者、父祖なのです。あなたに対して罪を犯したのですから。9憐れみと赦しは主である神のもの。わたしたちは神に背きました。10あなたの僕である預言者たちを通して与えられた、律法に従って歩むようにという主なる神の声に聞き従いませんでした。

答唱詩編

詩編130・1+2、3+4

主は豊かなあがないに満ち、いつくしみ深い。

詩編130

130・1神よ、深い淵から、
あなたに呼び、
2嘆き祈る私の声を
聞いてください。

3あなたが悪に目を留められるなら、
だれがみ前に立てよう。
4しかし、あなたのゆるしのために、
人はあなたをおそれ尊ぶ。

福音朗読

ルカ6・36-38

赦しなさい。そうすれば、あなたがたも赦される。

ルカによる福音

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。6・36あなたがたの父が憐れみ深いように、あなたがたも憐れみ深い者となりなさい。

37人を裁くな。そうすれば、あなたがたも裁かれることがない。人を罪人だと決めるな。そうすれば、あなたがたも罪人だと決められることがない。赦しなさい。そうすれば、あなたがたも赦される。38与えなさい。そうすれば、あなたがたにも与えられる。押し入れ、揺すり入れ、あふれるほどに量りをよくして、ふところに入れてもらえる。あなたがたは自分の量る秤で量り返されるからである。」

  • 四旬節第2火曜日
2月27日(火曜日)

第一朗読

イザヤ1・10、16-20

お前たちの手を洗って、清くせよ。

イザヤの預言

1・10ソドムの支配者らよ、主の言葉を聞け。
ゴモラの民よわたしたちの神の教えに耳を傾けよ。

お前たちの手を16洗って、清くせよ。
悪い行いをわたしの目の前から取り除け。
悪を行うことをやめ
17善を行うことを学び
裁きをどこまでも実行して
搾取する者を懲らし、孤児の権利を守り
やもめの訴えを弁護せよ。

18論じ合おうではないか、と主は言われる。
たとえ、お前たちの罪が緋のようでも
雪のように白くなることができる。
たとえ、紅のようであっても
羊の毛のようになることができる。
19お前たちが進んで従うなら
大地の実りを食べることができる。
20かたくなに背くなら、剣の餌食になる。
主の口がこう宣言される。

答唱詩編

詩編50・7、15+23

わたしたちは神の民、そのまきばの群れ。

詩編50

50・7わたしの民よ、聞け。
わたしはおまえに語る。
イスラエルよ、おまえを戒めよう。
わたしは神、おまえの神。

15苦悩の日にわたしを呼び求めよ。
わたしはおまえを救い、おまえはわたしをたたえる。
23感謝をささげる人は神をあがめる。
正しい道を歩む人を、神は確かに救われる。

福音朗読

マタイ23・1-12

だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。

マタイによる福音

そのとき、23・1イエスは群衆と弟子たちにお話しになった。2「律法学者たちやファリサイ派の人々は、モーセの座に着いている。3だから、彼らが言うことは、すべて行い、また守りなさい。しかし、彼らの行いは、見倣ってはならない。言うだけで、実行しないからである。4彼らは背負いきれない重荷をまとめ、人の肩に載せるが、自分ではそれを動かすために、指一本貸そうともしない。5そのすることは、すべて人に見せるためである。聖句の入った小箱を大きくしたり、衣服の房を長くしたりする。6宴会では上座、会堂では上席に座ることを好み、7また、広場で挨拶されたり、『先生』と呼ばれたりすることを好む。8だが、あなたがたは『先生』と呼ばれてはならない。あなたがたの師は一人だけで、あとは皆兄弟なのだ。9また、地上の者を『父』と呼んではならない。あなたがたの父は天の父おひとりだけだ。10『教師』と呼ばれてもいけない。あなたがたの教師はキリスト一人だけである。11あなたがたのうちでいちばん偉い人は、仕える者になりなさい。12だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。」

  • 四旬節第2水曜日
2月28日(水曜日)

第一朗読

エレミヤ18・18-20

悪をもって善に報いてもよいでしょうか。

エレミヤの預言

人々は言う。18・18「我々はエレミヤに対して計略をめぐらそう。祭司から律法が、賢者から助言が、預言者から御言葉が失われることはない。舌をもって彼を打とう。彼の告げる言葉には全く耳を傾けまい。」

19主よ、わたしに耳を傾け
わたしと争う者の声を聞いてください。
20悪をもって善に報いてもよいでしょうか。
彼らはわたしの命を奪おうとして
落とし穴を掘りました。
御前にわたしが立ち、彼らをかばい
あなたの怒りをなだめようとしたことを
御心に留めてください。

答唱詩編

詩編31・4+5、15+16a+17b

神はわたしを救われる。そのいつくしみをたたえよう。

詩編31

31・4神よ、あなたはわたしの岩、わたしの砦。
5あなたのいつくしみによってわたしを導き出し、
しかけられた網からわたしを助け出してください。
あなたはわたしの逃れ場。

15神よ、わたしはあなたにより頼む。
「あなたこそわたしの神。」
16aあなたの手にわたしの生涯をゆだねる。
17bいつくしみによって救ってください。

福音朗読

マタイ20・17-28

確かに、あなたがたはわたしの杯を飲むことになる。

マタイによる福音

20・17イエスはエルサレムへ上って行く途中、十二人の弟子だけを呼び寄せて言われた。18「今、わたしたちはエルサレムへ上って行く。人の子は、祭司長たちや律法学者たちに引き渡される。彼らは死刑を宣告して、19異邦人に引き渡す。人の子を侮辱し、鞭打ち、十字架につけるためである。そして、人の子は三日目に復活する。」

20そのとき、ゼベダイの息子たちの母が、その二人の息子と一緒にイエスのところに来て、ひれ伏し、何かを願おうとした。21イエスが、「何が望みか」と言われると、彼女は言った。「王座にお着きになるとき、この二人の息子が、一人はあなたの右に、もう一人は左に座れるとおっしゃってください。」22イエスはお答えになった。「あなたがたは、自分が何を願っているか、分かっていない。このわたしが飲もうとしている杯を飲むことができるか。」二人が、「できます」と言うと、23イエスは言われた。「確かに、あなたがたはわたしの杯を飲むことになる。しかし、わたしの右と左にだれが座るかは、わたしの決めることではない。それは、わたしの父によって定められた人々に許されるのだ。」24ほかの十人の者はこれを聞いて、この二人の兄弟のことで腹を立てた。25そこで、イエスは一同を呼び寄せて言われた。「あなたがたも知っているように、異邦人の間では支配者たちが民を支配し、偉い人たちが権力を振るっている。26しかし、あなたがたの間では、そうであってはならない。あなたがたの中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になり、27いちばん上になりたい者は、皆の僕になりなさい。28人の子が、仕えられるためではなく仕えるために、また、多くの人の身代金として自分の命を献げるために来たのと同じように。」

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バーション